合槌稲荷神社 刀匠の信仰
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昨日は夕刻から出かけていました。紅葉をちょっとお休みして・・・作ってあった所を。
三条通、・・・白川に架かる橋のあるあたりです。◆場所はここです。
相槌(あいづち)を打つ・・・って言いますね。人の話に同調した時などに、「うんうんそうだ!」って。あの「相槌」は刀剣を作るときに2人が交互に「槌を打つ」ところから来ているようです。
古い家屋が並ぶ三条通に小さな赤い鳥居が見えます。「合槌稲荷神社」です。
合槌稲荷神社(あいづち稲荷神社)
ここは刀匠三条小鍛冶宗近が常に信仰していた稲荷の桐堂といわれ、その邸宅は三条通りの南側、粟田口にあったと伝える。
宗近は信濃守粟田藤四郎と号し、粟田口三条坊に住んだので三条小鍛冶の名がある。
稲荷明神の神助を得て名剱小狐丸をうった伝説は有名で、謡曲「小鍛冶」も、これを元に作られているが、その時合槌をつとめた明神を祀ったのがここだともいう。
なお、宗近は平安中期の人で、刀剣を鋳るのに、稲荷山の土を使ったといわれる。
民家の隙間の露地を入って行きます。くれぐれもお静かに・・・
路地の奥に、ぽっかりと神社の小さな空間が開けます。
謡曲「小鍛冶」
一条帝がある夜夢で、「名工三条小鍛冶宗近に御剣を打たせよ」とのお告げがあり、勅使を送りその由を伝えます。
宗近は突然の宣旨に驚き相槌を打つ者がいないと辞退しようとしますが、帝のご霊夢によるものゆえ必ず仕れと命令されます。
宗近は神力を頼りに稲荷明神へ祈願に出かけます。すると彼の前に一人の童子が現れ、御剣は必ず成功すると言って安心させます。
そして和漢の銘剣の威徳や故事を述べ、神通力によって力を貸与えることを約束して、稲荷山へ消えて行きます。
宗近は七五三縄を張った壇をしつらえ、祝詞を唱えて待ちます。すると稲荷明神が狐の姿となって現れ、相槌となって御剣を打ち、表に小鍛冶宗近、裏に小狐と銘を入れ勅使に捧げ再び稲荷山に帰ります。
今「目次」を整理していますが・・・この辺りのカテゴリー分けがややこしくて。。。
蹴上、岡崎、白川、三条、繁華街・・・どこに入れればいいか???
粟田神社と組めば・・・?? 後で考える事にします。m(_ _)m
明日はまた紅葉に戻ります。
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三条通・・・蹴上の方向
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コメント
なるほど。なるほど。ふ~ん。(*^-^)
投稿: Tacchan | 2009年12月14日 (月) 09:48
なるほど京都にはいい包丁屋
がよくあるけど
刀匠とかがいたんね
投稿: munixyu | 2009年12月14日 (月) 11:45
あれっ、ご尊顔が・・・・。
投稿: Tacchan | 2009年12月14日 (月) 11:56
ここも、行った事ないですね。
行って見たいと思います。
あと、プロフィールにお姿が、。
今日からですか?
投稿: 金魚 | 2009年12月14日 (月) 14:36
★Taccha~n こんにちは♪
相槌・・・ってここからきたんやねえ。
でも使い方がちょっと違うんやねえ。
微妙な呼吸を合わせんとあかん関係やねえ。
いつまでも、猫の写真もなんやしなあ・・・ってとこです。
ええ歳やし、もうじき丸4年になるし・・・このブログは私そのものやし。また外すかも。
このブログの中にある写真・・・遠目でぼけてるし。
投稿: りせ | 2009年12月14日 (月) 17:42
★金魚さん こんにちは♪
通りすがりに覗いてくださいね。
・・・日曜日から写真入れたかな??
投稿: りせ | 2009年12月14日 (月) 17:46
★munixyuさん こんにちは♪
そういえば・・・老舗の包丁屋さんが幾つかありますね。ハサミも良く切れるのを持っています。
刀と包丁・・・長さがだいぶ違うけれど・・・刀匠が打たれたんでしょうね。
投稿: りせ | 2009年12月14日 (月) 18:03
こんばんは 昨日とまた違うプロフィールのお姿拝見。
これまでの記事やコメントから団塊の世代ちょっと手前で私(かろうじて昭和30年代)よりちょっと先輩をイメージしています。
それ(年齢)より、いつもどこから出勤(笑)されているのか?お住まいがどちらかのほうが興味があります。
洛東近辺かなとかってに推理しています・・・記事と関係ないコメントですみません。あっ お答え不要です(笑)
投稿: iwana-creek | 2009年12月14日 (月) 20:40
★iwana-creekさん こんばんは♪
見つかってしまいましたか・・・少しの間入れてたのは下を向いていて・・・季節も夏だったので止めました。
ハイお察しのとおりです。先輩です。
出没地区は記事数の多さで分ってしまいますね。
京都にお越しの折・・・見かけたら声をかけてくださいね。
投稿: りせ | 2009年12月15日 (火) 04:22
あ。知らないうちに塗り直されたのかすごく綺麗になってますね。
随分前にお邪魔したんですが、入っていこうとした時あまりにも民家の中へ入って行くので、同行していたお袋に「やめとき、ふつうのお家やんか」と止められた記憶があります。
でも少しマニアックな神さんは、こうした民家の間に入り組んだお宮さんってパターンもけっこうありますよね?
投稿: よろづ屋TOM | 2009年12月15日 (火) 11:52
★よろづ屋TOMさん こんばんは♪
ここの鳥居さん・・・中に入って行ったら何処へ通じているのかドキドキしますよ。
もしかしたらどこかのお宅へ「こんにちは」かもって。
塗り直されてましたか・・・剥げてたら侘しいですものね。
ここは駒札がありましたが、無いお稲荷さんも多いです。ご近所だけの守り神・・・結構ありますね。
投稿: りせ | 2009年12月15日 (火) 18:35