龍安寺 方丈庭園 (石庭)
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夏の朝に龍安寺に行くと・・・思ってもみませんでしたが無人の石庭を見ることが出来ました。朝といっても9時ですが。(今の時期の開門は8時です)
開門一番に行かなくてはこのような景色が見れないと思っていました。
龍安寺 方丈庭園 枯山水の「石庭」として有名です。
三方を油土塀で囲み、長方形の敷地の中に白砂を敷き、一木一草も用いず、15個の自然石を配しています。(東西約25m 南北約10m)
作庭は室町時代と推定されますが、作者は「相阿弥説」が長く信じられてきましたが、いぜん謎のままだそうです。
一見水平に見える石庭ですが、長い塀は手前に向かって低くすることで排水を考慮した工夫がされています。
また、奥にある短い塀は手前より向こうが低くなるように作らており。視覚的に奥行きを感じさせる遠近法を利用しています。
石庭は、渓流を虎が子を連れて渡る様に見えるため、「虎の子渡しの庭」と呼ばれ、15の石が東から7・5・3で構成されており「七・五・三の庭」とも呼ばれています。
「虎の子渡し」という中国の説話とは・・・
虎は、3匹の子どもがいると、そのうち1匹は必ずどう猛で、子虎だけで放っておくと、そのどう猛な子虎が他の子虎を食ってしまうという。そこで、母虎が3匹の虎を連れて大河を渡る時は次のようにする。母虎はまず、どう猛な子虎を先に向こう岸に渡してから、いったん引き返す。次に、残った2匹のうち1匹を連れて向こう岸に行くと、今度は、どう猛な子虎だけを連れて、ふたたび元の岸に戻る。その次に、3匹目の子虎を連れて向こう岸へ渡る。この時点で元の岸にはどう猛な子虎1匹だけが残っているので、母虎は最後にこれを連れて向こう岸へ渡る。つまり、3匹の子虎を渡すのに3往復半するわけである。
また、大海や雲海に浮かぶ島々や高峰、また中国の五岳や、禅の五山の象徴とも。。。観る人により自由に様々な鑑賞ができます。
15個の石は、庭をどちらから眺めても、必ず1個は他の石に隠れて見えないように設計されているといいます。また、中の部屋から1ヶ所だけ15個の石すべてが見える位置があるそうです。
ここから見るのも趣が違って見えます。
個々の石を見てみます。ここは5個 大きな石の右後ろに少し見えています。 (右上の石は正面の石として次に)
2個
3個
右端は3個です。分かりますか・・・大きな石の右後ろにぺったんこの小さな石。
5+2+2+3+3=15個 15個見えました。
今日の説明は過去記事の「龍安寺 石庭」をそのままコピーしました。
本日より夏休み・・・ちょっと留守にします。帰宅は13日です。ブログは、タイマーセットで毎日更新致します。皆さまも楽しい夏休みを。
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コメント
龍安寺
京都で一番好きな場所です
いつか、春に伺えるといいなぁ~っと楽しみにしています。
りせさん、素敵な夏休みが過ごせますように
投稿: サブリナ♪ | 2011年8月11日 (木) 05:57
無人の石庭
ええですなぁ 夏ですよね
雰囲気がいいよね♪
投稿: munixyu | 2011年8月11日 (木) 12:32
暑いですからねぇ…。
この時期の寺参りは貸しきり状態になることがままあります(笑)。
意外とお堂の中って快適なんですが。
投稿: わびすけ | 2011年8月11日 (木) 12:43
そちらは、涼しいでしょうか?
無人の庭は、いいですね。石も、個性があるのでしょうね。
母虎の知恵に、びっくりしました。推理の問題みたいで、おもしろいです。
コメントの返事、気にしないでくださいね。毎日、返事をもらって、ありがとうございましたm(__)m
投稿: ごま | 2011年8月11日 (木) 15:31
無人のお庭、良いですね。
挑戦してみようかしら。
良い夏休みを。
投稿: 金魚 | 2011年8月11日 (木) 16:16
こんにちは、りせさん。
昔、夫と行きました。定期観光バスで。
石庭はちっとも変わらないけれど、若くてスリムだった夫と私は・・・
時の流れの早さに驚くばかりです。
投稿: さらそーじゅ | 2011年8月11日 (木) 18:31
こんばんは、キャロルです。
どうもこの龍安寺の石庭は、今日こうしてくわしく御説明を読んで眺めても、理解できないのです。
龍安寺も行ったことあるんです。大勢の観光客の中にまぎれてまじまじと石庭を眺めましたがどうも…でした。
それに龍安寺って木がうっそうと生い茂っていて、森の中にいるようでしたね。でも、毎回毎回僕の行ったところを出して下さって楽しいです。そのうち京都を征服したいですね。
投稿: キャロル | 2011年8月11日 (木) 20:29
こんばんは!
