ヴォーリズと駒井家住宅 2
←新しく来て下さった方は 目次 もご覧ください。※写真は全て拡大します。
今日も御覧いただき有り難う御座います。ウィリアム・ヴォーリス
昨日の「駒井家の住宅内部」につづき・・・外回り、庭園の写真です。
1998(平成10)年3月、駒井家住宅は、歴史的、文化的価値が高い建造物として、京都市指定有形文化財に指定されました。
所有者とそのご家族が、「この建物と景観、ならびに駒井卓・静江夫妻の実績を未来に伝え残したい」と念願され、2002(平成14)年7月、土地および建物を財団法人日本ナショナルトラストに寄贈されたものです。
ウィリアム・メレル・ヴォーリズ (1880~1964) William Merrell Vories
アメリカに生まれ、日本で数多くの西洋建築を手懸けた建築家であり、ヴォーリズ合名会社(のちの近江兄弟社)の創立者の一人としてメンソレータムを普及させた実業家。
◆近江八幡に行った時のヴォーリズ関係の記事は→こちらです。
アメリカ合衆国のカンザス州レブンワース生まれ。 英語教師として来日後、日本各地で西洋建築の設計を数多く手懸けた。 学校、教会、YMCA、病院、百貨店、住宅など、その種類も様式も多彩である。 1941年(昭和16年)に日本に帰化してからは、華族 一柳末徳子爵の令嬢満喜子夫人の姓をとって一柳米来留(ひとつやなぎ めれる)と名乗った。米国より来りて留まる、という洒落である。 (Wikipedia)
駒井卓博士とヴォーリズ氏の出会いは静江夫人からです。
夫人である静江さん(1890~1973)は、ヴォーリズに嫁いだ一柳満喜子さんとは、神戸女学院時代の学友でした。ヴォーリス住宅・駒井邸
庭から見た外観
駒井家住宅(駒井卓・静江記念館) 駒井邸
606-8256 京都市左京区北白川伊織町64 075-724-3115 ◆地図です。
★公開日・・・毎週金曜日、土曜日の10時ー16時(入館は15時まで)
※7月第3週から9月第1週・12月第3週から2月末までは原則休館。
温室がありました。駒井博士の研究に使われたのでしょう。
緑の綺麗な庭園です。
このネコちゃん・・・どこかで見たなと思ったら・・・大徳寺の総見院で見たような・・・カラス除け???
ヴォーリズの作風は、人を驚かせるかのような建築家の自己主張をよしとせず、依頼者の求めにふさわしい様式を選択し、その応用と近代的な改善を施すことに努め、住み心地の良い、健康的、能率的な建物を目指しました。
ヴォーリズの思いを受け継いだ建築家たちは、一粒社ヴォーリズ建築事務所として大阪・東京・福岡に事務所を置き、彼がつくり続けた温かみのある空間を創造するべく、現在も建築活動を行っているそうです。
駒井邸を後に疏水沿いの路に出ると、桜の木も今は鬱蒼と緑を茂らせています。
駒井邸に来たからには・・・ランチはここです。すぐ南にある「リーボン」。桜のころには窓一面に疏水の桜並木が広がります。
◆リーボン登場は3度目です、前回の北白川の疏水のリンクします。→こちらです。
北にある「銀月アパートメント」も載っています。 駒井家住宅の説明の方も見ることを薦めてられましたよ。
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駒井家の北隣は「銀月アパートメント」です。
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コメント
素敵なお庭ですね。
投稿: 金魚 | 2009年6月11日 (木) 11:29
ヴォーリズ
すごいかた
なんですねぇ
投稿: munixyu | 2009年6月11日 (木) 11:42
ステンドグラスですか、まるで金箔模様のようですね。
公開されている名所へ行ってみてもそれ自体は良くても、まわりの景観を眺めてうんざりということが日本には多いような気がしないでもない。
その中で、この洋館は見事だなあと思います。
建物・景観保存を考えれば、休館期間が長いのもこの場合大切なことかもしれません。
ランチのお写真。生唾が……。
投稿: Zu・Simolin | 2009年6月11日 (木) 13:06
★金魚さん こんばんは♪
素敵なのですが・・・もっともっと素敵になる余地ありです。
投稿: りせ | 2009年6月11日 (木) 21:22
★munixyuさん こんばんは♪
ヴォーリズさんも凄い方ですね。
ヴォーリズ設計の建物も他にも行きたいです。
投稿: りせ | 2009年6月11日 (木) 21:46
★Zu・Simolinさん こんばんは♪
西日を受けて黄金色に階段と2階の廊下が輝きます。
1枚ガラスが代わってるのですが、どうしても同じ色が出なかったそうです。
この時も観光タクシーが2台来ていましたから穴場じゃなくなりました。
リーボンは直ぐ近く、手頃な値段で雰囲気が良いのですよ。
投稿: りせ | 2009年6月11日 (木) 22:36
こんばんは。
最初の写真。洋風建築にも桜はあいますね。桜は日本の国の花だし、なんとなく桜の名所と言うと京都以外でも和な感じをかもし出している所が多い気がするのは気のせいでしょうか。でも、そんな感じがしていたのですが最初の写真で桜の花が違和感を覚える所の方が珍しいのだなと独り納得していました。
11枚目になるでしょうか洋風な白壁(ちょっとおかしな言い方ですか?)をバックにした鮮やかな青色の花はなんですか?素朴な感じのいい写真だなと思いました。写真によっては緑が元気良すぎてちょっと手入れが行き届かないのかな?って思うような庭に見えたりもするのですが、ちゃんと意図されてこうなっているのだなと納得の写真もあって実際に見たらどんな感じを受けるのかな、と行って見たくなりました。また、季節によっても受ける印象が違うのでしょうねこういう庭は。
投稿: たまちゃん | 2009年6月12日 (金) 01:28
★たまちゃん こんばんは♪
北白川疏水に面していて、桜に埋もれたような建物です。
このごろは花も種類が多いですね。品種改良も盛んなようで・・・。
お庭の手入れはされているのかどうか?ッて感じです。管理されたガーデニングって程ではなく自然体って感じでした。
投稿: りせ | 2009年6月12日 (金) 23:24