勧修寺 桜咲く庭園
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昨日の雨で散ってしまった桜も多いと思いますが、このブログではしばらくの間、見頃の桜をお楽しみください。今日は山科の勧修寺(かじゅうじ)です(4月2日撮影)。山門までの白い築地塀には桜の木が並び、白とピンクの花が咲いていました。
勧修寺
真言宗山階派大本で、醍醐天皇の勅願寺。昌泰3年(900)天皇の生母藤原胤子追善のために創建、山号を亀甲山と称します。開山(初代住職)は承俊律師で、皇室と藤原氏にゆかりの深い寺院でした。
文明2年(1470)に兵火で焼失しましたが、徳川氏と皇室の援助で復興します。代々法親王が入寺し、門跡寺院として格式を誇りました。山門
内側から見た中門 最初に境内の東に並ぶ諸堂の間を通ります。
宸殿(京都市文化財) 元禄10年(1697)に明正天皇の旧殿を下賜されたもの。
宸殿の横を通って書院の前庭に出ます。向こうは庭園、左手前に徳川光圀(1628-1700)により寄進されたという雪見燈籠の傘石が見えます。
本堂 寛文12年(1672)に霊元天皇の仮内侍所を下賜されたもので、元は近衛家の建物だったとか。本尊の千手観音立像は、醍醐天皇の等身像と伝えられますが、現存の像は室町時代頃の作。ここには桜はありませんが、紅葉が美しいところです。
南の方に歩いて行くと
観音堂があります。昭和初期の建立だそうですが、楼閣風の美しい建物です。
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観音堂は池の畔に建っていて、池泉回遊式の庭園が広がります。
書院 貞享3年(1686)に後西天皇の旧殿を下賜されたもの、あるいは明正天皇の旧殿ともいう説もあります。
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この池は「氷室の池」と呼ばれ、杜若や蓮の花が美しいことで知られています。
平安時代には、ここに張った氷を1月2日に宮中に献上してその厚さによって五穀豊穣を占ったと言われています。
池の周りには石仏が並んでいて、西国四十八箇所巡りができるようになっています。
この池は、水鳥が多いことでも知られていて、中の島はそのねぐらになっています。
向こうの小島には、1羽の青サギが陣取っています。
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コメント
いつまでも咲き続けてほしいもんだよね。
せめて、一月。まあ、そうはいかないところが
桜なんだけどね。
投稿: munixyu | 2015年4月 6日 (月) 13:12
笑顔っぽい観音様でいいですね~~
昨日、今日と関西まででかけてました
今日は京都に居たんですが、ずっと曇天でガッカリ~(;´д` ) トホホ
今年は晴天の桜は撮れませんでした~
りせさんのブログを羨ましく見させてもらうことにします!
投稿: ばるさろ | 2015年4月 6日 (月) 20:58