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2009年6月 9日 (火)

金閣寺 方丈庭園

新しく来て下さった方は 目次 もご覧ください。※写真は全て拡大します。

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金閣寺の4回目、今回の最終になります。初めて方丈に入りました。

方丈では石踊達哉氏と森田えり子氏によって描かれた杉戸絵がありましたが・・・今、本物はパリでの美術展に出展中で、細密なレプリカだったのですが・・・

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厳重なセキュリティーで、センサーから頭が少しでも出たら・・・スゴーイ音。w(゚o゚)w

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方丈  (説明は頂いた栞より)
延宝六年(1678)後水尾天皇のご寄進によって再建された方丈は、聖観世音菩薩を中心に、梵天、帝釈天の三像および開山夢窓国師と中興文雅和尚および足利義満の木像をお祀りしています。

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方丈前庭
方丈庭園は相阿弥の作と伝えられます。方丈と同時代の作庭で、唐門を背景に後水尾天皇お手植えの侘助椿があり、女龍石、布袋石、走馬石、蟠龍石、露盤石などを巧みに配置して落着きをみせています。(全ての写真は拡大します)

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左から

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方丈襖絵は、黒川道祐の遠碧軒記に延宝九年(1681)に狩野外記が描いたと記されます。外記を称する狩野派の画家は幾人か数えられますが、ここでは信政の子、寿石敦信(秀信)だと考えられています。

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室中障壁画の一部である四面の画題は、帝堯より天下を譲るという話を聞いて、耳が汚れたと流れで洗う許由と、そのような水は牛に飲ませられないと引き返す巣父の二人を描いたもので、丸味のある筆癖が特徴的であり、比較的、古風な感じがする絵であります。また、須弥檀の絵は、下村観山の筆によるものです。

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右端、鏡湖池が見えます。

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角を曲がって・・・

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鏡湖池も誰のジャマもなく見れました。

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陸舟の松が。

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陸舟の松・・・樹齢600年。元気です。足利義満公寵愛の盆栽を移し、帆掛け舟の形に仕立てられた五葉の松です。

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突然クイズです・・・京都で有名な「三大五葉の松」をご存知ですか? 答えは最後

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金閣

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これは外に出て鏡湖池の散策路から

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方丈

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拝観料を言うのはナンなんですが・・・ここだけで・・1000円・・w(゚o゚)w・・(金閣寺拝観以外にです)。。。主婦としてう~んと・・・悩みましたが。
新型インフルの為異常事態、めったにない日だから思い切りました。1人だったし。
金閣寺・・・観光客は帰って来たかしら?

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三大五葉の松。。。①善峰寺の遊龍の松、②大原・宝泉院、そして③この陸舟の松。

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コメント

拝観料、良いお値段ですね。
私は、苔寺の予約&写経と、謝礼3,000円以上というのに
ちょっとびっくりしました。
昔は、普通に見れたお寺だったのに、
今は、いろいろ変わりましたよね。
京都らしい質問って、難しいですね。
思いついたら、書きます。

投稿: 金魚 | 2009年6月 9日 (火) 11:19

厳重なセキュリティー
なるほど
さすが金閣寺ですなぁ

投稿: munixyu | 2009年6月 9日 (火) 11:44

センサーにひっかかりましたか?
白砂が確かに海のよう、松の舟を浮べて……。下から三枚目は、川のよう。

※京都らしい質問というのは、確かにあらためて考えると難しいですね。何かうまく思いつくかしら……。

(この度は、手間も顧みずサイドバーにリンク紹介くださりありがとうございます)

投稿: Zu・Simolin | 2009年6月 9日 (火) 12:44

りせさん、お久しぶりです。金閣寺の方丈庭園、私も4年ほど前、京都冬の旅での特別公開の時に拝観させていただきました。枯山水の方丈庭園と錦鏡池の対比が、初めての視点から見られて、非常に面白みを感じたことを覚えています。 
今日の午前中、東海地方から近畿、中国地方にかけて入梅したと発表がありました。いよいよ今年も、「紫の時季」が来たのだなと感じています。紫陽花、桔梗、杜若など、この時季の京都は紫色の花があちこちの寺で観られ、独特の風情があるので、桜や紅葉の季節と並び、個人的にはとても好きなので、「紫の時季」と勝手に名付けさせてもらっています。とは言いながら、実際にその時季の京都に行ったことは数えるほどしかありません。その中でも印象的なのは、三千院の紫陽花です。もう10年以上も前になりますが、あの艶やかな紫色、花全体から感じる高貴な貫禄、それに溶け込む古色蒼然の往生極楽院、桜や紅葉の時季の京都が「はんなり」ならば、「紫の時季」の京都は「しっとり」という表現が似合っていると最初に感じたのがこの時でした。2年前の秋から、高校生の時以来、およそ20年ぶりに古典文学に関心を持ち、そこから「紫」が古来、特別な存在感を持っていることに気づき、「紫の時季」に対する思い入れが深まりました。今月末にでも、久しぶりに「紫の時季」の京都を訪問したいです。ここのところ、個人的にへこむことが相次いでいるので、自分へのせめてもの慰めにと思っています。

