祇園と鐘馗さん
←新しく来て下さった方は 目次 もご覧ください。※写真は全て拡大します。
「鐘馗さん」を見つけると撮っています。以前「これは凄い」と思ったのを出さず終いなのが残念だったのですが・・先日祇園に行った折・・・「お多福さん」を見つけたので、今日は祇園の町並と「鐘馗(しょうき)さん」です。これは凄いと思ったのは最後に載せます。
説明は以前の記事をコピーします。
鐘馗さんの由来は、
玄宗皇帝が熱で病に伏していた時の夢で、楊貴妃の香袋と笛を盗もうとしている小鬼をひげ面の大男があっという間に食べてしまったという。
夢から覚めた玄宗皇帝の病は治っていたことから、夢に見た鐘馗を描かせ災厄を祓う守り神とした。(◆このサイト様より抜粋させていただきました。鐘馗像を製造販売)
また、京都のある奥方が原因不明の病で伏していた時、向かいの屋根の鬼瓦がこちらを向いているのに気付き、「向かいの鬼瓦で除けられた災いがこちらに降りかかっているためかもしれない」。
そこで深草の瓦職人に鐘馗像を作ってもらい鬼瓦と睨みあう位置に据えたところ、たちまち病は全快したという。(〃)
威厳のある鐘馗像ですね。
以前は上七軒の鐘馗さんを撮った時、虫籠窓(むしこまど)という二階部分が低く堅格子が土で塗りこまれている窓をよく見かけましたが、祇園界隈では見かけませんね。
◆上七軒の鐘馗さんは→こちらです。
鐘馗さんが何処におられるか分かりますか?
今、祇園では「都をどり」のポスターが貼られています。◆祇園甲部歌舞練場
ところで・・・鐘馗さんを置く場所ですが・・・
向かいに【鬼瓦】がある家の場合には・・・鐘馗さんを正面から向かい合うように据える。
お向かいに既に【鐘馗さん】が乗ってる時は・・・お互い睨み合うことがないよう目線をはずして据えたり、鐘馗さんの睨みを笑い飛ばすという意味で代わりに【お多福さん】をのせるのだそうです。(〃)
【お多福さん】を見つけたのです。・・・嬉しかった。
ふくよかな【お多福さん】・・・鐘馗さんの睨みを笑い飛ばしてらっしゃいます。
スミマセン・・・お向かいを見るのを忘れていました。
では、これは凄いと思った鐘馗さん。今まで見た1番大きな鐘馗さんです。
鬼を逆さづりで怖いです。屋根の下にも小さな鐘馗さんが。「右招きの黒猫」もいます。
盗難や火災から守ってくださる主夜神のお使いが右招きの黒猫だそうです。(このお宅は祇園ではありません)
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こちらも鐘馗さんではなさそう。女性のようです。いや、違うかな?(祇園ではありません)
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コメント
なるほどいろんな意味があるのですね。漠然と魔除の意味だけだと思って通りすがりに見ていたけど・・・。
端午の節句に飾るため、ちょっと高かったけどどどうしてもほしくて買い求めた「鐘馗さん」の色紙。改めて見直しです。
投稿: Tacchan | 2010年3月 4日 (木) 10:08
鐘馗さん
へぇえええー
面白いものがあるんですなあ
いいねぇ
投稿: munixyu | 2010年3月 4日 (木) 11:53
ご無沙汰してます。
私が最初に鍾馗さんに気づいたのは学生の頃…あぶり餅のあの二軒でした。
やはり私もみつけると思わず撮ってますが、撮らずにおられないような趣というか面白さがありますよね。
最後のは一見、弁天さんかと思たけど、バチではなく剣を持ってはるからやっぱり鍾馗さんなんでしょうなあ。
上七軒にある瓦屋さんの軒が一種のディスプレイになっててすばらしいですよね!重量大丈夫かと心配になりますが。
投稿: よろづ屋TOM | 2010年3月 4日 (木) 13:25
お久しぶりです。
週末習い事の発表会で、
月初は、月末の伝票締めで、
見に来れませんでした。
鐘馗(しょうき)さん、初めて知りました。
祇園は、毎回歩いているのに、気づきませんでした。
夏に行ったら、よく見てみます。
投稿: 金魚 | 2010年3月 4日 (木) 16:44
★Taccha~n こんにちは♪
いろんなお話があるんやねえ。
でも私よりTacchanの方が京都のことはよく知っていると思うよ。京都のど真ん中の老舗だったんだもの。
私は写真撮りに歩く毎に京都の不可思議さを思い知ります。
鐘馗さんの色紙・・・見たことないですが、貴女が気に入るって素敵なのでしょうね。
投稿: りせ | 2010年3月 4日 (木) 16:46
★munixyuさん こんにちは♪
京都でも古い地区のお宅に鍾馗さんが乗っています。
全国的にはどうなのでしょうね。
鍾馗さんって珍しいものなのでしょうか。
投稿: りせ | 2010年3月 4日 (木) 16:53
★よろづ屋TOMさん こんにちは♪
」と目に止まるまでなかなかで・・・(u_u。)
鐘馗さんは見つけたら撮るのですが・・・なんせボーっとしてるから
「鐘馗さん!!
