一休寺 2 一休禅師木像
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昨日今日と忙しく、散漫な記事になってもと思いますので、今日は「一休禅師木像」を中心にさせていただきます。
方丈中央の仏間には、一休禅師木像が安置されています。
上には一休さんが尊敬される中国のお坊さん2人の名前の1字をとった額、「楊 慈」が掲げられています。(ぼやけててスミマセン)
この像は、一休さんが亡くなる前の年に弟子の墨済に命じてつくらせたもので、重要文化財に指定されています。 この木像は、一休さんの頭髪とヒゲを植え付けた珍しいもので、髪と髭は残っていませんが、像にはその跡が残ってるそうです。
僧侶は頭をそる事が普通であった筈ですが・・・何故、頭髪と髭があったのでしょうか。
一休さんはざんばら髪で、無精ひげの姿でした。当時の禅僧は貴族のような扱いを受けていたのですが、一休さんは形式ばった禅林の規則をことさら避け、常に親しみ易い姿で人々に接したことのあらわれ、と考えられています。
木像に自分の頭髪やヒゲを植えたのは、形にとらわれるのではなく、精神が大切であるという事を弟子をはじめ、多くの方々に知らすためだったのです。
下は一休寺HPに載っている全体像です。綺麗に着色されていたことが分かります。
また、手に持っておられるのは見かけは刀ですが、中身は木刀・・・これも見かけに惑わされることなく、物事を一つの方向だけから見るのではなく多角的にとらえ、真実を見極めることの大切さを説かれています。
◆4月に放送されたNHKの歴史ヒストリア「一休さん」にリンクしておきます。
一休さんの人となりが分かると思います。
下は宝物館に収められている 一休禅師作と伝えられる「骸骨面」と一休さん使用の尺八です。
81才で大徳寺住職となられた一休さんが紫野の大徳寺まで通われた輿です。
今、一休寺の若い副住職さんが歩いて大徳寺に行かれたら7時間かかったそうです。
さあ・・・貴方はどうこの虎を退治されますか?
一休禅師木像を間近に拝ませていただきまして、御住職様には心より感謝申し上げます。有難うございました。m(_ _)m
お便りをいただきました副住職様には、法務にてお出かけの為 残念ながらお会いできませんでした。
酬恩庵・一休寺は・・・方丈、方丈庭園、虎丘庵、開山堂、本堂・・・と続きます。
写真はほぼ出来ていますので、毎日更新は余裕で行います。o(*^▽^*)o
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コメント
こんにちは、りせさん。
一休さん、親しみやすくて立派な方ですね。
昔、テレビアニメの一休さんをよく見ていました。
投稿: さらそーじゅ | 2010年6月 4日 (金) 10:53
一休さん
いやぁー凄い木像ですなぁ
投稿: munixyu | 2010年6月 4日 (金) 11:52
こんにちは ! 好き好き一休さん ! 真実を見極めることの大切さ… う~ん 難しいですね、私自身の中では『逃げない』ということになるのかな ? ちょっとあまりにも抽象的な表現になってしまい、すいません。
昨日のブログの新緑のもみじの参道、綺麗ですね~ さぞかし紅葉も素晴らしいのでしょうね、ぜひ秋にも訪れてみたいお寺です。そして一休禅師の木像の前で対話をさせてもらいたいです……
北海道の隠れファンより
投稿: 星野宏 | 2010年6月 4日 (金) 14:06
有名な肖像画は大徳寺でしたっけ。
あちらも確か木刀を持ってらっしゃいましたよね。
風貌といい、結構近い時期の作成かもしれませんね。
大徳寺までの道のりは、全部歩いたわけじゃないと思いますよ。なにしろ地形が現在とはまるで違いますから。
石清水辺りまでは徒歩として、そこから舟で巨椋池を渡って鳥羽辺りで上陸していたんじゃないか、と想像しています。
投稿: わびすけ | 2010年6月 4日 (金) 15:06
一休さん、このような方だったのですね。
投稿: 金魚 | 2010年6月 4日 (金) 17:41
★さらそーじゅさん こんばんは♪
人を一面からだけ見てはいけない・・・ということですから・・・
人間は複雑です。
投稿: りせ | 2010年6月 4日 (金) 23:13
★munixyuさん こんばんは♪
リアルな像です。
じっと見ていたら、心を見透かされそうですよ。
投稿: りせ | 2010年6月 4日 (金) 23:14
★北海道の隠れファン星野さん こんばんは♪
いろんな事、人の世、世の中のこと・・・いっぱい見て来られたのでしょうね。
京都市内に紅葉の名所はいっぱいありますが、ここの参道を見たら・・・あそこ(超有名処)の参道など比べ物にならない。
秋が楽しみなところです。
投稿: りせ | 2010年6月 4日 (金) 23:20
★わびすけさん こんばんは♪
肖像画は大徳寺にあるようですね。
ここにも木造の横に大きな肖像画がありましたが、撮り忘れました。(u_u。)
一休さんも80才を超えられて輿に乗って大徳寺まで行かれたようですね。
川も山も池も・・・担がれる方も乗ってらっしゃる一休禅師も大変だったでしょうね。
投稿: りせ | 2010年6月 4日 (金) 23:26
★金魚さん こんばんは♪
木造はリアルですから、お顔立ちはこのようであったと思われます。
投稿: りせ | 2010年6月 4日 (金) 23:28