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2012年8月21日 (火)

伏見稲荷大社 社家 荷田春満の旧宅

目次 からたっぷり京都をご覧ください。2006・1・27から毎日更新。

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※写真は全てクリックで拡大します。

荷田春満(かだのあずままろ)旧宅・・・伏見稲荷大社の宵宮祭の日、早めに来て行くつもりが、東寺で時間を取り過ぎて行けなかった処、先日行って来ました。
荷田春満の旧宅とお茶屋が「京の夏の旅」で特別公開中です。(9月30日まで)

荷田春満を祀る摂社の東丸神社
1883年(明治16)春満に正四位が贈られたのを記念して社殿を造営、創祀されました。宵宮祭の時紹介しましたが、旧宅は隣だったのですね。暗くて分かりませんでした。

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昼間の写真も1枚。折り鶴と絵馬がギッシリ。天神さんと違って、こちらはカラフル。

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荷田春満(かだのあずままろ) 1669-1736 
江戸時代前期-中期の国学者。伏見稲荷大社の社家・羽倉信詮の次男。姓は羽倉、幼名は鶴丸のち信盛、東丸と号する。通称は斎宮(いつき)。
尭延入道親王につかえたのち、江戸で幕府所蔵の和書の鑑定などに従事。享保8年(1723)京都に戻り国史・古典を究めて復古神道を唱え、僧契沖に始まる近世国学を発展させて「万葉集」「古事記」「日本書紀」研究の基礎を作りました。弟子に賀茂真淵がおり、続く本居宣長、平田篤胤と共に、国學の四大人(しうし)と言われました。

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古来伏見稲荷大社の社家は、秦姓に荷田姓が加わり、幕末には両姓の分家を合わせ15家、すなわち秦姓は11家にて神職を継ぎ、荷田姓は4家・そのうち1家が御殿預職、もう1家が目代職を世襲した。15家のうち3家は境地に居住、12家は社頭に居を列ねた。荷田春満は御殿預家の屋敷で信詮の二男として出生。

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往昔の社家が皆無に等しい中にあって、御殿預家の門、塀、神事家及び家屋の一部が現存することは誠に貴重である。竣工は元和元年(1615)大阪城落城の日であったと伝わる。素朴な素木造りの床の高い書院式建物。大正10年文部省史跡指定。

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鎮座1300年を迎えた伏見稲荷大社・楼門、朱塗りも美しく見事な姿を見せています。

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北の庭 新しく塗り終えた朱色が見事な楼門が見えます。松の緑も鮮やかです。

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式台付き玄関や花頭窓のある出書院、違棚を備えた書院式の建物。風の通り道を作るように屋敷の北と南に配された庭園が鎮座1300年に合わせて修復されました。

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何故でしょうね、撮ってさし障りのあるものは無いのですが、室内撮影は禁止。

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花七宝の花頭窓  撮影は許可を得てますが、どのブログでも掲載しておられます。

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花頭窓から見える庭は新しく造られました。亀だそうです。

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以前ここには建物があって住んでられたそうです。

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次回はお茶屋を紹介します。

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東丸神社を挟んでお茶屋があります・・・その間の道の先は「荷田東丸大人墓地参道」

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 2 伏見稲荷大社 摂社」カテゴリの記事

コメント

春満と書いて、かどままろ、なかなか、よう、読みませんわ。はるみつと思ってしまいます。昔の人の名前は、難しいです。
絵馬と折り鶴、変わった組み合わせと思いましたが、鮮やかです(^_-)
昔の建物が残っていて、いいですね(^_-) 朱色がきれいです(^_-) 窓も、華やかです(^_-) 松の緑の色もいいですね(^_-)

投稿: ごま | 2012年8月21日 (火) 08:09

折り鶴も、たくさんあると
とってもカラフルでいいよね

花頭窓から見えるカメさんは・・・
ふふっ
微妙ですなぁ♪

投稿: munixyu | 2012年8月21日 (火) 12:48

★ごまさん こんばんは♪
私も読めないですね。
お部屋から見るお稲荷さんの楼門が綺麗でしたよ。

投稿: りせ | 2012年8月21日 (火) 22:41

★munixyuさん こんばんは♪
折り鶴が綺麗だけれど・・・折ってる時間に勉強した方がいいかも。
亀さん・・・分かり易過ぎですね。

投稿: りせ | 2012年8月21日 (火) 22:44

春を「あづま」と読むのは東を「はる」と読むのに対応しているのかな、と。
皇太子を指す「東宮」を「春宮」と書いてどちらも「とうぐう」と読みますよね。
太陽の昇る東から暖かい季節が来ると感じられたのでしょうか。

投稿: わびすけ | 2012年8月23日 (木) 12:28

★わびすけさん こんばんは♪
「はる」と「あずま」ってそういう関係ですか。いやあ・・・賢くなりました。m(_ _)m
「四大人」の中でも知られて無い(私だけかも)のは名前が読めないからなのかもと思いますが・・・
地元では「東丸神社」は「とうまるさん」って言ってますから・・・

投稿: りせ | 2012年8月24日 (金) 11:06

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