« 2009年・初夏 桂離宮 8 月波楼 | トップページ | 一休寺 4 虎丘庵と一休さん »

2010年6月 7日 (月)

伏見 濠川と十石舟と紫陽花

新しく来て下さった方は目次もご覧くださいね。

Dsm_2836a
※写真は全て拡大します。

お寺などの閉門時間って早いですね。
一休寺からの帰りは中途半端な時間になって、流れ橋以外には行けず。・・・早々と夕食のことなど考えて、伏見に行くことにしました。
濠川のすぐ近くの「鳥せい」。予約は一杯でダメだと言われましたが、とりあえず行って待つ事にしました。30分以上はかかるということで・・・その間「濠川」を散策です。

Jmg_8708a

京阪特急の赤い色が水面に映って綺麗!(TOPの写真)
今十石舟が運航しています。◆詳細、予約はこちら

Dsm_2839a

伏見のことは今まで調べて無かったみたいです。今日は「伏見 夢工房」のサイト様より引用して説明を入れます。

Dsm_2842a

京都・伏見桃山の地は、万葉集や日本書紀に記されたほどの古い歴史を誇り、万葉集では「巨椋の入江と響むなり 射目人の伏見が田居に 雁渡るらし」と詠まれ、伏見の語源ともつながります。

Dsm_2851a

かつては巨椋池を背景にした風光明媚な伏見桃山・中書島は平安時代には都人の遊興地として愛され、また、伏見城が豊臣秀吉によって築かれました。
秀吉の没後、天下を掌握した徳川家康が、商業港湾都市としての整備を行い、淀川三十石船をはじめ、大小の船が行き交う港町として繁栄しました。

Dsm_2853a

伏見は「伏水」と記されたほど、豊かな伏流水に恵まれた土地で、伝統の酒造りもこの頃から本格的になりました。今もなお、まちには酒蔵が立ち並び、全国有数の酒どころとしての風情を感じさせてくれます。

Dsm_2856a

水運のまち、街道のまち、伏見宿
京都-大阪の中継地として、人や物資で賑わった伏見は、角倉了以の高瀬川運河の開削によりさらに発展しました。
大阪から三十石船に乗り伏見に着いた旅人は、京町通(伏見街道)を通り京都の中心部へ、大和街道を通って奈良へ、また参勤交代の西国大名は、桃山丘陵を越え、山科を経て東海道をめざしました。

Jmg_8745a

このように伏見は水陸交通の要衝として繁栄しました。当時の街の広さは、東西1キロ、南北4.6キロで、南北に細長く、人口2万4千人の大都市でした。

Dsm_2858a

往時をしのばせる十石舟
水運で賑わった伏見も、明治維新の「鳥羽伏見の戦い」により町の大半が焼失。
江戸時代には「伏水(ふしみ)」と記され、豊かな地下水にも恵まれた伏見は、酒どころとして、明治から大正時代の酒蔵が立ち並び風格のあるたたずまいを見せています。

Jmg_8750a
m

Jmg_8748a

かつての伏見港周辺となる宇治川派流域および濠川沿いは、水辺の風景が美しい散策路となり、十石舟が復活運航し、水運のまち伏見の賑わいを感じることができます。

Dsm_2848a

青い紫陽花は素敵ですね。向こう岸をコーギーちゃんが散歩しています。

Jmg_8772a

コーギーちゃんの上目づかいは・・・何の意味かな?

Jmg_8773a

1週間経って、紫陽花ももっと咲きだして、色も濃くなってきていることでしょうね。

Dsm_2859a

あれっ?

Jmg_8770b

待ち時間は30分以上。そろそろ鳥せいに参ります。

Jmg_8791a

一休寺は明日から続きをお届けします。

 ◆ ブログランキング応援クリックを、毎日の更新の励みに作っています。
          両方クリックしていただくと、とっても嬉しいです。
-------------------------------------------------------------------
   是非よろしく→ 人気ブログランキングへ    こちらも → にほんブログ村 旅行ブログ 国内旅行へ
-------------------------------------------------------------------

帰りはもうすっかり暗くなって・・・でも、湧水を汲みに来られる方は絶えませんでした。

Jmg_8805a

|

« 2009年・初夏 桂離宮 8 月波楼 | トップページ | 一休寺 4 虎丘庵と一休さん »

■散策2 伏見 酒蔵」カテゴリの記事

花の京都 夏 2」カテゴリの記事

コメント

伏見で三十石船に乗ろうと誘われていったら、急な豪雨で断念。一年越しのテーマです。「鳥せい」の雰囲気はなかなかいいですね。セットで行くのが「通」のやり方だと知りました。坂本竜馬の寺田屋や酒造会社の見学は終えていますから、あと、もう1点くらいスポットがあれば、仕切り直しできるのですが、伏見桃山界隈には他に何かあるのでしょうか?

