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2014年8月13日 (水)

また流出、流れ橋 今後どうなるのでしょうか。 

目次 からたっぷり京都をご覧ください。2006・1・27から毎日更新。

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※写真は全てクリックで拡大します。

緑の茶畑の向こうの「流れ橋」の写真で始まりましたが・・・
先日の台風11号による大雨の影響で「流れ橋(上津屋橋)」の橋板がまた流されました。
1953年の架設以来21回目の被害で、2011年からは4年連続の流出です。

昨日のニュースでは知事が「橋の復旧に時間と費用がかかり、住民の生活に影響が出る」として、専門家を交えた委員会を設置し橋のあり方を検討するということです。
ニュース写真では橋板が全部流されて、残った橋脚に流木、草などが絡まった無残なものでした。
今日は過去2度訪れた時の流れ橋の写真でお届けします。

流れ橋は時代劇のロケ地としても知られ、過去多くの作品に登場しています。

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下の写真は2009年10月に流出、2010年6月に復旧された時の流れ橋です。

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流れ橋    正式名:上津屋橋(こうづやばし)  地図です
昭和28年(1953)3月に、淀川の支流の木津川にかけられた仮設の木造の橋。延長356メートル、幅3メートル、日本最長級の木造橋です。

当時は、水害に耐える頑丈な橋を造る費用が無い為に木材を使ったもので、水害による破損を減らすため、増水時はワイヤでつながれた橋板が浮いて流れ出し、水位の低下後に橋板を引き戻して復旧する構造になっています。

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8分割してワイヤーロープを繋留橋脚に繋ぎ止められており、その為に洪水時には筏流しのように見えます。

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橋脚は全部で73基あり、うち56基は木造ですが、城陽側の17基は昭和40年にコンクリートパイル橋脚に改築されています。

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永久橋にするには20~30億円かかるそうです。
流出の復旧でも3500万円ほどかかるらしく、それが4年連続ですから・・・「府民の税金を木津川に流しているようなものだ」・・・という方も。そうかもしれない。
修復して半年も経たないうちにまた流されるなんて・・・

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過去に2度訪れた時の記事2009年渇水時  2010年修復後

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何とものどかな景色・・・絶対に守りたい、残したい風景です。

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どうなるのでしょうね・・・

※ブログ容量が少なくなり過ぎたため、最近の記事は写真を少なくしています。

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コメント

仕組みの解説図なんか見ると随分と簡単そうですが、実際にはそうもいかないってことなんですね。こういう仕組みの橋としては大きすぎるのかもしれません。
時代劇好きとしては、なんとか存続して欲しいと思いますが。

投稿: わびすけ | 2014年8月13日 (水) 07:31

お誕生日おめでとーございます♪
流れ橋、保存が難しい文化ですよね。
お金が大きく絡んでくると、さらにね。
どうするんだろう。

投稿: munixyu | 2014年8月13日 (水) 12:30

★わびすけさん こんにちは♪
流出のシュミレーション図は優雅で綺麗・・・あんなもんじゃないんですね。
時代劇を見る限りではあれほど長い橋のイメージは無かったのですが。 
橋板を固定したらやはり全滅なのでしょうか?
残したいですね。

投稿: りせ | 2014年8月13日 (水) 17:57

★munixyuさんこんにちは♪
munixyuさんこそお誕生日おめでとうo(*^▽^*)o
私は目出度い歳は過ぎました。(*´ェ`*)
流れ橋が「仮設の橋」とは知りませんでした。
古い古い昔(時代劇の時代から)からある橋だと思っていました。私バカですね。(^-^;

投稿: りせ | 2014年8月13日 (水) 18:02

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