« 出水の七不思議・華光寺と五却院 宴の松原 | トップページ | 城南宮 2 神苑 平安の庭 »

2010年5月24日 (月)

城南宮 1 方除の大社

新しく来て下さった方は目次もご覧く ださいね。

Jmg_5587a
※写真は全て拡大します。

ちょっとうっとおしい日が続いていますね。
今日はスカッと晴れた空の下・・・「方除(ほうよけ)の大社」として知られている伏見の城南宮をお届けします。京都市伏見区中島鳥羽離宮町7 場所はここです
城南宮は広い庭園、四季咲き誇る花々・・・写真がたくさんありますので、3度に分けて紹介します。

Dsl_3844c

城南宮の創立年代は不詳ですが、この地にあった式内社「真幡寸神社」に、神功皇后の三韓征伐の際に船上に立てた旗に神功皇后・八千戈神(大国主神)の神霊を添えて奉斎したのに始まると伝えられます。
794年の平安京遷都に際し、神功皇后、八千矛神(やちほこのかみ)に国常立尊(くにのとこたちのみこと)を合祀し、城(平安京)の南にあることから「城南神」と仰がれました。

Jmg_5609a

平安京の表玄関に当たる交通の要衝であり、鴨川に臨む水郷の景勝地でもあり、やがて貴族の別荘が建てられるようになりました。

Jmg_5606a

平安時代の末に白河天皇が鳥羽離宮(城南離宮)を造営して院政を開始されてからは、その一部とされ、代々の天皇、上皇がしばしば行幸されました。

Jmg_5610a

上皇の御所や御堂、また貴族の宿所などの建物が建ち並び、人々が行き交う様子は都遷りのようであると形容されたとか。こうして白河・鳥羽・後白河・後鳥羽上皇と4代150年にわたり政治・文化の中心となり副都心の賑わいを見せました。

Jmg_5612a

又、当時盛んに行われていた、熊野三山を初めとする社寺への物詣での際には、度々上皇方の方除の精進所にあてられ、貴族の方違いの宿所となりました。
京都御所の裏鬼門を守る神とされたことから、方除け、厄除けの神として信仰されるようになり、旅の安全を祈願されております。

Jmg_5614a

狛犬さん・・・歴史がありそうですね。

Jmg_5615a

御祈祷中です。

Jmg_5653a

Jmg_5631a

中へ・・・

Jmg_5618a

Jmg_5634a

応仁の乱などの戦乱で荒廃したが、江戸時代に復興されました。

Jmg_5627a

幕末には鳥羽伏見の戦いの戦場となりました。

Dsm_1178a

絵馬堂の中を見るのが好きなので・・・

Dsm_1166a

Dsm_1163a

城南祭の賑わう様子の絵馬です。境内に続く馬場では競馬や流鏑馬も行われたもよう。

Jmg_5597a

本殿前にも一寸法師が置かれていましたが、鳥羽は一寸法師の上陸の地だそうです。

Dsm_1331a

GW中に行った「城南宮」です。つつじ、藤、カキツバタが咲きだしており広大な庭園に彩りを添えていました。続いて明日もお届けします。

 ◆ ブログランキング応援クリックを、毎日の更新の励みに作っています。
          両方 クリックしていただくと、とっても嬉しいです。
-------------------------------------------------------------------
   是非よろしく→  人気ブログランキングへ    こちらも → にほんブ

ログ村 旅行ブログ 国内旅行へ
-------------------------------------------------------------------

明日はお庭に入ります。

Jmg_5621a

|

« 出水の七不思議・華光寺と五却院 宴の松原 | トップページ | 城南宮 2 神苑 平安の庭 »

 2 伏見 稲荷 藤森 鳥羽」カテゴリの記事

コメント

名神高速に国道1号線、車馬の音かまびすしき(笑)そんな場所に隣接しているとは思えない森厳な雰囲気ですね。市内からだと南インターを越えないといけないので、自転車族の私には少し行きづらい所です。

