京の豪商 柏屋 「洛東遺芳館」
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洛東遺芳館 (らくとういほうかん)
京都の江戸時代の豪商「柏屋」現柏原家を母体とし昭和49年(1974)に洛東遺芳館として設立開館しました。遺芳館は「宝」じゃなくて、「芳」です。
現存の建物は宝暦13年(1763)に増築されたもので何度も大小火難を逃れ、数百年来の商家を保っています。敷地 520坪、36室の部屋を構えます。
川端通りの五条を少し下がった所にあります。 ◆地図です。
婚礼衣装、調度品など約8000点、経営記録、古文書、古書籍1万冊などが残っています。洛東遺宝館
商家伝承の古美術品、婚礼調度品、衣装等を春、秋の年2回特別公開しています。
今日の写真も、出しそびれたままのものです。(撮影:2012年春)。この時の展示はは「浮世絵・美人画」でした。
展示の「浮世絵・美人画」は明日にして、今日は江戸時代の豪商「柏屋」旧宅の室内を紹介します。
柏原家
柏原家の先祖は肥後熊本加藤清正公の家臣、柏原御右衛門と伝えられています。初代三右衛門が正保2年(1645)当所に居を構え、初め京小間物・扇子等を粥ぎ、徐々に身代を築き、寛文(1661~)頃に江戸に進出。木綿店、漆器店、紙店等を経営、豪商と称されるようになりました。明治期終り頃、東京に本拠を移しました。
ところで・・・また今、金戒光明寺(黒谷さん)のアフロ仏が人気で、訪れる人が多いそうですね。
京都新聞(←記事) ◆当ブログ「アフロ仏」記事は→こちらです。
天井が豪華な網代になっています。
2つの坪庭や雪見障子の茶室など日本文化が全て取り入れられた、贅沢な町家です。
石田幽汀 雲龍図 狩野寿石 滝龍図
箱階段、
収納性に優れた箱階段です。
明日は特別展の「浮世絵・美人画」をたっぷりお届けします。
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