妙心寺・塔頭 東海庵
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昨日は春の非公開文化財特別公開だったのに・・・今日はもっと前の「京の冬の旅」の非公開文化財特別公開で行ったところです。忘れ去ってしまうとこでした。
東海庵 (妙心寺・塔頭)です。12年ぶりに公開されました。(撮影:2013年3月)
東海庵は、「龍泉派」「霊雲派」「聖澤派(しょうたくは)」とともに『妙心寺四派(しは)』と呼ばれる「東海派」の本庵です。
文明16年(1484)、越前守・斉藤利国の妻・利貞尼が妙心寺の第11世住持をつとめた悟渓宗頓禅師を開祖として創建したが始まり。
悟渓は尾張の人、教を東海道にひろめ後に東海派の祖といわれました。
寺宝に狩野元信筆といわれる水墨の瀟湘八景図・絹本著色十六羅漢像(いづれも重文)等がある。
--------東海庵には趣の異なる3つの庭園があります----------
【方丈 南庭】 「白露地の庭」といわれる枯山水庭園
百坪余りの広さ、一木一草もない一面に白砂を敷き、雨落ちの中に棗(なつめ)形の手水鉢を置いたのみの庭。
【書院 西庭】 (史跡名勝)
築山と三尊石を中心とした「東海一連の庭」と呼ばれる枯山水庭園
松を植えた3つの築山は不老不死の神や、仙人が住む「蓬莱」「方丈」「瀛洲(えいしゅう)」の三神仙島一連の庭を枯山水で表現したもので、東睦宗補和尚が文化11年(1814)に作庭されました。
橋柱の手水鉢 春日型六角灯籠
自然石の一文字型手水鉢
書院横の屋根の上に・・・これは珍しいといわれる「麒麟」です。
【書院 南庭】 (坪庭) 七坪です。
石庭の前に・・・ひょこんと飛び出した棕櫚に驚いたり、
庫裏の立派さに目を見張ったり・・・
書院南庭は、白砂を敷き、直線状に並ぶ大小7個の庭石を配置した特色ある庭園
ポスターはこの庭園です。
次の特別公開がいつか?? 来れるかどうか分からないので、写真は多めです。
中央
斜めからだと、石が1つは隠れてしまうのですね。
南庭の石が直線に並ぶ白壁の向こうは・・・こんな風、井戸がありました。
特別公開で初めて訪れた寺院は、調べることが多くて・・・
忘れた訳ではないのですが、ついついタイムリーな季節の花々方を先にしてしまっています。
2年ほど前に訪れたところも2ヶ所ほどまだ・・・梅雨の時期にやってしまいます。
※いろいろ忙しくしておりますのと、古い訪問ですので今日もコメント欄は閉じさせていただきます。m(_ _)m
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