武信稲荷神社 龍馬伝言の榎
以前から早く伺いたいなあ・・・と思っていました。
同じ「人気ブログランキング・近畿」の
「神社のススメ ~神主のひとりごと~」様の武信稲荷神社。
訪れたのは昨年9月の半ば。
満を持して・・・
今日記事に致しました。
※説明は武信稲荷神社HPより引用させていただきました。
・
武信稲荷神社(たけのぶいなりじんじゃ) 場所はここです。
平安時代の初期、清和天皇貞観元年(859年)2月、西三条大臣といわれた右大臣左近衛大将藤原良相(ふじわらのよしすけ)公によって創祀されて以来約千百年を経て現在に至ります。
平安時代の古地図には、三条から南の神社付近一帯の広い地域は「この地、藤原氏延命院の地なり」と記されています。延命院とは人々の健康長寿を願って創設した医療施設で、延命院と観学院(現千本三条東、西ノ京観学院町にあった学問所)の守護神としてお祀りした神社です。
後世、藤原武信という方がこの御社を厚く信仰し、御神威の発揚につとめたので、武信稲荷と称されるようになり、創祀以来一千年余にわたり広く人々に信仰されて今日に及んでいます。
また創祀された藤原良相公が長として一族の名付けをされていたことから、「名付け・命名に所縁の神社」として知られています。
この神社には坂本龍馬と妻のおりょうの逸話があります。
必勝!勝駒・勝守
古くから「勝駒」、(「勝守」は御守り)といわれる駒形の守護札(絵馬 )が伝わっています。天地に陽気がよみがえって、万物が皆いきいきと育成し、活動しはじめる一年中でもっとも 陽気の盛んな節分、立春、初午にかけて授与されます。「勝駒」の勝は勝敗の勝のみならず、広い意味で解釈されます。
この附近は壬生(みぶ)といい、昔は「水生」といったそうです。その地名からもうかがえるように、たっぷりと水を含んだ地盤が木を豊に育みました。
宮姫社
御神木の榎。榎は「縁の木(えんのき)」とも読まれ、御神木の榎に宿る弁財天を祀る末社の「宮姫社」は縁結び、恋愛の神としても知られます。
御神木の榎は樹齢は約850年。平安時代末期、平重盛が安芸の宮島厳島神社から苗木を 移したと伝えられています。京都市天然記念物に指定されています。
高さ 23メートル、胸高幹周り4メートル。コケのむす幹は九つに分かれ、四方に大きく枝を伸ばします。樹冠は東西22メートル、南北26メートルにも及びます。
弁財天が宿るといわれるこの榎の神木は生命力とエネルギーは健康と長寿の神として、 信仰を集めています。
ところで江戸時代末期の坂本龍馬とおりょうの逸話ですが。。。
武信稲荷神社の南には江戸時代、幕府直轄の「六角獄舎」という牢獄があり幕末、勤王の志士が多数収容されており、その中に 坂本龍馬の恋人おりょうの父である楢崎将作が勤王家の医師であったため捕らえられていました。
おりょうは父の身を案じ龍馬と共に何度か訪れますが、当時女性が牢獄へ面会できることもなく龍馬自身も狙われる身であり面会はかなわない。その為、神社の大木の上から様子を探ったといいます。
その後、命を狙われ追われる龍馬は身を隠し二人は離れることとなります。
おりょうは龍馬の身を案じ行方を捜していました。そんな折り二人で何度も訪れた武信稲荷神社の榎をふと思い出し訪れました。するとそこには龍馬独特の字で『龍』の字が彫ってあったという。
先に様子を見にきた龍馬は、後に訪ねてくるであろうおりょう への伝言に榎の幹に「龍」の字を彫ったとつたえられている。
自分は今も生きている。そして京都にいるのだ。そういう龍馬からの伝言であった。
龍馬が京都にいることを知ったおりょうは二人の共通の知人を訪ね、それにより二人は再び出会えたという。現在は榎は生長しており「龍」の字は消えています。
御守が可愛い~♪
神主様にはいろいろお話を伺ったのですが・・・ちょっと席を外されていますね。
境内を回って・・・
武信稲荷神社の南には「日本近代医学発祥の地」「勤皇の志士 平野國臣他数十名終焉之址」の碑及び「殉難勤皇志士忠霊塔」と「近代医学のあけぼの 山脇東洋観臓之地」「六角獄舎 平野国臣殉難の地」の駒札がありました。
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コメント
へぇえええー
面白い神社ですなぁ
言い伝えとか
いいですよね
投稿: munixyu | 2010年1月15日 (金) 11:59
ここは、龍馬がらみで、
今年から混むようになりますね。
行って見たいリストに入れます。
投稿: 金魚 | 2010年1月15日 (金) 13:45
★munixyuさん こんにちは♪
龍馬さんのお話、京都にはもっとあるでしょうね。
それにしても、京都の歴史は。考えさせられますね。
投稿: りせ | 2010年1月15日 (金) 19:04
★金魚さん こんにちは♪
龍馬さんがらみの場所は新聞、テレビなどがシッカリ取材しているようですよ。
目立たない場所ですが、訪れる人も多くなるでしょうね。
投稿: りせ | 2010年1月15日 (金) 19:06
藤原良相といえば、かの小野篁の友人で、一度死んだ後、篁が閻魔様にとりなして生き返らせてもらった人ですよね。ここのお宮さんの前はちょいちょい通りかかるんですが、そんなに由緒のあるところとは思いませんでした。(神主さんも愉快な方のようで・・・)
坂本龍馬のエピソードもはじめて知りました。近くの三条商店街でなにやらキャンペーンらしきことをやってまして、なんじゃいな?と思ってたんですが、成る程、そういうことだったんですねぇ。
すぐ近くで生活してても、まだまだ知らないことって多いですね。
投稿: わびすけ | 2010年1月15日 (金) 19:43
★わびすけさん こんばんは♪
藤原良相さんってそういう人だったのですか。
龍馬とおりょうさんのお話も鳥居のあたりにでも大きく書いてあったら目立ちますが、社務所と木の周りに書いてあるから、目立ちません。
私も初めて知りました。牢獄があったり、近代医学発祥の地とかも全然知りませんでした。京都はまだまだ知らない所だらけ、発見が多いです。
投稿: りせ | 2010年1月16日 (土) 00:40