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今日は「2011 祇園祭 山鉾巡行 5」 です。
北観音山→橋弁慶山→八幡山→鯉山→役行者山→ 鈴鹿山・・・です。
今回で終わるかと思ってましたが「山はさっさと・・・」では味気ないので、装飾などもお見せしようと・・・前懸け等の見事さをお伝えする為、やりたくなかった事もしています。
北観音山
後祭りの山鉾巡行の先頭を行く山で上り観音山と言われます。
「上り観音山」ともいわれ、後の祭の山鉾巡行の先頭にたつ。山の上には楊柳観音像と
韋駄天立像を安置する。もと舁山(かきやま)であったものを後に曳山(ひきやま)に改め、その名残りとして真木には松の木が立てられています。
松の左二の枝に尾長鳥をつけるのも珍しい。
破風の彫刻は天保4年(1833)片岡友輔の作で、上水引、下水引は雲龍文及び人物風景の巧緻な刺繍である。
胴掛はトルコ花文の緞通が 用いられ、見送は雙鳳群児文(そうほうぐんこもん)の綴錦であり、欄縁などの錺金具(かざりかなぐ)の精巧さとけんらんさは一層二の山を華麗なものとして いる。
巡行の時には見送の横から観音懺法(かんのんさんぽう)の主旨にちなんで大きな柳の枝をさし出している。
橋弁慶山
ご神体は、大長刀を持った弁慶と五条大橋の欄干に片足で立つ牛若丸。舁山で唯一のくじ取らず。
謡曲「橋弁慶」より取材、弁慶と牛若丸が五条大橋で戦う姿をあらわしている。
弁慶は鎧姿に大長刀を 斜にかまえ、牛若丸は橋の欄干の擬宝珠(ぎぼし)の上に足駄で立ち片足を曲げ右手に太刀を持っている。
橋は黒漆塗で特に牛若丸の人形は足駄金具一本でこれを支えている。
弁慶は永禄6年(1563)平安大仏師康運(こううん)の銘、牛若丸は天文6年(1537)同じく 仏師康運の銘を持ち足駄金具は美濃国住人右近信国の銘がある。
八幡山(はちまんやま)
山の上には、町内に祀られている八幡宮を勧請。山鉾巡行時には、朱塗りの鳥居に二羽の鳩が向かい合ってとまっている。
やりたくなかったことってこれです。人のからだを思いっきり切り取りました。w(゚o゚)w
鯉山(こいやま)
ご神体は1m半にもなる鯉で、黄河龍門の滝を登った鯉は竜になるという中国の故事「登龍門」に由来する。
山の上に大きな鯉が跳躍しており、龍門の滝をのぼる鯉の奔放な勇姿をあらわしている。
御神体の鯉は全長1メートル50に及ぶ木彫の見事なもので名工左甚五郎作と伝えられている。
前懸・胴懸・水引・見送は、16世紀ベルギー製タペストリーでイーリアス物語の場面を描写している。
鯉山の周囲を飾る毛緞は、B・Bのイニシアルに依って、16世紀にベルギーのブリュッセルで織られた壁掛であることが判明した。もとは一枚の壁掛から「見送り」「胴掛」「前掛」「水引」が作られている。
また、この壁掛の図柄は、最近の調査に依り古代ギリシャの詩人ホーマー作で、トロイ戦史を綴った叙事詩「イリアッド」物語の中のプリアモス王と后がゼウスの神に鳥占いを乞うという重要な場面を描いたものであるといわれている。
このように鯉山の毛綴は世界的にみても極めて重要なもので国の重要文化財に指定されている。
役行者山(えんのぎょうじゃやま)
ご神体は、役行者(中央)・一言主神(赤熊)・葛城神(女体)。役行者が一言主神を使って葛城山と大峰山の間に石橋を懸けた伝承に由来する。
思いっきりカットして、タペストリーを大きくしました。
鈴鹿山(すずかやま)
鈴鹿権現をまつる。伊勢国鈴鹿山で道ゆく人々を苦しめた悪鬼を退治した鈴鹿権現(瀬織津姫命(せおりつひめのみこと))を、金の烏帽子をかぶり手に大長刀を持つ女人の姿であらわしている。後の山には退治された悪鬼の首をあらわす赤熊(しゃぐま)が置かれてる。山に立つ松には鳥居、 松、木立と宝珠を描いた絵馬がつけられるのも珍らしく、巡行後に盗難除けの御符としても授与される。
前掛は平成元年新調、黄砂の道と称する駱駝の図。胴掛は平成11年(1999)新調の桜図綴織と平 成13年(2001)新調の紅葉図綴織は共に今井俊満氏原画。
長く続いた「山鉾巡行」・・あと一回になりました。お付き合い宜しく。
風景をバッサリ切り取るのは好きなのですが、「人物を切る」というのはどうも苦手で。・・・恐いというか、「人を斬るなんて!!」・・・!!(゚ロ゚屮)屮・・・
・・・で、小さく写ってる人でも、出来るだけ身体を斬らないように切り取っていました。でも写真としては面白く無いんですよね。アップは訴える力があるし、詳細が分かるし。
今日は思い切って人を胴からバッサリしました。
写っている舁き手の皆様ゴメンナサイ。m(_ _)m 今までも何度か切ってはいますが、辛いんですよ。足先を切っただけでも・・・あ~痛い!!って、慌てることがあります。
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明日は山鉾巡行の最後、黒主山からになります。
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