京都御苑 桃林と厳島神社と「蛤御門の変」
←目次 2006年1月27日から毎日更新しています。
先日の梅林につづいて、京都御苑の桃林を見てきました。そのときはつぼみだった建礼門前大通の南にある梅(「黒木の梅」)が咲いていました。この梅は、九条家出身の英照皇太后が幼少のころ愛でた木を接ぎ木したものだそうです。
桃の花を見ながら、近くにある史跡を訪ねることにします。九条邸と堺町御門を挟んで向き合って立っていた鷹司邸跡です。蛤御門の変では、堺町御門から侵入した長州軍が立てこもった場所です。
今日は、「厳島神社」に入ります。平清盛が母祇園女御のため厳島神社の神を祀ったのが始まりとされます。この社は九条家の鎮守社でした。
社前の石の鳥居は笠木が唐破風で、京都三珍鳥居の一つだそうです。
向こう岸に九条家邸宅の遺構のひとつ拾翠亭
「凝華洞跡」 ここには女院御所、院御所があり後に仙洞御所としたといわれています。京都守護職松平容保は、ここを仮本陣としており、蛤御門の変ではここで幕府軍の指揮をとりました。
建礼門前大通から西の通に行くと、白雲神社のとなりに西園寺邸跡
東の方に大文字が見えます。
名前が分かりませんが、いろいろな色の桃の花が咲いていました。
向こうは御所の西南の角
蛤御門 この日は近くに行って見てきました。
門のあちこちに、蛤御門の変のときの銃弾の跡があります。
大文字がきれいに木戸におさまっています。
門からまっすぐ東に入ったところにある「むく椋の大木」、清水谷家の椋の木です。蛤御門の変で長州遊撃軍を率い戦った来島又兵衛が討死した場所です。
蛤御門のすぐ近くですので、激しい戦闘だったことが想像できます。
昨日は北風とともに氷雨も降ってきて、手がかじかんでしまいました。
それでも、ときどき青空が広がり陽が射すと、桃の花がきれいに輝いて見えました。
このあとさらに北に行くと、そこには・・・ 明日の記事に続きます。
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コメント
365日ご苦労様です。
毎日拝見させて頂いておりますよ
春ですねェ....^^
投稿: じんべい@新潟 | 2015年3月25日 (水) 05:12
梅林はよく見るけど桃林って珍しいよね。
桃の花って結構キラキラしていて綺麗ですね。
音が聞こえてきそうです♪
投稿: munixyu | 2015年3月25日 (水) 12:28
御所の中はやはり一度は行かなくては。。。と写真を見るたびに感じます~
京都三珍鳥居は伴氏社と蚕ノ社には行って来たので
あとはここの厳島神社だけ!やはり行かなくては!!
投稿: ばるさろ | 2015年3月25日 (水) 20:52