御所 拾翠亭と百日紅（さるすべり） ２

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今日は御所の南西に位置する拾翠亭（茶室）です。

拾翠亭（しゅすいてい）
この建物は今から２００年ほど前、江戸後期に建てられたと伝えられています。
五摂家の一つであった九條家の別邸として使用されたもので、茶会や歌会の社交の場として利用されました。

数寄屋風の書院造りで、二層からなり、屋根の頂きには一対の鯱とその下にんは九条家の家紋を形どった鬼瓦が飾りとしておかれています。
外周りには縁高欄といわれる手摺りが施されており、屋根の形は入母屋造で瓦葺と一部杮葺（こけらぶき）。

鯱　　可愛い顔で頑張ってますね。

今日は主にサルスベリの咲く風景にします。

◆室内の写真と説明は・・・→こちらの記事で見ていただきますように。

◆九条池と四阿（あずまや）の過去記事は→こちらです。

※サルスベリの咲く時期と緑濃い時期の拾翠亭・・・違った趣がありますので、過去記事と比べて見てくださいね。

「拾翠」の名前には　緑の草花を拾い集めるという意味が込められています。

「翠」の字には緑のカワセミの意味があり、かつてこの池に数多くのカワセミが飛来したことから「拾翠」と名付けられたともいわれる。

池の中の石の上の白いものは・・・

・・・アヒルちゃん。

高倉橋　（明治１５年竣工）　　サルスベリ（百日紅　猿滑）が綺麗です。

四阿（あずまや）が見えています。

茶室は十畳広間と、ほたる壁の小間があります。

２階

２階からの九条池

九条池はその形から「勾玉池」（まがたまいけ）とも呼ばれています。

◆２階の室内も上記のリンクで見ていただきますように。（下は丁子七宝）

外に出て・・・四阿（あずまや）の中。拾翠亭の障子は全て「石垣貼り」です。

以前の写真では分かりませんでしたが・・・獅子ですね。

拾翠亭の翠は翡翠の翠でもありますね。

向こうに廻って・・・池の方に行ってみます。

拾翠亭から見た厳島神社

　拾翠亭　◆場所はここです。 Tel  075-211-6364 （京都御苑）
　　　　参観日：３月１日～１２月２７日の毎週金曜日、土曜日　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（葵祭、時代祭、春秋の御所一般公開日）
　　　　参観料：１００円　　　　時間：９時～４時

　　　※現在、拾翠亭は茶会、句会、謡曲等の会合に利用出来ます。

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外に出ると・・・大きなサルスベリの木（昨日の記事の木です）