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2010年6月14日 (月)

百鬼夜行 一条妖怪ストリート

新しく来て下さった方は目次もご覧くださいね。

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※写真は全て拡大します。

一条通りには古くなって捨てられた道具類が妖怪(付喪神)に化けて、一条通りを行進したという「百鬼夜行」の伝説があります。一条妖怪ストリート

桜が咲きだしたばかりの頃に行きました。
大将軍商店街妖怪ストリートのHPです。 一条通りはこの辺り

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百鬼夜行(ひゃっきやぎょう、ひゃっきやこう)とは、平安時代の京の都で起こったとされるもので、説話などに登場する深夜の町を集団で徘徊する鬼や妖怪の群れ及びその行進のことをいいます。
古典の百科全書『拾芥抄』によれば、「百鬼夜行日」というものがあり・・・正月、2月子日、3月・4月午日、5月・6月巳日、7月・8月戌日、9月・10月未日、11月・12月辰日は百鬼夜行が出現する日でした。  一条通り妖怪伝説「付喪神」も読んでくださいね。

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百鬼夜行に出遭うと死んでしまうといわれたため、これらの日には夜の外出を控えたといいます。やむを得ず外出する際は魔除けの護符を持ち歩いたそうです。

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古道具が変化した妖怪「付喪神(つくもがみ)」が描かれているのが「百鬼夜行絵巻」。
大徳寺の塔頭、一休宗純ゆかりの真珠庵に所蔵される「百鬼夜行図」(重要文化財、真珠庵本)が有名です。・・・(先日、一休寺を紹介したばかりでした。)

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「百鬼夜行絵巻」をご覧になりたい方はこのサイト(絵巻物データベース)の’検索する’に「百鬼夜行絵巻」と入力して下さい。

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付喪神(つくもがみ)とは、長い年月を経て古くなった道具や生き物や自然の物に、神や霊魂などが宿ったものの総称です。
「付喪」(つくも)は当て字で、正しくは「九十九」と書き、この九十九は「長い時間(九十九年)や経験」「多種多様な万物(九十九種類)」などを象徴します。

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一条妖怪ストリートには「百鬼夜行資料館」なるものもあります。

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お釜も見えてますね。妖怪らーめんとは・・・これいかに。

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妖怪がいそうっぽいですね。

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おお~猫!! これは猫又ですか?

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うちには猫が3匹います。(先日・子猫が新入り)。猫又になるほど長生きしてほしいものだ。

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妖怪??? 違いますよね。お年寄りを大切に。(o^-^o)  間違い、天狗でした。

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こちらも若い!。帽子が似合ってます。これは「子泣き爺」らしい。ハイカラな爺さんです。

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一条妖怪ストリートでは時々「百鬼夜行」が行われるようですよ。
テレビで見たことがあります。嵐電にも妖怪電車が走ることもあるようだし。東山花灯路の時も「百鬼夜行」があるし・・・京都の夜は魑魅魍魎。

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妖怪グッズもあります。

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■散策2 西陣 市中」カテゴリの記事

コメント

妖怪みたいな提灯。不気味・・・。(@Д@;

投稿: Tacchan | 2010年6月14日 (月) 10:32

ギャーーー
妖怪だらけぇえええー
おそろしやぁあああー

投稿: munixyu | 2010年6月14日 (月) 11:53

この界隈、好きですわ。

ラーメン屋さんの提灯、古くていたんでるのかと思ったら、わざと切り込みいれてるのが混ざってますね。
おじいさん二人、妖怪でしょう。明らかに(笑)。
下の方は子泣き爺ですね。

ここ一条通はかつての平安京の北の果て。妖怪も出ようってもんです。

大将軍の名は神社の名前から。
つれづれ編も拝見しましたが、左京区にも同名の神社があるんですね。

投稿: わびすけ | 2010年6月14日 (月) 13:24

★Taccha~n こんにちは♪
提灯も演出やねえ。
昼間は殺風景、夜はどう見えるのかな。

投稿: りせ | 2010年6月14日 (月) 15:41

★munixyuさん こんにちは♪
なかなか力作ぞろい。
もっと増えてるかも知れませんよ。!!(゚ロ゚屮)屮

投稿: りせ | 2010年6月14日 (月) 15:44

★わびすけさん こんにちは♪
一休寺の最後では失礼しました。(人><。)
一条通り、安いですね。お店覗きながら歩いて、買い物ばかりして・・・なかなか前に進みませんでした。

子泣き爺ですか・・・モダンでおしゃれな子泣き爺さんですね。小さな足で蹴飛ばしてますねえ。
もう1人は誰でしょうね。こっちは怖そう。天狗でしょうか。
もう少し行くと大将軍八神社です。次回はそこにしますね。大将軍神社っていくつもあるのですね。

投稿: りせ | 2010年6月14日 (月) 15:53

こんばんは、りせさん。
きょうは、更新がないかもと思っていたので嬉しいです。でも、ゆっくり更新でいってくださいね。
タイトルの東福寺のお庭、市松模様の苔がとても鮮やかでいいですね。
こんな面白い商店街があるんですね。
5枚目の妖怪さん、ユニークで笑ってしまいそうです。

投稿: さらそーじゅ | 2010年6月14日 (月) 19:48

★さらそーじゅさん こんばんは♪
新しい記事作りの為にはセッセと出かけなくてはなりませんが、明日からは既記事にリンクして「京都めぐり」を交互に致します。
多分毎日更新になると思います。これで随分楽になって新しいことが始められます。これからも宜しく。
5枚目というと青鬼さんでしょうか。私はその横の「曙サイズ10L」に驚いてます。
ここに来るとどんなサイズのもあるのでしょうか。
苔の美しい季節になりました。苔といえば・・・このお庭かなと。

投稿: りせ | 2010年6月14日 (月) 23:51

この通り名、ガイドブックで知っていましたが、
こんな感じなんですね。
付喪神、面白いですね。

投稿: 金魚 | 2010年6月15日 (火) 11:24

★金魚さん こんにちは♪
古くからある商店街のようです。
へ~こんなの売ってる(o^-^o)・・・っていうのありました。
付喪神とか九十九とか私も勉強になりました。

投稿: りせ | 2010年6月15日 (火) 12:51

『妖怪』で、
分かる≪…「百鬼夜行」…≫の≪…百…≫は、
[絵本]「もろはのつるぎ]で・・・

投稿: 自然数の日 | 2020年4月13日 (月) 11:36

7月26日は、幽霊の日 数を、幽霊・妖怪・かいぶつ・オバケ・で・・・
4冊の絵本で・・・
「こんとん」夢枕獏文 松本大洋絵 
「ゆうかんな3びきとこわいこわいかいぶつ」スティーブ・アントニー作・絵 野口絵美訳
「みどりのトカゲとあかいながしかく」スティーブ・アントニー作・絵 吉上恭太訳
[もろはのつるぎ」(有田川町ウエブライブラリー)

投稿: 数(自然数)は、幽霊である。 | 2020年7月26日 (日) 19:16

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