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2011年10月 3日 (月)

金福寺 2 芭蕉庵

目次 からたっぷり京都をご覧ください。2006・1・27から毎日更新。

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写真は全て拡大します。

昨日に続き金福寺です。
金福寺の入口にある、村山たか女が奉納したとされる弁天堂。

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村山たか(村山たか女)
1809年(文化6年)、近江国犬上郡多賀町で、多賀大社にあった寺坊尊勝院の娘として生まれる。生後すぐに寺侍村山氏に預けられ、18歳の時に当時の藩主である井伊直亮の侍20歳になり京都に上って、祇園で芸妓となり、その際男子をもうけるが、私生児であった為に自らが引き取り生まれ故郷の彦根に戻る。その際彦根城下で蟄居生活を過ごしていた井伊直弼と出会い、その数年後直弼が長野主膳と出会いたかとも深い関係になったとされる。やがて直弼が大老となり、江戸に移った後二人は別れたとされるが、安政の大獄の際には京都にいる倒幕派の情報を江戸に送るスパイとなり大獄に大きく加担した。日本の政権に属した女性工作員としては史上初めて名をとどめる存在である。
1860年(安政7年)の桜田門外の変で直弼が暗殺された後、1862年(文久2年)に尊王攘夷派の武士に捕らえられ三条河原に3日3晩晒されたが、女性ということで死罪を免れた。
その後金福寺で出家し妙寿尼と名乗り、1876年(明治9年)亡くなった。墓は金福寺の本寺である円光寺(圓光寺)にあり、金福寺には詣り墓がある。

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たか女のお墓のある圓光寺はこちらです。紅葉の頃に訪れたもの。

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芭蕉庵の方へゆきます。

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芭蕉庵の屋根

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芭蕉庵から

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芭蕉庵
庭園の東側に立つ茅葺き屋根の庵で、内部は千利休が造った待庵に似た三畳台目の茶室となっている。

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元禄時代に鐡舟和尚と親交の深かった松尾芭蕉が京都を旅行した際に滞在したことで知られ、周辺の住民によって芭蕉庵と呼ばれるようになったが、後に形がないほど荒廃したために、芭蕉を敬慕する与謝蕪村とその一門によって、1776年(安永5年)再興された。

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与謝 蕪村の墓

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与謝 蕪村(よさ ぶそん、よさの ぶそん) 江戸時代中期の日本の俳人、画家。

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 3 詩仙堂 曼殊院 比叡山麓」カテゴリの記事

コメント

おっはよう!

りせさんのブログにめっちゃ恋してます。

自分の場合は詩仙堂に感激すると、隣は

無視する傾向があります、手前の金福は

尾上松録、奥の八大は中村錦ノ助高倉健

のポスターなど入り口の手入れが悪いと

拒否反応が出ます。その点全部廻るりせさん

凄過ぎます、なぜか後で後悔してる自分がいます。

拝観料をケチる気は無いんですが・・・反省

昨日は宇治のほうでお茶をよばれにいきました。

三室戸寺界隈の散策でした、それではまた・・

投稿: uzu | 2011年10月 3日 (月) 09:13

女性スパイって、すごいですね。昔は、刑罰は、きついです。晩年は、どんな心境だったのかなと思います。
茅葺きと障子がいいですね(^_-) 日本の美と感じます。
与謝蕪村、才能が豊かで、作品は、国宝になって、素晴らしいです。

投稿: ごま | 2011年10月 3日 (月) 10:19

「前略でいきなり咲きし彼岸花」とは、
上手いこと表現されてるね。感心感心・・・。

投稿: Tacchan | 2011年10月 3日 (月) 13:15

なんだろう
しめったような、くらいような
でも、あかるいような

ちょっとした異空間を感じますよね♪

投稿: munixyu | 2011年10月 3日 (月) 13:18

こんにちは
2日間懐かしく拝見しました。有難うございました。
サツキの刈り込みや茅葺屋根の散りモミジの印象が強いのですが白砂と桔梗、萩のコラボは静かさが伝わってきて初秋の金福寺もいいですね。
 ドラマを両親が毎週楽しみに見ていたので思わず発してしまいました(私は殆ど覚えていません)・・・でも私、皆さんの中では多分最年長でしょう。
これからもずっと京都大好き人間でいたいし、まだまだ京都旅行をしていきたい。そんな私の旅手引き書になって下さいね。

投稿: Taeko | 2011年10月 3日 (月) 14:35

最高! 最後の写真のニャンコ、りせさんを見てる
視線を追ってみたら・・・りせさん

草庵、お寺、昔の障子と縁側の家って、横殴りの雨や台風を
どうやってしのいだのかしら?
雨戸ったって 密閉度低そうだし・・・

投稿: ゆっこ | 2011年10月 3日 (月) 14:45

★uzuさん こんにちは♪
私にも嫌だと感じるお寺はありますよ。今のところ3つくらい。
受付に座ってらっしゃる方がどうも高飛車だと、二度と来たくないですね。(そのお寺の方ですね)
そういう処ほど人気のお寺だったりして、四季を通じて行ってますけれど、本当は行きたくない。
そういうところがuzuさんお好きかもしれませんよ。
最近「宇治のお茶」の秀吉がらみでやってましたね。お茶は宇治、お酒は伏見です。
明日も行かれますか・・・(o^-^o)

投稿: りせ | 2011年10月 3日 (月) 18:34

★ごまさん こんにちは♪
Wikipediaや駒札をコピーしてるだけだから・・・
私も勉強中です。

投稿: りせ | 2011年10月 3日 (月) 18:37

★Taccha~n こんにちは♪
もう稲刈りが終わってるのに緑の田んぼだと・・・季節外れ。
今はこの状態かな?

投稿: りせ | 2011年10月 3日 (月) 18:40

★munixyuさん こんにちは♪
山の中腹にある芭蕉庵、とっても素敵です。
景色も良いですしね。
芭蕉庵の中は入れないけれど、あの中だとどんな気分になるんだろうか。

投稿: りせ | 2011年10月 3日 (月) 18:45

★Taekoさん こんにちは♪
今回の金福寺は会の方々と一緒だったので写真を撮る時間が充分じゃ無かったので、良い写真が無いかと思います。
桔梗が咲いていたのが意外でとっても嬉しかったです。
大河ドラマは見たとは思いますが、もう忘却の彼方です。でも、原作を読んでみたくなりました。
爽やかな季節になりました。好天気も続くって言ってます。秋の観光シーズン到来ですね。

投稿: りせ | 2011年10月 3日 (月) 18:54

★ゆっこさん こんにちは♪
金福寺で猫ちゃんに会える確率は高いです。
早々と日向ぼっこしてました。
雨戸ガラガラだと思いますよ。縁先は濡れ放題。
古知谷の阿弥陀寺の本堂で大雨に遭った時、雨戸が閉められていました、本堂が古くて傾いていて隙間がありました。文化財保存、大変なことだと思いました。

投稿: りせ | 2011年10月 3日 (月) 19:03

こんばんは、りせさん。
緑あふれる芭蕉庵、風情ある佇まいですね。
村山たかさん、たいへんな人生を送られたんやね。
今日は、姫路の最奥にある「奥播磨かかしの里」に行って来ました。後ろ姿とかは人と間違えそうなリアルなかかしさんたちでした。

投稿: さらそーじゅ | 2011年10月 3日 (月) 22:33

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