城南宮 2 神苑 平安の庭
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昨日に続き城南宮、今日はお庭です。
社殿を取り囲むように広がる神苑「楽水苑」は、伏見の地下水を引き入れて造られています。作庭は妙心寺の塔頭・退蔵院の余香苑と同じ中根金作氏です。
◆秋の退蔵院の余香苑は→こちらです。
神苑「楽水苑」は、春の山・平安の庭・室町の庭・桃山の庭・城南離宮の庭と趣の異なる5つの庭からなっております。
今日は社殿の西から後方に広がる「春の山」「平安の庭」をお届けします。
春の山
この辺りはHPを見ると、数多くの紅白の枝垂れ梅が咲き誇っています。
源氏物語に登場するほとんど全ての植物(100余種)が植栽されており、それぞれに名前、和歌などが書かれています。
平安の庭の方に道は続きます。
平安の庭へ続く道は社殿に接していて趣があります。
以前来た時はここに御所車があったのですが・・・
平安時代、貴族の寝殿造りの邸宅は池を備え、遣水という小川が流れていました。
・・・アヤメでしょうか。(”イチハツ”ではないかと・・・特徴の白いもやもやがありますね)
社殿を背景には池が広がっています。
池の周囲には、秋の七草のオミナエシや萩、またリンドウなど野趣に富んでいます。
水面に映った木々、花々が綺麗です。
・・・これはゴイサギですね。魚を捕まえていましたよ。
秋の名残のように。
城南離宮はその大半を池が占め、舟を浮かべることができるように深く掘り下げ、またその土で中ノ島を築き、各地から名石を集めて景色を整えたといいます。
平安貴族はここで、管絃の遊び、花見の宴、和歌の会と四季折々に風流を楽しみました。
平安の庭の遣水で、4月29日と11月3日、王朝の雅を今に伝える「曲水の宴」が行われ、とりわけ多くの人で賑わいます。
平安の庭から1度外に出て「室町の庭」・「桃山の庭」・「城南離宮の庭」と広がります。そちらの方が中根金作氏らしいお庭だと思います。明日に続きます。見て下さいね。
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コメント
なんだろう
すごく日本っぽい庭ですなぁ
いいねぇ
投稿: munixyu | 2010年5月25日 (火) 12:02
冬に行ったときは、ちょっと寂しい感じでした。
でも、気持ちの良いお庭でした。
投稿: 金魚 | 2010年5月25日 (火) 14:40
★munixyuさん こんばんは♪
まだ見たことはないのですが・・・
ここで平安装束で「曲水の宴」が行われるんですよ。
人でいっぱいでしょうから、見に行けないけど。
投稿: りせ | 2010年5月25日 (火) 22:07
こんばんは、りせさん。
素敵なお庭です。
源氏物語の植物は、やさしいかんじがします。
竹林は、風情があっていいですね。
今日は、娘の学校がテストで早く終わったので、一緒に奈良の飛鳥資料館へ「キトラ古墳壁画」を見に行って来ました。
人が少なかったので、ゆっくり拝見できました。
繊細で美しかったです。
投稿: さらそーじゅ | 2010年5月25日 (火) 22:18
★金魚さん こんばんは♪
冬場は写真を撮りに行来たくても、行くところがありませんね。
投稿: りせ | 2010年5月25日 (火) 22:20
★さらそーじゅさん こんばんは♪
もう小さい子供が居ないので、スッカリ忘れていましたが中間テストとかの季節ですか?
先日ニュースでキトラ古墳をしているのを見ましたよ。
明日紹介の庭は全く雰囲気が違うので楽しんでくださいね。
投稿: りせ | 2010年5月25日 (火) 22:35