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2015年3月28日 (土)

武道センター(旧武徳殿)の枝垂桜

目次  2006年1月27日から毎日更新しています。

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※写真は全てクリックで拡大します。

昨日ようやく京都の桜(ソメイヨシノ)の開花が発表されました。見頃までのしばらくの間、早咲きの桜をお届けします。今日は京都市武道センターの枝垂桜です。下の写真は武道センター本館で、武道その他の室内スポーツに利用できる総合体育館です。

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石碑は、かってこの場所に「大日本武徳会」が設立・運営していた「武道専門学校」があったことを示しています。下は、旧武徳殿で、武道の練習や競技会の会場として利用されています。以下では、簡単のため「武徳殿」とします。

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武徳殿は明治32年に建てられた大日本武徳会の本部道場で、.平安時代に大内裏にあった殿舎にちなんで名づけられました。現存する日本最古の演武場でもあります。

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伝統的和風建築をベースにしながらも、明治以後の洋風建築の影響を受けた近代和風建築といえるものです。外観は伝統的な和風建築、建物構造は洋式な設計だそうです。

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終戦後、GHQによって武道禁止令とともに大日本武徳会が解散させられ、昭和22年に武道専門学校は廃校となりました。そして、武徳殿は一時アメリカ軍に接収されました。

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その後、武道は困難な時代を迎えましたが、やがて全日本剣道連盟が結成され、昭和62年には多くの武道愛好家の援助によって武徳殿の大改修が行われました。

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そして、明治初期の大規模な木造建築であり、日本武道の歴史を物語る重要な建造物だとして、昭和58年に京都市指定文化財、平成8年に国の重要文化財に指定されました。

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下の石碑は、平成11年に全日本剣道連盟によって、武徳殿建立100年を記念して建てられたものです。碑文の意味は、読んで字のごとしとのことです。

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武徳殿の西側にある枝垂桜は、背が高くかなりの樹齢だと思われます。

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毎年3月末頃に見事な花を咲かせます。

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昨日で、6、7分咲き程度でしょうか。

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武徳殿の南側 後ろを振り返ると、

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武徳殿の正門(南門) 京都守護職屋敷の高麗門を移築したものです。 冷泉通に面していて、その後ろは京都会館工事現場のシートです。

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桜馬場通に出て

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冷泉通のバス駐車場の奥にある武徳殿の正門。武道専門学校最後の校長(雅号・野風呂)の句 「風薫る 左文右武の 学舎跡」

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☆★ 2015 桜 1」カテゴリの記事

コメント

ソメイヨシノ開花発表
ついに来ましたか。うれしい発表ですよね。
来週末ぐらいが見ごろなのかな。
ようやくいい季節になったよね♪

投稿: munixyu | 2015年3月28日 (土) 12:29

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