上高地へようこそ!
夏の信州をお楽しみ頂けているのでしょうか?
お出で頂きましてありがとう御座います。
県民を代表して私めが御礼申し上げます(笑)
松本は今日も暑かったのですが、上高地は爽やかだった事と思います。
引き続きお楽しみ頂けたらと思います。
龍安寺へは、春と秋の両方行きました。
特に秋の紅葉が忘れられません。
容鏡池の周りの桜の紅葉もキレイでした。
石庭は、15個見つけられませんでした。
今度覚えたから確認したいです。何時の事になるのやら・・。
あー、あー、神戸がぁー・・・
投稿: fmk | 2011年8月11日 (木) 23:13
★サブリナ♪さん ただいまです♪
龍安寺の石庭を独り占めで見れるのは格別でした。
いやあ~京都は暑いです。
あっさり夏休みは終わってしまいました。
投稿: りせ | 2011年8月14日 (日) 01:39
★munixyuさん ただいまです♪
munixyuさんのお誕生日でもある今日・・・やっと間にあって伺いました。
お誕生日おめでとうヽ(´▽`)/
投稿: りせ | 2011年8月14日 (日) 01:42
★わびすけさん こんばんは♪
真夏と真冬の観光客は外人さんが多いですね。
この日も帰りがけに欧米のツアーの方がどっと来られました。
方丈の床が夏の太陽で焼けつくところがありますが、ここも太陽が上がって来たら座ってられるかどうかですね。
投稿: りせ | 2011年8月14日 (日) 01:49
★ごまさん ただいまです♪
虎の子渡しの説話・・・賢いですね・・・でもそれを石庭ではどう表現されているのかが私には分かりません。
お寺の庭に虎のお話というのも面白いですね。
投稿: りせ | 2011年8月14日 (日) 01:55
★金魚さん こんばんは♪
やはり朝のうち、陽が高くならないうちです。
睡蓮も朝のうちなら綺麗に開いている筈ですから。
投稿: りせ | 2011年8月14日 (日) 01:59
★さらそーじゅさん こんばんは♪
時の流れは早いもの・・・ブログを作り始めた頃は、真夏に何軒も廻ってましたが、今はうちの中。
あの頃の元気さが不思議です。
投稿: りせ | 2011年8月14日 (日) 02:03
★キャロルさん こんばんは♪
虎の子渡し・・・どの石がどの場面かとか分かりません。西賀茂の正伝寺は「獅子の児渡し」ですが、こちらは石じゃなくサツキ(ツツジかな?)です。益々分かりませんよ。
話を知らなかったら、サツキの上を獅子の児が楽しく飛んで渡るのかしら?・・・って、最初思いましたもの。
石庭の土塀は数年前に新しくなりましたが、今はすっかり落ち着いた色になってます。
投稿: りせ | 2011年8月14日 (日) 02:11
★fmkさん ただいまです♪
天気予報をずっと前から見ていて、この日にしました。
12日は最高のお天気に恵まれ、朝は雲一つなく、1日中綺麗な青空でした。
13日は9時くらいまでは雲1つ無かったのですが・・・それ以後は頂上が雲に覆われました。
上高地の写真は「風景画・・・」の方でUPしようと思います。
fmkさん、本当に信州は良いですね。帰って来てム~ンと暑い京都・・・夏休みが終わった実感でした。
龍安寺の石、場所が分かってると見つけやすいですね。でも、行った時いつも石の数のことは忘れてて、現場で確認したことはないです。
容鏡池が良いですね。広くて素晴らしいです。
投稿: りせ | 2011年8月14日 (日) 02:23