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2009年11月29日 (日)

2009秋 高雄 神護寺

新しく来て下さった方は 目次 もご覧くださいね。

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槇尾の西明寺から清滝川沿いに歩いて、ようやく高雄までやってきました。高雄橋を渡ると神護寺参道の上り口があります。

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急な上りが続く参道には、2軒の茶店があります。

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最後の急な石段の下まで来ると視界が開け、谷の向こうに周山街道のバス停あたりが見えます。

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最後の石段は結構きつい上りです。 

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茶店が下に見えます。

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ようやく、神護寺の楼門です。
高雄山の中腹にあるこの寺は紅葉の名所として知られていますが、空海や最澄、明恵も滞在したことがあろ古刹です。正式な寺号は「神護国祚真言寺(じんごこくそしんごんじ)」だそうですが、「神護寺」とよばれることが多く、楼門にも「神護寺」と書かれています。

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境内に入ると、鮮やかな紅葉の色が目につきます。神護寺は、和気氏が建立した「神願寺」と同じく所縁があった「高雄山寺」の二つが天長元年(824年)に合併してできた寺だそうです。

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空海の後、平安時代末期には衰退していました。その後、『平家物語』などで知られる文覚が仁安3年(1168年)にその再興を決意し、後白河法皇や源頼朝らの援助を得て、弟子の上覚によってようやく再興されました。

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太子堂は空海の住房の「納涼房」を復興したもので、現存するものは近世初期の再建。内部の厨子には正安4年(1302年)作の板彫弘法大師像(重文)を安置しており、現在400年ぶりに公開されています。

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太子堂から金堂方向、右は毘沙門堂

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毘沙門堂 元和9年(1623年)の建築で、以前は金堂として本尊の薬師如来像が安置されていました。現在は平安時代の毘沙門天立像(重文)を安置しています。

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左が毘沙門堂、その後ろが五大堂で、どちらも元和9年(1623年)の建立。

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金堂 入母屋造、本瓦葺きの本格的な密教仏堂ですが、昭和9年(1934年)に実業家山口玄洞の寄進で建てられたもの。

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多宝塔 金堂からさらに石段を上ったところにあり、こちらも実業家山口玄洞の寄進。内部に国宝の五大虚空蔵菩薩像を安置しています。春秋に特別公開があります。

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多宝塔への石段途中からの金堂

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多宝塔から「かわらけ投げ」に行く途中の池

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向こうには地蔵院があります。

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神護寺が全国の「かわらけ投げ」の発祥の地とか 素焼きの皿を投げます。  

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下は清滝川、気持がいいものです。

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帰り道に楼門方向を眺めると、まだまだ見学者が続いていました。

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楼門横にある本坊 入れませんが端正な庭が見えます。

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金堂前の紅葉  日当たりがよいのか綺麗な色でした。

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コメント

おはようございます。

残念ながら、今年の紅葉シーズンはどこにも行けず終わりそうな気配です。職場からは毎日二条城が眺められるんですがねぇ・・・。

神護寺には、今年は5月の「宝物虫払い」を見に行きました。教科書等でもおなじみ「源頼朝像」など国宝絵画が展示ケースもなしに眼前10センチまで近寄って見られるという、考えてみると空恐ろしい行事であります。「頼朝像」が服の細かい模様まで描かれていたのは驚きでした(写真だと黒一色に見えることが多いですが)。

雨の日でしたが、本坊(このときだけは中に入れます)のお庭もきれいでしたよ。


投稿: わびすけ | 2009年11月29日 (日) 09:09

茶店って
いい雰囲気でええですなぁ

投稿: munixyu | 2009年11月29日 (日) 11:51

★わびすけさん こんにちは♪
あの源頼朝像はここにあるのでしたか・・・源頼朝像では無いとも言われていますが。
本坊はいつも外から前庭を撮影してますが・・・5月ですね。
有り難うございます。(o^-^o)新緑の頃、忘れずに行ってみたいと思います。
今年の紅葉・・・早々に何度か出かけましたが、それ以後は「行っても仕方が無いんじゃないかなあ」と・・・あまり出かけていません。
二条城・・・今年はつつじの盛りに行ってとっても良かった(新型インフルでガラ空きでした)・・・来年は枝垂桜を絶対に見に行こうと思っています。
二条城はヤッパリ京都観光には欠かせないところだと思います。

投稿: りせ | 2009年11月29日 (日) 13:14

★munixyuさん こんにちは♪
緋毛氈に真っ赤な野点の傘・・・茶店・・・良いですねえ。これからは火鉢かな。

投稿: りせ | 2009年11月29日 (日) 13:17

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