鴨東運河とその周辺
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蹴上あたりの琵琶湖疏水を見に行くために、東大路から疏水を遡りました。このあたりは何度も記事にしていますので、今日は途中で目に着いたものを紹介します。東大路が通る徳成橋から東の方
橋のすぐ近くに得長寿院跡の石碑があります。得長寿院は、清盛の父平忠盛が鳥羽上皇に寄進した仏堂で、現在の三十三間堂と同様の建築であったとされます。
その後に平清盛が後白川法皇に寄進した蓮華王院とともに三十三間堂とよばれ、平家の隆盛を示す建物でしたが、平家滅亡後の地震で崩壊してしまいます。
お食事中
京都会館 第1ホールの建て替えや耐震補強などの大規模改修中で、2015年度の改装オープンを目指しているとのことです。
南禅寺舟溜りから鴨川出合までの琵琶湖疏水は鴨東運河と呼ばれています。二条橋から北、向こうの橋は冷泉橋
南の方 鴨東運河に架かる橋はそれぞれ趣があります。二条橋を渡って「みやこめっせ」に寄ってみました。
京都市勧業館(みやこめっせ)の正面広場西 1988年に京都市・パリ市友情盟約締結30周年記念として、パリ市から贈られたヴァラス噴泉の複製。右は与謝野晶子歌碑「友染をなつかしむこと限りなし、春が来るため京思ふため」
京都府石材業協同組合から寄贈された源氏物語石像、第十二帖「須磨」の和歌をモチーフとしているそうです。
二条橋近くにある延勝寺跡の石碑 岡崎あたりには、院政期(11世紀末~12世紀頃)に天皇や中宮の発願で建立された6つの寺院があり、いずれも「勝」の字がつくので六勝寺(りくしょうじ)と総称されました。
また、六勝寺の一つ「成勝寺」の名が「みやこめっせ」付近の町名として残っています。
ここから運河は東西に流れます。向こうの橋は神宮道が通る慶流橋
慶流橋の手前で白川が分岐します。白川は、滋賀県の大津市山中町の山麓から西に流れ、吉田山の鹿ヶ谷付近で南西に転じます。
琵琶湖疏水が完成したため、いったん疏水と合流しこの地点で再び分岐して、「柳の白川」、「祇園白川」となって四条通の北側で鴨川に合流します。ここから三条通までの白川も風情があります。
この日は降り続いた雨も上がり、青空が広がってきました。
広道橋の手前にある「六勝寺のこみち」の石碑
正面は琵琶湖疏水記念館
南禅寺舟溜り 左から暗渠となった白川が合流しています。
春は、ここが十石舟の乗船場になり、夷川ダムまで往復します。
この後、久しぶりに琵琶湖疏水記念館に入りました。
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コメント
一番最後の白鷺と鴨?の写真が
のんびり和やかでいいですよね。
疎水のまわりには、いろんなものがあって
楽しそうですよね♪
投稿: munixyu | 2013年9月 7日 (土) 12:11
運河の写真が、いいですね。涼しそうです。鳥さんの写真が、ユーモラスです(^▽^*)
淀駅、完成したんですか!昔、私が、競馬に行っていた時、大混雑で、いつも、困りました。競馬場にいく道も、よくなったんでしょうね。
投稿: ごま | 2013年9月 7日 (土) 13:04
★munixyuさん、ごまさん こんばんは♪
いつも見てくださって、コメント有り難うございます。m(_ _)m
投稿: りせ | 2013年9月 9日 (月) 00:39