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2013年4月30日 (火)

小松谷 正林寺

目次 からたっぷり京都をご覧ください。2006・1・27から毎日更新。

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※写真は全てクリックで拡大します。

東山通の馬町から渋谷道の坂を2kmほど上がっていくと、正林寺の山門が現れます。門前には正林寺中興以前の「小松谷御坊」 「左大津道」と彫られた石柱と「小松谷地蔵尊」の祠があります。 
平重盛が小松殿と呼ばれていたのは、この小松谷に邸宅を構えていたからだといわれています。地図です

正林寺の正式名称は清涼山光明真言院正林寺という浄土宗の寺院ですが、地元では通称「小松谷 正林寺」と呼ばれています。

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平重盛は仏教に深く帰依し境内に持仏堂を建て、48体の仏に毎夕48の灯篭をともしたという灯籠堂を建立。このことから、「燈籠大臣」とも称されました。

平家没落後は九条関白兼実の別邸となり、ここに浄土宗の開祖法然上人を招いて兼実が剃髪出家。法然上人が流罪の時、弟子と別れ、この寺より出発されたという旧跡。

室町時代、応仁・文明の乱(1467-1477)によって焼失。江戸時代、正徳年間(1711-1716)、知恩院の義山が復興。1733年、僧・恵(慧)空が中興したという。
また、九条家の援助により正林寺(北野真盛辻子、現上京区)を当地に移し、小松谷坊(小松谷正林寺)を再興したという。

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平重盛邸宅跡の「積翠園」は京都専売病院、東山武田病院を経て、2014年にフォーシーズンズホテルが進出するようで、現在工事中です。

  平重盛邸宅跡の「積翠園」の記事はこちらです

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左右に出口、入口  閉まっていますが・・

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見上げると立派な龍の木彫があります。 

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目と玉は金色だったのでしょうか。

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裏面

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正林寺は

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お寺が幼稚園を経営しているところは多いですが、ここも境内は園庭になっています。

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境内に入るには門の鍵を開けて入れて頂きます。他に阿弥陀堂、山門、鐘楼などあり

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本堂はもと九条家の河原御殿内の御内仏を遷したもので、

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内には法然上人自作と伝えられる乾漆像を安置している。

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屋根の瓦を見るのも好きで・・・特に

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これは龍でしょうか。

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素晴らしい。

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大師堂

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大師堂に安置する法然上人の像は、四国の流罪から勅免をうけ帰国の際、讃岐の信者にあたえたもので、後にこの寺に移ったのである。

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左は「元五条坂、延命大弁財天社」の駒札、駒札だけ撮って延命大弁財天社は気付きませんでした(残念)。右は渋谷通りに合ったお地蔵様。

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正林寺山門前にある「小松谷地蔵尊」

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こちらは、ホテル建設の工事中の「積翠園」の現在のようす。お庭・・・桜はあるけれど・・・どうなってるんでしょうね。隙間から撮りました。工事してるのでしょうか?

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 2 東山七条 三十三間堂」カテゴリの記事

コメント

平家ゆかりの跡地が、ホテルになってしまうんですね。どんなふうな景観になるんでしょうか?楽しみでもあり、不安でもあり・・・
木彫り、瓦の龍が、両方とも、迫力がありますね。瓦の龍と梅かな?の写真が、特に、私は好きです(^_^)

投稿: ごま | 2013年4月30日 (火) 10:25

お寺が幼稚園。そういうの多いんですね。
知らんかったです。いやぁー、でもお寺の幼稚園って
いいですねぇ。和みます♪

投稿: munixyu | 2013年4月30日 (火) 12:44

桜をめでて一句

桜花
たのまれて咲く
気持ちなし
時の流れに
己が誇りと…

おそまつでした。
m(_ _)m

投稿: もうアルツ | 2013年4月30日 (火) 14:29

★ごまさん、こんばんは♪
ホテルの建設ですが・・・進んでいるのでしょうかねえ?全く静かでした。
有名なお庭もちゃんと保存できているのか、心配ですね。
木彫、瓦の龍、それぞれ素晴らしいでしょ。

投稿: りせ | 2013年5月 1日 (水) 00:35

★munixyuさん こんばんは♪
お寺が幼稚園を経営・・・多いですね。
私もそんな幼稚園に行ってましたが。
京都人は結局幼い時から仏教漬けなのかも。

投稿: りせ | 2013年5月 1日 (水) 00:37

★もうアルツさん こんばんは♪
お久しぶりですo(*^▽^*)o、お元気でしたか。
今日も素敵な詩を有り難うございます。
そうですね・・・誰に頼まれたわけでもないけれど・・・皆が喜んでくれて、桜って素晴らしいですね。
このブログも頼まれて作ってるわけではありませんが、喜んでくださっている方があってこそです。
もうアルツさん、アリガトウ。

投稿: りせ | 2013年5月 1日 (水) 00:42

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