私の思う・「光琳の梅」 下鴨神社

←新しく来て下さった方は 目次 もご覧ください。２００６・１・２７から毎日更新。

※写真は全て拡大します。

積雪のあった３月４日、下鴨神社の「光琳の梅」を見に行って来ました。
ちょっとぐらい雪が残ってるかな？・・・なんて淡い期待を持ってましたが、雪は屋根を白くしていただけでした。
「光琳の梅」と名付けられていますが・・・

立札には・・・「輪橋（そりばし）と光琳の梅」
『尾形光琳（1658-1716）が、この辺りを描いたのが「紅白梅図屏風（国宝）」である。以来、この梅を「光琳の梅」と呼ばれるようになった』と、だけ書かれています・・・　↓

この梅が「光琳が描いたモデルの梅」とはどこにも書いてはいませんし、風景も全く違いますし、「輪橋」も描かれていません。木も当時のものとは到底思えませんのに。「光琳が描いたモデルの梅」←って、歩き出していますよ。

尾形光琳 「紅白梅図屏風」 （国宝）

地元に居て、ネットで発信される方は軽率に「これが光琳の梅のモデル」と書いてはいけないと思います。「この辺りを描いた」←と、正確に。

輪橋（そりばし）も高過ぎて神様しか渡れそうにありません。

「御手洗池」を流れ出たせせらぎは、「御手洗川」から「奈良の小川」と名前を変え、「瀬見の小川」となって「紅葉橋」の下から出て行きます。

尾形光琳「紅白梅図屏風」。イメージに合う風景の「私の光琳の梅」は・・・
「御手洗川」から「奈良の小川」と名前を変えた辺りにある梅の木。枝垂れ梅です。
まだ蕾、咲いているのはこれだけです。

この木を見つけたのは２００９年、植えられたばかりのようでした。◆→こちらです。

もう一本はアレ↓。　　（上の枝垂れ梅↑は右に行く細い道を挟んで立っています）

あの変った椿の横にあったピンクの枝垂れ梅の木です。

先日紹介した時はまだ固い蕾だったのに・・・満開になっていました。

可愛い花でしょ、色もとっても素敵。

枝垂れ梅って良いですね。

あの椿（紅唐子？）と一緒に。

豪華でしょ。

奈良の小川・・・昔この辺りには梅の木がたくさんあったんじゃないでしょうか。
ピンクの枝垂梅と、もう一本は蕾だから見難いです。（左にあります）

奈良の小川の掃除をなさっているのを始めて見ました。この日は中学生の団体が続々とやって来ましたが・・・なんなんでしょうね。

「光琳の梅」は輪橋の傍、「紅白梅図屏風」 とは雰囲気がかけ離れ過ぎていて・・・絵に似た奈良の小川の傍に 可憐なイメージの梅を献木されたのだと思います。

今日の写真は・・・「こんな絵が描けたら良いなあ」・・・と思って楽しみました。   

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