« 金閣寺 散策 | トップページ | 二条城 唐門・二の丸御殿 »

2009年6月 3日 (水)

鹿ヶ谷 安楽寺

新しく来て下さった方は 目次 もご覧ください。※写真は全て拡大します。

Dsi_4862a

安楽寺は哲学の道より一本山際の、通称”隠れ道”に面しています。
法然院の南側。今は青もみじの綺麗な石段の上に見える山門が目印です。

朝になってから思い出して後記:
   鹿ヶ谷・・・どう読まれますか?昔、大河ドラマの「義経」で・・・
   鹿ヶ谷を「ししがやつ」って言っててビックリしました。w(゚o゚)w
   「鹿ヶ谷の変(陰謀)」が『ししがやつのへん』になっていました。
   京都は「たに」って読みます。・・・「ししがたに」です。
   東京は渋谷は「しぶや」ですが、京都にも東山に渋谷ってあります。
   「しぶたに」って言います。

   Imr_3741a

安楽寺は桜、つつじ、さつきの咲く時期だけ公開されています。今年はあと1日。6月6日(土)だけになりました。

Dsi_4855a

安楽寺 (あんらくじ)    山号:住蓮山  浄土宗
鎌倉時代の初め、現在地より東1kmばかりのところに、法然上人の弟子住蓮房・安楽房二僧が念仏道場を建てて人々に念仏をすすめた。
たまたま、後鳥羽上皇の官女松虫・鈴虫両姫が教化をうけてひそかに出家する事件がおこり上皇の立腹をうけ、「念仏停止」の宣下によって二僧は死刑、法然上人は土佐へ、親鸞聖人は越後へと配流された。
これがいわゆる建永2年(1207)の法難であるが、下って室町時代の末、天文年間(1532~1555)二僧の供養のため伽藍をこの地に再興したのが当寺である。

Imr_3641a

本堂には本尊阿弥陀三尊像を安置し、傍に住蓮・安楽両上人、松虫・鈴虫両姫の座像、法然上人張子の像等をまつっている。また、境内右手に住蓮・安楽両房の五輪石塔、東方山林中に松虫・鈴虫両姫の五輪石塔がある。左京区鹿ヶ谷御所ノ段町

Imr_3713a

これは松虫・鈴虫両姫、住蓮・安楽両房のお墓への門(上から見ました)です。
五輪石塔は撮影しましたが、載せるのは遠慮しておきます。

Imr_3696a

★---------後ほど写真を入れました:2011.3.9

松虫・鈴虫両姫のお墓
Imr_3690a

住蓮・安楽両房のお墓
Imr_3703a

夢現境    住蓮上人・安楽上人の句  

Imr_3702a

---------

毎年7月25日に、「中風まじない鹿ケ谷カボチャ供養」が行われます。京都の夏の風物詩のひとつに数えられています。

Imr_3645a

訪れた日はサツキが少し遅かったようです。

Dsi_4828a
m

Dsi_4825a

このさつきつつじを見せてくださる為に公開されています。

Dsi_4844a

Imr_3672a

この日は手織り展「続く旅へ・・・/DNA」と題されて
内川トシ子さんと河本たか子さん母娘の作品展が開かれていました。

Dsi_4837a

内川トシ子さん(85才) 
楽しんだ旅行でイメージしたのを織物で表現されています。
羽織られているのはオーロラを見に行かれた時のものと、カナダの紅葉をイメージされたものです。次はバリ島で感じたものを織りたいと。。。
鮮やかな色合いのものがお母様のトシ子さんが織られたものとか。いつまでも華やかで、私も見習いたい事が一杯の人生の先輩です。

Dsi_4834a

本堂を出て・・・帰り。

Dsi_4851a

Imr_3717a

山門を境内から見て。

Imr_3682a

紅葉の頃がとっても美しい山門。なかなかベストの時に行けなくて。
直ぐ横にある法然院と並んで、趣のある風景です。

ブログランキング応援クリックが、毎日の更新の励みになっています。
 --------------------------------------------------------------
    是非よろしく→   こちらも是非 → にほんブログ村 旅行ブログ 京都旅行へ
 --------------------------------------------------------------

Dsi_4863a

|

« 金閣寺 散策 | トップページ | 二条城 唐門・二の丸御殿 »

■散策2 哲学の道 (寺院編)」カテゴリの記事

コメント

すてきな出会いですね。

投稿: Tacchan | 2009年6月 3日 (水) 09:25

緑が気持ち良さそうですね。

投稿: 金魚 | 2009年6月 3日 (水) 10:24

おはようございます!緑に囲まれた綺麗なお寺ですね。なかなか公開時にいけないのが残念です。ここの山門好きです。谷を「やつ」と読むところは、鎌倉にもあります。扇ガ谷→おおぎがやつ、紅葉が谷→もみじがやつ、などがありますよ。