投稿: なりひら | 2010年6月 7日 (月) 05:04

★なりひらさん お早うございます♪
今は十石舟だけが運航しているようです。この景色の中を進みますから綺麗ですよ。予約無しでも大丈夫だと思いますが・・・確認して下さいね。
鳥せいは酒蔵を改造した中ですから、とっても重厚で素敵です。土蔵の中の席もあったと思います。
GWに宇治からの帰りに予約無しで行った時は「待ち時間1時間半」・・・諦めました。人気のお店です。
セットメニューですか??・・・店内を見回したところ常連さんは単品ですね。決めてらっしゃるのかオーダーが早い!!
特にグループの方は1皿にボリュームがあるから友達同士だと良いと思いますよ。
メニューが多過ぎて選ぶのが大変。本店サイトにメニューが載ってますから予習された方が良いかも。
http://www.torisei.com/shop/honten_m.html
京阪、近鉄の伏見桃山駅を少し上がると「御香宮」があります。神社も素晴らしいし、社務所の奥では小堀遠州作庭の庭が見れます。落ち付きますよ。
他は桃山御陵の桓武天皇陵 明治天皇陵でしょうか・・・広々としていて良いですよ。↓
http://kyoto-albumwalking2.cocolog-nifty.com/blog/2007/10/post_5187.html
京阪で「深草」まで行くと伊藤若冲の石峰寺です。伏見稲荷大社は近いです。

投稿: りせ | 2010年6月 7日 (月) 11:18

ありゃっ
このコーギーちゃん
少しおでぶさんですなぁ

投稿: munixyu | 2010年6月 7日 (月) 11:37

★munixyuさん こんにちは♪
munixyuさん、ワンちゃんにはヤッパリ目が無いですね。
コーギーちゃんの切なそうな目。
可愛いなあ・・・U・ェ・U

投稿: りせ | 2010年6月 7日 (月) 14:07

紫陽花と緑が、綺麗ですね。
鳥せいでは、何を召し上がったのでしょうか?

投稿: 金魚 | 2010年6月 7日 (月) 15:46

水面に映った柳の写真、いいですね。
フィルターかけてるみたい。

京都に住んでいて、何より困るのが飲み水です。田辺朔郎氏には申し訳ないですが、水道水の味だけは本当にいただけない…

伏見の周辺は良い湧き水があっていいですよね。

投稿: わびすけ | 2010年6月 7日 (月) 18:51

こんばんは、りせさん。
水辺の風景初夏らしくていいですね。
十石船、乗ってみたいです。
「あれっ?」って書かれているお写真、りせさんが描かれたものなんですか?
今日は、真如堂と金戒光明寺に行って来ました。
真如堂では、涅槃の庭の説明をして下さいました。
青もみじが美しかったです。
金戒光明寺は、工事中でした。
山門が重厚で素晴らしかったです。

投稿: さらそーじゅ | 2010年6月 7日 (月) 20:17

★金魚さん こんばんは♪
もう紫陽花の季節になりました。
鳥せいは鳥づくし、いろいろみつくろいました。

投稿: りせ | 2010年6月 7日 (月) 21:38

★わびすけさん こんばんは♪
濠川は柳が綺麗に映りますね。どれも絵のようです。
絵の教室の方を見かけることがありますが、絵になる風景です。
伏見は湧水がいろんな所で出てますね。やはり酒の街だと思います。
水道水はほとんど飲まないから味は分からないけれど。

投稿: りせ | 2010年6月 7日 (月) 21:59

★さらそーじゅさん こんばんは♪
そろそろ真如堂も花が綺麗になって来たでしょうね。
水に映って綺麗でしょ。
100mちょっとくらいの道かなあ。緑が一杯です。

投稿: りせ | 2010年6月 7日 (月) 22:02

こんにちは、りせさん

水面に映る伏見の景色に、軽やかな柳、涼やかな紫陽花と。りせさんのお写真、夏の麗しさが溢れていますね。
伏見は、ついつい冬の酒蔵開きにしか訪れない呑み助の私です。

投稿: いけこ | 2010年6月 8日 (火) 17:10

★いけこさん こんばんは♪
遅くなりましたm(_ _)m
濠川の景色は良いですね。
もう紫陽花が綺麗になってるころでしょうね。
私は飲めないから、試飲とかしないから残念です。

投稿: りせ | 2010年6月10日 (木) 23:28

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« 2009年・初夏 桂離宮 8 月波楼 | トップページ | 一休寺 4 虎丘庵と一休さん »