あぶり餅の2軒・・・気づきませんでした。絶対に有りそう。どんな鐘馗さんが、どういう風に置かれてるか興味津津です。
最後の鐘馗さんは「五番町」(五番町夕霧楼の場所あたり)の古いそれらしい建物にありました。だから女性かなとも思ったのですが剣を持ってますね。
上七軒の入口にある瓦屋さん軒でしょ。並んでますよ重たそうです。
投稿: りせ | 2010年3月 4日 (木) 17:09
★金魚さん こんにちは♪
習い事の発表会・・・素晴らしいですね。発表会があるって目標が出来るし、華やかさがたまらないし・・・(◎´∀`)ノ
いかがでした? 楽しかったですか?!(o^-^o)
このブログはいつでも見に来てくださいね。
祇園では軒下の鐘馗さんより舞妓さん芸妓さんを探す方が楽しいから目につきませんね。
日本各地の古い住宅には鐘馗さんがおられるかと思ってましたが、違うんですね。
投稿: りせ | 2010年3月 4日 (木) 17:20
鐘馗さん。文句なしに面白いですね。最近、屋根の上や軒先などを見上げる、あるいは路地を覗く癖が(貴ブログのお蔭をもちまして)ついてきました。怪しいオッサンになりはじめています。ありがとうございます。
投稿: Zu-Simolin | 2010年3月 4日 (木) 17:37
以前にも鐘馗さんことを記事にされていたかわかりませんが、とてもとても興味深いですね。全く知りませんでした。
よろず屋TOMさんのお話では今宮神社のあぶり餅のあのお店ににもあるとか・・
どこかで目にしている可能性が高いと思いますが、悲しいかな見えていても見ていないんでしょうね!
角を立てずに円満な人間関係を保とうとするこんな文化を持っている昔の日本人が大好きです。
それを記事にするりせさんも素晴らしい!
投稿: iwana-creek | 2010年3月 4日 (木) 19:23
★Zu-Simolinさん こんばんは♪
古い町家さんとお店に鐘馗さんがおられることは多いですね。いくつかのパターンがありそうです。
魔除けだけじゃなく飾りもありそうです。
私は既に怪しいおばちゃんですよ。怪しい繁殖力は凄いですね。
投稿: りせ | 2010年3月 4日 (木) 22:11
★iwana-creekさん こんばんは♪
町家さん、お茶屋さんは建物にも魅力がありますが、鐘馗さんが1つ置いてあることでセンスも良いなあと思います。
あぶり餅屋さんは「本家」VS「元祖」だったか・・・鐘馗さんも気になります。私も見ることをスッカリ忘れていました。
鐘馗さんの置き方が面白いですね。近所付き合いの優しい配慮、大切さが見えますね。
京都って色んなものがあって奥が深いですが。。。コネの無い私のような一般庶民が目に出来て、ブログに載せれるのってあまり無いですよ。限界ばかり感じています。
iwana-creekさん 有難うございます。目につく良いものを探していきます。
投稿: りせ | 2010年3月 4日 (木) 22:29
こんばんわ。
発表会は、疲れましたが、
楽しかったです。
古い建物にあるのですか?
東京の古い建物、見てみます。
投稿: 金魚 | 2010年3月 5日 (金) 19:27
★金魚さん こんばんは♪
何の発表会かな?(o^-^o) 気になるなあ。。。
京都の古い家でも、どこにでも置かれてはいません。お商売とか関係してるのかも。
投稿: りせ | 2010年3月 6日 (土) 00:07