檀王法林寺 だん王さんと子供たち
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三条京阪の駅前、「だん王」(だんのう)という大きな石碑があるお寺が檀王法林寺です。特別公開(10月15日のみ)とのことで訪れてみました。正式名を朝陽山 栴檀王院無上法林寺という浄土宗のお寺です。こちらが三条門
浄土宗三条派を築いた了恵上人は、亀山天皇から朝陽山の山号を賜り、洛東三条に悟真寺を創建しました(1272年)。門をくぐるとすぐに立派な楼門(望西楼)が見えます。(TOPの写真)
その後、度重なる天災・人災で焼失した悟真寺の縁地に、袋中(たいちゅう)上人が草庵を建てたのが檀王法林寺の創始です。楼門には、四天王像が安置してあります。増長天と持国天
多目天と広目天 かなり立派な像ですが、網が邪魔ではっきりと写りません。
望西楼のそばにある「鳥之供養塔」、市内で食鳥を商い生計を営む京都食鳥組合が、その霊を供養するために昭和33年に建立したとのことです。
境内には、寺が経営する保育園と夜間保育園、京都市の児童館と児童図書館があり、こどもの声が響き渡っています。
この本堂の特別公開がありました。本尊の阿弥陀如来像をはじめとする寺所蔵の文化財や袋中上人ゆかりの品々が展示してありました。袋中上人は、明で仏教を学ぶために琉球に滞在していたが叶わず、帰国して信者をたよって京都に身を寄せていました。
その後、三条大橋あたりに住む伏見次郞兵衞が深く帰依し、自宅裏の藪を拓いて草庵を結び袋中を迎えたのです。特別公開では、琉球の珍しい宝物もいくつか展示されていました。ちなみに、沖縄に伝わるエイサー踊りは袋中上人の念仏の教えの影響を受け、念仏踊りとのかかわりがあるといわれています。
本堂西には、1677年に霊元天皇の勅令により勧請された「加茂川龍神」が祀られています。八大龍王ともよばれ、晴雨を司り日照りや水難から守ってくれるということです。
こちらは西門(川端門)です。
明和3年(1766年)に有栖川音仁親王の寄進により建立され、瓦には菊の紋が入っています。
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コメント
保育園と寺。
こういう絵、いいですよね。
京都らしい、いや、京都だけの絵かも。
和みます。
投稿: munixyu | 2014年10月27日 (月) 13:25
三条京阪前の「だん王」さんのことは、よう覚えてるけどなかに入ったことはなかった。幼稚園もあるんや。
投稿: Tacchan | 2014年10月27日 (月) 15:39
★munixyuさん こんばんは♪
地所の大きいお寺と幼稚園・保育園がセットってところは結構あります。
京都の子供は、小さい時から、仏様の前で手を合わせています。
投稿: りせ | 2014年10月27日 (月) 21:21
★Taccha~n こんばんは♪
大きな大きな「だん王」という石柱は目立つよね。観光客でもほとんど来ません。
でも、立派な仁王門があって、前後4面に仁王様がおられるのは珍しいです。
知らんとこいっぱいやろ。
投稿: りせ | 2014年10月27日 (月) 21:24