投稿: shimasi | 2009年6月 3日 (水) 10:46

手入れがゆきとどいてるねぇ

綺麗♪

投稿: munixyu | 2009年6月 3日 (水) 11:41

後記の文章を拝見し、もう一度コメント。

大学で貴女と同じゼミにて風俗史を学び、卒論も江戸時代の「結び」の考証をを選択。NHKの大河ドラマにて風俗が間違っていたので、いつだったか記憶にないほどの昔に電話をかけたことを思い出しましたよ。詫びの返事をいただきました・・・・。

投稿: Tacchan | 2009年6月 3日 (水) 13:28

★金魚さん こんにちは♪
新緑が綺麗・・・ということは紅葉も綺麗
良いでしょ。ヽ(´▽`)/

投稿: りせ | 2009年6月 3日 (水) 13:49

★shimasiさん こんにちは♪
法然院のちょっと小ぶりの山門が素敵でしょ。
紅葉の時に出かけるのですが、なかなか良い日に行けなくて。今年はピッタリに行くつもりです。
渋谷って苗字の方を知っていますが、勿論「しぶたに」さんです。関東じゃ「しぶやつ」さんなのかなあ~なんて思ってます。どの地点から「谷」の呼び方が変って行ったのでしょうね。

投稿: りせ | 2009年6月 3日 (水) 13:54

★munixyuさん こんにちは♪
丸々と可愛いですね♪。花がら摘みも大変でしょうね。

投稿: りせ | 2009年6月 3日 (水) 13:57

★Taccha~n こんにちは♪
再びありがとう。。。一期一会やねえ。
またまた、個人情報流出やんか。ええけどぉ。
私あれ見てて・・・歴史の時間は関東では「ししがやつの変」って教わってたんだ!!ってビックリしました。有名な出来事なのに。
貴女も電話したのぉ・・・クレームの電話が殺到したって週刊誌で読んだけれど、今更言い直せないので最後まで「ししがやつ」で通したって書いてあった。
ところで・・・貴女の卒論・・・凄いところで発表したんでしょ。

後記: ゴメン・・・私間違ってた・・・貴女は衣装のことで電話したのよね。昔は時代考証はゼミのあの先生が担当されていたけれど・・・今は時代考証してるのかしら!?

投稿: りせ | 2009年6月 3日 (水) 14:02

8枚目の写真が特に気に入りました。
「ししがやつ」論は知りませんでした。面白いコメントのやりとりですね!

投稿: Zu・Simolin | 2009年6月 3日 (水) 18:39

★Zu・Simolinさん こんばんは♪
8枚目の写真の庭の拡大があるのです。入れるのどうしようかな? って思ってたのですが・・・入れておきますね。
「谷」を「や」と読むのは認めますが・・・「やつ」と読むのって面白いですね。

投稿: りせ | 2009年6月 3日 (水) 21:20

こんばんは。
「谷」の読み方、そうなんだあ~と感心しきりです。関西と関東で読み方が違うとか良く聞きますがテレビの物語の中でその違いを認識させられるなんてテレビのすごさの一面を見るようです。
うっすらとした記憶なので違うかもしれませんが安楽寺へは運よく訪れたことがあるような気がします。ここが目的ではなかったのですが哲学の道界隈を歩いていたら拝観していますの看板を見て行かねばと思い訪れたように記憶しています。ここも、法然院も大伽藍という訳ではないですが、趣のある雰囲気の良いお寺ですね。
五月やつつじって写真のように木?全体をまあるくなる様に刈ってあることが多いですよね。花の感じと合っていてすごく良いなあ~といつも思うのですが誰が考えたのでしょうね。なんでも最初に思いついた人の発想力には感心してしまいます。

投稿: たまちゃん | 2009年6月 4日 (木) 00:33

お早うございます。
コメント有り難うございます。
一応時代考証の方の名前は放映されますが、
時折、首をかしげるときがありま~す。

投稿: Tacchan | 2009年6月 4日 (木) 09:22

★たまちゃん こんばんは♪
東山通りのバスを乗ってて「渋谷(しぶたに)」を「しぶや」って言ってる人が前に立って・・・思わず注意しそうになりました。
安楽寺の公開中に行けたらラッキーですよ。ゆっくりさせていただけるお寺です。
サツキ、ツツジは丸~く刈るようですね。花が見頃を過ぎていて残念でした。

投稿: りせ | 2009年6月 4日 (木) 21:12

★Taccha~n こんばんは♪
昔は時代劇は衣装・風俗の考証はシッカリしていたと思うけど・・・今は疑問符だらけ。特に民放は。

投稿: りせ | 2009年6月 4日 (木) 21:15

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« 金閣寺 散策 | トップページ | 二条城 唐門・二の丸御殿 »