嵯峨野・竹林 野宮神社
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高台寺のライトアップの予定でしたが、変更して嵯峨野の野宮神社です。
昨日は大覚寺「嵯峨の送り火」に行って来ました。陽が落ちてから始まるので、それまでの間嵐山から嵯峨野の辺りを散策。
夜遅くに帰ってきましたので、今日は写真の少ない野宮神社にしました。
竹林の入り口から
竹林に少し足を踏み入れただけで、2-3度涼しくなったかと思うほど。
真夏の平日なのに、意外なほどに人が居ました。もしかして皆さん私と同じ行動?
野宮神社 (ののみや神社) 伊勢斎宮・源氏物語旧跡 野々宮神社
平安遷都後、嵯峨野に野宮(ののみや)という社ができました。野宮はその昔、天皇の代理で伊勢神宮にお仕えする斎王(皇女、女王の中から選ばれます)が、伊勢へ行かれる前、1年間ここに籠って精進潔斎、身を清められる習わしがあったところです。
嵯峨野の清らかな場所を選んで建てられた野宮は、黒木鳥居と小柴垣に囲まれた聖地でした。その様子は源氏物語「賢木の巻」に美しく描写されています。
黒木鳥居とは樹皮のついたままの鳥居のことで、鳥居の形式としては極めて原始的で日本最古の鳥居の様式です。
野宮神社では従来より「くぬぎ」を使用して、3年毎に建替えをしてきましたが、くぬぎが入手困難になっていた折り、香川県の会社から自然木の鳥居の寄進を受けて、平成5年に建立となりました。
鳥居の両袖の「小柴垣」はクロモジの木を用い、源氏物語をはじめ謡曲、和歌、俳句にも用いられる「黒木の鳥居と小柴垣」で昔の面影を残しています。
この「くぬぎ」は徳島県・剣山(1955m)の山麓から切り出されたもので、防腐処理をされたものです。
右下の写真を拡大して下さいね・・・既に150年分の五基の黒木鳥居が奉納され、そのうち三基が香川県の会社に保管されているのですね。
境内横の「じゅうたん苔」へ・・・
渡月橋を表しています。
橋の下の流れを表す小石が白くなって目だっていますね。
大覚寺までは、竹林、常寂光寺、祇王寺に行きました。高台寺と前後しながらお届けします。
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野宮神社を後にして少し戻って右の方向の竹林を歩きます。こちらの竹林こそが、まさに「嵯峨野の竹林」なのですが、人の数が少なくなるのです。野宮神社の前を北に向かいJRの踏切を越えて行かれる方が結構おられるのです。勿体無い。
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コメント
くぬぎって、見かけなくなりましたね。この鳥居は、素朴で、いいですね(^_-) 貴重な鳥居、大事にしたいです。
苔のおおわれて、緑のきれいなこと、見事です。
投稿: ごま | 2013年8月21日 (水) 10:31
やっぱり嵯峨野の竹林はいいですよね
みてるだけでも涼しそうでいいもんですよね♪
投稿: munixyu | 2013年8月21日 (水) 12:54
★ごまさん、munixyu さん こんばんは♪
凄く暑い日だったのに結構賑わっていて・・・若い人に人気の神社です。
それに竹林の中は少し涼しいし。
投稿: りせ | 2013年8月21日 (水) 23:27