ところで、先日こちらで狛犬の話題が出ていた際に少し調べてみたのですが、神社の入り口に置かれている一対の石像、普段何の気なしに「狛犬」と呼んでますが、正しくは口を閉じて(吽形)角があるのが「狛犬」、口を開けて(阿形)角がないのは「獅子」なのだそうです。この記事の写真だと、上が狛犬で下が獅子ということになりますね。さらに、京都市内の神社に有るのはほとんどが獅子で、狛犬はほとんど無い(!)という衝撃の事実が。

以上、Wikipedia情報でした(笑)。思い当たる節、有りますか?
私もも少し気を付けて見てみようと思います。

投稿: わびすけ | 2010年5月24日 (月) 11:06

最近 雨だらけで
嫌だよね

うんうん

投稿: munixyu | 2010年5月24日 (月) 12:15

こんにちは、りせさん。
城南宮、広くて美しいですね。
4枚目のお写真の五色の布、鮮やかです。
最期のお写真、いいですね。
今日は、警報が出たので娘の学校は休みになりました。

投稿: さらそーじゅ | 2010年5月24日 (月) 15:15

城南宮、今年の初詣に行きました。
城南宮に行くバスが、少なくて、
京都駅から、国道一号線のいけるところまで、バスで行き、
途中から、直線コースを歩いていきました。
良い運動になりました。

投稿: 金魚 | 2010年5月24日 (月) 16:15

★わびすけさん こんばんは♪
城南宮はまだ場所が把握できて無くて、バスではどうして行けばいいのか分かりません。
「狛犬」ですが・・・角に気が付いて神社の方に聞いたことがあるのですよ。
「こっちの角は折れたのですか?」って・・・根元があったみたいなので。アホな質問するでしょ。熊野若王子神社で・・・( ´艸`)プププ・・・下の記事です。
http://kyoto-albumwalking2.cocolog-nifty.com/blog/2007/04/post_cfc8.html

角のある狛犬って少ないですね。ここでいう「犬」ってどういう動物なのでしょうね。狛犬集めも楽しいですね。

投稿: りせ | 2010年5月24日 (月) 22:15

★munixyuさん こんばんは♪
明日のお天気はどうでしょうね。
ブログはのにしときますね。

投稿: りせ | 2010年5月24日 (月) 22:26

★さらそーじゅさん こんばんは♪
城南宮は広いですね。車の御祈祷に来られる方が多いから。
五色の布の掛ってる所は神興舎というところなのですが、色に意味があるのでしょうね。
昨日は警報が出てましたね。降ったなあとは思ってましたが酷かったのですね。まだうっとおしいですね。

投稿: りせ | 2010年5月24日 (月) 22:36

★金魚さん こんばんは♪
城南宮には2度目だったのですが、人は少なかったです。
お正月は賑わうのでしょうね。
城南宮のバスでの行き方がまだよく分かりません。どこかと組み合わせるのも無さそうなので市内にあって遠いなあって感じています。

投稿: りせ | 2010年5月24日 (月) 22:41

お正月は賑わっていました。
巫女舞も行われていました。
京都の人でも、バスでは、行きにくいところなのですね。
車で無いと、不便なところなんですね。
お守りを買ったので、お返しにまた行かないと、です。

投稿: 金魚 | 2010年5月25日 (火) 14:45

★金魚さん こんばんは♪
曲水の宴とか華やかな行事が段々馴染みになってきてますから、これから多くなるかも知れません。
1年間守っていただいた御札などは、私は節分の日に吉田神社に持って行きます。どこの神社でも古い御札入れがありますが・・・
お守りは私は記念品としてコレクションしてますが・・・ダメかな?

投稿: りせ | 2010年5月25日 (火) 22:27

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« 出水の七不思議・華光寺と五却院 宴の松原 | トップページ | 城南宮 2 神苑 平安の庭 »