投稿: しげさん | 2009年6月 9日 (火) 14:13

★金魚さん こんにちは♪
こちらにも・・・いつも有り難う(o^-^o)
そうなんですよ・・・1000円って聞いた時、金閣寺の拝観料込みかと思いました。入口でSKYの解説の人とお話した後でしょ・・・結構ですなんて言えません。
一度は入りたいと思っていましたから。思い切りました。
苔寺も昔はタダでしたが、、、拝観客が苔を踏んで踏んで・・・拝観停止に。。。でも1度は行かなくてはと思っています。一番苔の美しい時期に。
このごろ「機能投票」とかが流行ってて、ポイントアップに繋がる・・・らしいけれど。思いつかないのです。何か閃いたら宜しくm(_ _)m

投稿: りせ | 2009年6月 9日 (火) 16:14

★munixyuさん こんにちは♪
本物じゃなくてコピーの杉戸絵なんですよ・・・ビーッって大きな大きな音。
さ・す・が、金・閣・寺です。

投稿: りせ | 2009年6月 9日 (火) 16:18

★Zu・Simolinさん こんにちは♪
コピーでも高価なのでしょうね。アチコチでビービー鳴ってました。
あの松の舟・・・見事に帆船の形をしていて青々してました。そうですね、白砂が海。

いいえどういたしましてm(_ _)m・・・私の拙い写真に息を吹き込んでいただいて、お話に仕上がり喜んでいます。
イメージを膨らませていただいて嬉しいです。あ~~~松の帆船でお話が~~出来そう。・・宜しく。m(_ _)m

質問のことですが・・・「京都のどこのお寺が1番好きですか」←これでは単純過ぎでして・・・こんなんでいいのかなあ。

投稿: りせ | 2009年6月 9日 (火) 16:31

★しげさん こんにちは♪
お久しぶり・・・嬉しいです。
・・・が、凹む事が相次いでいる・・・それは困りました。私はずっと凹んでいた時にHPを作って紛らわしました。気分転換が下手で、考え過ぎる方なので、HP,ブログ作りに自分を追い込んだのが良かったと思います。
「紫の時季」・・・素敵な言葉ですね。。。それにそうですね。「紫の時季」ですね。思わなかったです。
「紫」は高貴な色。位の高い人が着られた色ですよね。そう思って見ると感慨深くなります。
昨日、紫陽花の開花宣言が出たって言ってました。「とっくに咲いてますよ!」なのですが、紫陽花の花は「花だと思ってるのがガクで花はその下の小さなの」ですって。三千院は広い境内にたくさん咲いていますね。
今の京都・・・「素晴しい紫の時季」を独り占め出来るかも知れませんよ。
雨にこそ華やかに咲く紫陽花。。。きっと安らぎをもたらし、力をくれると思います。三千院の紫陽花情報は6月4日で「つぼみ」でした。もう少しですね。
今日はコメント有り難う御座いました。

投稿: りせ | 2009年6月 9日 (火) 17:00

こんばんは。
金閣寺の方丈って入れたんですね。これは、いつでも拝観料を払えば入れるのでしょうか。それとも、特別拝観の様に期間限定なのでしょうか。入ってみたことがないので入って見たいですね。しかし、他の所と比べてもちょっと高いですね。苔寺は昔はただだったのに観光客が苔を踏み荒らして制限されてしまったと言うお話しは残念としか言いようがありません。
一枚目の写真など何枚かの写真に本物の水をたたえた池と白い石で水を表現した庭とが比べるように映っていた写真、本当の水のある池より石の水のほうが広く感じこっちは池というより海に近い印象を受けるのが不思議でした。確か、何方かも同じような印象を受けられたとコメントしておられたようでしたが気のせいでしょうか。

投稿: たまちゃん | 2009年6月10日 (水) 01:49

★たまちゃん こんにちは♪
方丈は今一応特別公開って言ってますが・・・このごろいつも公開している気がしますが。(でも期間があると思います)
陸舟の松は散策路から見たら「舟だ~!」って分ります。海を行く帆船・・・迫力あります。
足元の苔に無頓着な方は結構おられます。踏み石があるのに苔の上を歩いたり・・・
タダだった昔を覚えています。行列で歩いたみたい。最初は修学旅行生が禁止になり、それから全部禁止になり・・・苔の育成になりました。

投稿: りせ | 2009年6月10日 (水) 14:33

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