2012 雪の等持院
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金閣寺を出てから「きぬかけの道」を行き・・・ちょっと寄り道・「等持院」の紹介です。
「きぬかけの路」とは
衣笠山の麓に沿って金閣寺から始まり、龍安寺を経て、御室・仁和寺に至る全約2.5kmの路です。(3月11日:京都マラソンのコースになってます)
等持院 (とうじいん) 山号:万年山 臨済宗天龍寺派 ◆場所はここです。
足利将軍家の菩提寺。
もと仁和寺の一院であったが、南北朝時代の暦応4年(興国2年・1341)に足利尊氏が夢窓国師を開山として中興し、三条高倉の等持寺の別院とした。
延文3年(正平13年・1358)尊氏の死後、その墓所となり、その法名をとって「等持院」と名づけ、のち、等持寺を合併して臨済宗天竜寺派に属するようになった。
足利氏の菩提所として堂塔伽藍は衣笠山麓に威容を誇ったが、長禄年間(1457~60)以来、しばしば火災にあって荒廃し、現在の建物は江戸・文政年間(1818~30)の建立である。
方丈 現方丈は元和2年(1616)に福島正則が妙心寺海福院から移設したもの。
方丈の西側に建つ霊光殿 (写真では左端)
霊光殿には尊氏の念持仏といわれる利運地蔵像を安置し、左右壇上には足利歴代15将軍木像と徳川家康の衣冠等身の木像を安置しています。
家康像は、家康が42歳の時に厄落としの為に作らせ、石清水八幡宮・宝蔵坊から移されたもの。
襖絵は狩野興以の作。明治維新や映画撮影で一部破損。
方丈南庭園 木の影が美しいです。
雪の花が咲いていますね。
方丈の床は「うぐいす張り」
説明は以前記事にした時に調べたのをコピーしてるから楽ちんです。 ('-^v)
庭園は東西に分かれ、西の庭は芙容池と称し衣笠山を借景にした池泉回遊式であり北側に義政公好みの茶室清漣亭があります。
「芙容池」と茶室「清漣亭」
書院から・・・緋色の毛氈の向こうに雪の「芙容池」
その向こうに夢窓国師作庭と伝える池泉回遊式庭園が広がります。
次回は広大な池泉回遊式庭園の雪景色をお届けします。
寒さが少しぶり返しましたね。風邪を召しませんように。
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コメント
いい寒晴れですよね
雪を照らす春光が美しいですよね♪
投稿: munixyu | 2012年2月28日 (火) 12:16
ここの雪景色もいいですね(^_-) 奥に、だるまさん(和尚?大師かな?)を置いた写真、好きですね(^_-) 雪の花を奥に、縁側から撮った写真もきれいです(^_-)
投稿: ごま | 2012年2月28日 (火) 12:57
雪の花すばらしいな~。
この一瞬のかがやき~。
金閣寺チョット撮らえ方が違うかなと・・・。
分かれて行動したと書いてあったっけ・・・。
投稿: Tacchan | 2012年2月28日 (火) 13:44
こんにちは♪
等持院は好きなところです。
美しい庭が雪でまぶしいような感じですね。
あの紅葉のキレイな木が、白い花が咲いたようですね^^
私は此処の庭が好きで何度か行っています。
しか~し、鴬張りは覚えが無い。トホホ
この頃は、○○大学が直ぐ近くまで押し寄せているという印象を受けました。
おっ!あ~、反撃かな???
投稿: fmk | 2012年2月28日 (火) 15:08
映画ってぇと、やはり『雁の寺』でしょうかね。
ダメじゃん、川島雄三(笑)。いや、大好きな監督なんですが。
もともとこの辺り、日本映画黎明期の撮影所があったそうで、「映画の父」マキノ省三の銅像が墓地の入口に建っていますね。
いつだったか、孫にあたる故・長門裕之さんと津川雅彦さんの兄弟がお墓参りされている写真を新聞で見た記憶があるんですが、あれも確かここじゃなかったかなぁ。
投稿: わびすけ | 2012年2月28日 (火) 18:04
★munixyuさん こんばんは♪
晴れた雪の日・・・キラキラ眩しくて。
スッキリしてて綺麗です。
投稿: りせ | 2012年2月28日 (火) 18:37
★ごまさん こんばんは♪
禅宗のお寺には玄関に大きな達磨さんがいらっしゃいます。
掛け軸も達磨さんが多く掛かっています。
融けかかってますが綺麗な雪景色ですね。
投稿: りせ | 2012年2月28日 (火) 18:41
★Taccha~n こんばんは♪
18日は朝8時過ぎから行動を起こしてから、お昼にはもう撮るに値しない状態の雪になっていたから。まさか私一人で左京区も右京区も廻ったなんて・・・「うそっ」って言われる前に書きましたよ。でも・・私だったら絶対に撮るところが撮って無いから凄く悔しいね。水面とか地面とか影とか花のアップとか・・・
投稿: りせ | 2012年2月28日 (火) 18:49
★fmkさん こんばんは♪
今回私は行きませんでしたが、去年の春に行った時の記事に「うぐいす張り」って書いてあったから。シッカリ音が出たんだと思います。
その時に大学が竹林で目立たなくなってて良かったなあと思いました。
紅葉に行きたかったけれど、忘れてたのかなあ。
投稿: りせ | 2012年2月28日 (火) 18:58
★わびすけさん こんばんは♪
水上勉「雁の寺」のお寺としては「瑞春院」ですが、「雁の寺=等持院」と信じてたのでどうも変だと納得いかなかったのですが。。。
撮影が等持院だったのですか? 映画を見てないから・・・チャンバラでもやって壊したのかと思いました。
マキノ省三さんの大きな銅像の写真を撮っています。門の前の広い所にあるんだと思います。
投稿: りせ | 2012年2月28日 (火) 19:10
『雁の寺』の舞台は等持院です。
水上勉さんは最初等持院で修行された後、訳あって瑞春院に移られたそうです。
で、等持院時代をモチーフに書かれたのが『雁の寺』ですが、陰惨な物語であるためか、劇中では「狐逢庵」という架空のお寺になっています(大徳寺に同名の塔頭寺院があるのがややこしいですが…)。
映画では、清漣亭をバックに若尾文子さん(御歳29歳!)演じるオメカケさんが主人公に語りかけるシーンなどでロケが行われてますね。
その他でも天竜寺とか、今は足湯になった嵐電嵐山駅のトイレとか、昭和36年当時の京都の様子が窺えて面白いですよ。
投稿: わびすけ | 2012年2月28日 (火) 22:14
★わびすけさん こんばんは♪
やっぱり雁の寺は等持院だったのですね。
瑞春院の雁の絵の話などがピッタリだし、「雁の寺」と言ってましたから記憶間違いかと思いました。水上勉作品は暗過ぎて苦手です。
昔の映画が古い京都の風景を写していて貴重な映像になりましたね。
投稿: りせ | 2012年2月28日 (火) 22:26