疏水分線の桜
←目次 2006年1月27日から毎日更新しています。
今日は予定を変更して、琵琶湖疏水分線沿いの桜をお届けします。3か所の桜のうち、最初の二つは3月29日の撮影で、桜が散ってしまわないうちにお届けししようと思ったからです。熊野若王子神社の東に、桜花苑の上り口があります。
しばらく上ると視界が開けて、斜面に濃いピンクの桜(陽光桜)の林があります。
この桜にはそれぞれ名札が付けられていて、記念植樹されたものです。
ここからは、ある程度の見晴らしもあります。西の方
南の方
下に見えるのは、若王子取水施設です。琵琶湖疏水は、蹴上で発電所に流れる本線と北に行く分線に分けられ、その分線は南禅寺の水路閣を通ってこの取水池に流れます。
ここの桜はこの日で7分咲き程度でしたので、今日の雨で散ってしまうかも知れません。
若王子取水池を通りすぎた水は、哲学の道沿いに流れ、銀閣寺橋で西にさらに志賀越道で北に流れを変えて、「北白川疏水」と呼ばれます。その中ほどの伊織町にある「銀月アパートメント」
戦前からあるレトロな建物だけでなく、早咲きの枝垂桜でも有名です。
2階の角部屋でウクレレ教室を開いていて、その音が聞こえてきます。
疏水分線は、西北の方向に流れて北大路通、高野川を渡って、西に向きを変えて「松ヶ崎疏水」になります。一方、若王子で取水された水は配管を通って松ヶ崎浄水場まで運ばれます(左の建物)。ここからは、昨日の撮影です。
松ヶ崎浄水場の水は、市内北部に給水されています。かっては、松ヶ崎疏水の水を使っていたそうです。
疏水分線は、松ヶ崎浄水場を過ぎたあたりから南西へ方向を変え、下鴨中通で暗渠となり開渠区間は終わります。
・
かっては、京都の近代化のための水利施設として建設された琵琶湖疏水分線ですが、その目的を終えた現在でも、周辺の景観のために十分役目を果たしているといえます。
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コメント
桜といっても、いろんな種類、色があって
いろんな趣があって、いいですよね。
いろいろあって、楽しさ倍増ですよね♪
投稿: munixyu | 2015年4月 3日 (金) 13:19
銀月アパートメントいいですねぇ~~
薄暗い中に暖かい灯りがホッとするぅ
そこからウクレレってのも面白いですね
手前の道が未舗装だったら、まさに昭和な感じ
投稿: ばるさろ | 2015年4月 3日 (金) 20:39