大豊神社 花咲く境内
←目次 2006年1月27日から毎日更新しています。
哲学の道の桜を見に行ったときに、大豊神社を訪れました。哲学の道はかなりの人出でしたが、ここに来る人はあまりいません。
鳥居の前にある「椿ヶ峰の御神水」 椿ヶ峰は神社の裏山で東山三十六峰の一つです。
大豊神社は、鹿ケ谷・法然院・南禅寺一帯の産土の神として信仰を集め、東山三十六峰の椿ヶ峰をご神体としていました。
仁和3年(887)宇多天皇の御悩平癒祈願のために、贈正一位尚侍藤原淑子(しゅくし)が勅命を奉じて、少彦名命(すくなひこなのみこと)を東山三十六峰の椿ヶ峰に奉祀して創建されました。下は拝殿
藤原淑子(838-906)は平安時代の女官で、夫・藤原氏宗の没後、後宮で采配を振るい、このあたりに山荘を持っていました。少彦名命は医薬の祖神です。
大豊神社には、後に応神天皇と菅原道真公が合祀されています。
建武の内乱や応仁の兵火などで社殿が焼失しましたが、本殿・末社・拝殿・絵馬堂が再建されました。寺務所
昭和29年には、いにしえの都の古刹として京都市の「名勝地」に指定されました。この日は枝垂桜と枝垂紅梅がそろって咲いていました(3月29日)。
本殿
大豊神社は、その末社の神獣(神の使い)でも知られています。愛宕社は、愛宕山を空から守る鳶にちなんで、「狛鳶」が守護しています。
日吉社には、比叡山延暦寺の守護神で、山を守る猿にちなんで「狛猿」。
大国社(だいこくしゃ)には、祀神の大国主命(おおくにぬしのみこと)の窮地を鼠が救ったという神話から「狛鼠」。
境内には32本の椿が植えられていて、椿の名所としても知られています。上に出てきたように、神獣の飾りにもなっています。
紫陽花、山野花なども植えられていて、それぞれの季節を彩ります。
この日は昼過ぎまで雨が降っていたので、草木や地面がまだ濡れています。
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コメント
雨の色の少し黒めの狛鼠や狛犬たち。
雨な雰囲気がまたいいよね。
投稿: munixyu | 2015年3月31日 (火) 12:07