宇治 黄檗山 萬福寺
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宇治では平等院の鳳凰堂や宇治上神社の修復が終わりました・・・JRのこの夏のキャンペーンが「黄檗山 萬福寺」ということで、観光客が戻って来たでしょうか。
夏も終わる頃に・・・遅ればせながら今日はその「萬福寺」です。
萬福寺は、日本三禅宗の一つ黄檗宗の大本山で、江戸時代の初めの寛文元年(1661)、中国の僧、隠元(いんげん)禅師によって開創された寺院です。建物は中国の明朝様式をとり入れた伽藍配置で、創建当時の姿を今日に伝えています。
山門を出れば 日本ぞ 茶摘み唄 菊舎尼
そうです、山門を入ればそこは中国です。
天王殿
内部には「弥勒菩薩の化身」とされる「布袋像」を安置。この像は日本で著名な半跏思惟形の弥勒菩薩像とは全く異なり、太鼓腹の布袋像として表わされている。
布袋さんって弥勒菩薩の化身なのだそうですよ。不思議。
布袋像の背後に「韋駄天像」(いだてんぞう)を安置しています。
開? (かいぱん)
魚ぱん或は魚鼓とも呼ばれます。
斎堂(食堂)前に吊るされた大きな魚板で木魚の原型。今も時を知らせています。
向こうに「雲版」(青銅製)・・・朝と昼の食事と朝課の時に打つものです。
◆萬福寺は何度も記事にしています→ ② ①(旧) かなり詳しく載せています。
大雄宝殿(だいおうほんでん) 本堂で、最大の伽藍です。
本尊は釈迦牟尼仏。両脇侍は迦葉、阿難の二尊者。
十八羅漢。ともに明朝時代の彫刻家 范道生の作です。
大陸系のお顔です。
萬福寺は龍の形に伽藍が配され、白砂は雲に見立てられているそうです。
「卍(まんじ)くずしの勾欄」です。
開山堂・法堂正面の匂欄は、卍及び卍くずしの文様になっています。これらはすでに奈良時代の法隆寺などの南都寺院に使われていますが、江戸時代初期にあらためて黄檗を通じてもたらされたものです。
右が大雄宝殿。 左が法堂、「卍くずしの勾欄」が見えます。
10回ほど記事にしたのを、簡単に簡単にしました。。。※↑詳しくは過去記事で。
京都のお寺とはまた一風違った「萬福寺」。行くときは「三室戸寺」と合わせています。平等院の鳳凰堂も綺麗になったことだし・・・秋には宇治に訪れたいと思っています。
※ブログ容量が少なくなり過ぎたため、最近の記事は写真を少なくしています。
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コメント
山門の中と外で全然違うんですね。
凄い・・・汗。
投稿: munixyu | 2014年8月28日 (木) 12:30
学生時代の思い出が一杯つまった萬福寺・・・。
いい経験をさせてもらったこと、今でも感謝です。
投稿: Tacchan | 2014年8月28日 (木) 20:51
★munixyuさん こんにちは♪
ここはほとんど観光客はおられません(この夏は多かったかも)・・・京都のお寺の雰囲気とも違っていいですよ。
投稿: りせ | 2014年8月28日 (木) 23:14
★Taccha~n こんばんは♪
萬福寺の一番古い記事読んでくれたの? 1泊しましたね。
食事の最後に、お皿にお茶を入れてタクアンで綺麗にして飲んで・・・
そのたくあんを音を立てずに食べれなくて飲み込んだのが一番の思い出です。
投稿: りせ | 2014年8月28日 (木) 23:18