黄檗で普茶料理 白雲庵
←新しく来て下さった方は 目次 もご覧ください。※写真は全て拡大します。
黄檗山 萬福寺から紹介するのが順序ですが、今日は黄檗山 萬福寺門前の「白雲庵」の普茶料理です。(昨日は出かけていて、簡単な方を先にしました)
白雲庵は、元大本山万福寺の塔頭。
白雲庵の額は隠元禅師が草庵に与えた筆蹟だそうです。
自悦堂は酒樽で作られた茶室で、現在は白雲庵の開山自悦禅師木像を安置、祀られています。
萬福寺に行くのだから萬福寺の中で普茶料理を食べようと思ったのですが、萬福寺の普茶料理は3人からでしたので諦めました。万福寺
白雲庵は当日の朝予約しましたが、飛び込みでもいただけそうです。2階の窓際の席・・・庭も綺麗でした。
精進料理を大別すると黄檗料理、大徳寺料理、高野山料理、永平寺料理と四派に分けることができます。
黄檗普茶料理は萬福寺の開山隠元禅師が三百数十年前黄檗宗ともども渡来した中国禅寺の料理です。万福寺
普茶の起りは普(あまね)く衆に茶を供するの意と、赴茶(茶を赴く)の意があり、いずれにしても禅門の茶礼のあと作法に従って出される謝茶(禅堂の御馳走)が普茶でその献立は、二汁六菜を中心と致しております。(白雲庵の栞)
白雲庵〈はくうんあん〉
萬福寺門前の中国風の精進料理である普茶料理の老舗です。お料理は3コースあります。中間の6825円を注文いたしました。
以前お友だちと行ったときにはネット予約のみですが手軽な「普茶弁当」があったのですが・・・無くなっていました。
菜単(献立〉は、二汁六菜です。大皿の写真は2人前です。
澄子(スメ)・・・春蘭のお茶。 蔴腐(マフ)・・・胡麻豆腐。 雲片(ウンペン)・・・13種のきのこ、豆類の吉野(葛)煮。 冷拌(ロンパン)・・・和の和え物2種。
※胡麻豆腐は好きじゃなかったのですが、美味しくいただけました。
笋羹(シュンカン)・・・菜煮の盛り合わせ。
笋羹の二皿目
油鎡(ユジ)・・・味付け天ぷら
素汁(ソジュウ)・・・後汁。 醃菜(エンサイ)・・・香の物。 行堂(ヒンタン)・・・季節ご飯。
デザートとして杏仁豆腐(豆乳で)。抹茶。
◆以前に行った普茶料理の紹介です。閑臥庵「京・普茶料理」→こちらです。
白雲庵の門から・・・向こうに見える山門は黄檗山 萬福寺です。
少さいのが1つずつですが、結構お腹一杯になりました。肉、魚が無いのは物足りなさを感じますが、工夫を凝らし、見た目の可愛さ、味付けも様々。
もう一つ有名な普茶料理に伏見の「海宝寺」があります。是非いつか行ってみます。
※昨年末に「京料理展示大会」を記事にして各料亭の京懐石料理を紹介しました。
高い料亭に食べに行くことはほとんど無いのですが、カテゴリーとして「京懐石・普茶料理・他」を新設します。今までのも纏めますので、暫くお待ちください。
※久しぶりに「・・・つれづれ編」が更新しました。
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萬福寺の塔頭の並ぶ左の方には普茶弁当を食べれるところもあります。万福寺
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コメント
卒業の夏、ともに座禅を経験した萬福寺での精進料理とえらい違うな~。細やかなお料理ええね~。
投稿: Tacchan | 2009年5月11日 (月) 10:24
おはようございます!普茶料理食べてみたいです。体に優しそうですね。「海宝寺」聞いたことがあります。是非、食べ比べてみてくださいね。
投稿: shimasi | 2009年5月11日 (月) 10:52
普茶料理ってのがあるんね
不思議な&美味しそうなお料理ですなぁ
投稿: munixyu | 2009年5月11日 (月) 12:14
万福寺の向かい側に敷居の高そうなお店があったのは覚えています。
お庭もお料理も素朴な感じで素敵ですね。
こういうお料理をお茶会でも法事でもなく日常に召し上がるのはやっぱり京都人はすご~い!
投稿: 月の夢 | 2009年5月11日 (月) 12:39
★Taccha~n こんばんは♪
精進カレーライス食べたよね。今風に言えば野菜カレー。
お皿に付いたカレーの色をたくわん(だったかなあ?)で、綺麗に拭いてそれを音も立てずに飲み込んで。
細工が細かい。味は結構シッカリ付いてたよ。
投稿: りせ | 2009年5月11日 (月) 21:44
★shimasiさん こんばんは♪
閑臥庵の普茶料理とも違うし、海宝寺とも違うでしょうね。海宝寺の前に萬福寺を食べなくては・・・コレ何だろう?って食べるのも楽しいけど。。。
投稿: りせ | 2009年5月11日 (月) 21:58
★munixyuさん こんばんは♪
精進料理はよく耳にしますが、普茶料理は聞きなれないですね。
コレ何だろう・・・って食べるのも楽しいですよ。
投稿: りせ | 2009年5月11日 (月) 22:07
★月の夢さん こんばんは♪
白雲庵、なかなか良い雰囲気のお店でしたよ。
細工が細かくてカラフルでお味も変化があって・・・賑わってましたよ。
京都は食べもんも一杯あるでしょ。
投稿: りせ | 2009年5月11日 (月) 22:16
こんばんは。
白雲庵いい感じのお店ですね。でも、万福寺の塔頭って事はお寺ってことですか?塔頭の解釈が違っているでしょうか?
白壁の奥にあるこじんまりした門や、座敷の中から見下ろしているのでしょうか?鯉の泳ぐ池など素敵な雰囲気ですね。そして、何よりも酒樽で作られた茶室なんていかしてますね。この表現は正しくないかも。
それに、精進料理に4つも派閥?があり色々な云われが有るのですね。知りませんでした。肉、魚が無い植物由来の物ばかりの料理を総じて精進料理と言うのだと思っていました。
しかもふっちゃ(こう読むのでしょうか?)料理って知りませんでした。今日は色々勉強になりました。
投稿: たまちゃん | 2009年5月12日 (火) 01:16
★たまちゃん こんばんは♪
普茶料理・・・「ふちゃりょうり」と読みます。
白雲庵が塔頭だったって私も初めて知りました。お寺らしいのは塀と門構えかな?
酒樽は他の塔頭にもありましたから万福寺の塔頭の独特かも知れません。そちらも出入り口が付いてました。あれだけ大きかったら住みたくなります。
精進料理・・・4つもあるのですね。何が違うのでしょうね。
投稿: りせ | 2009年5月12日 (火) 22:42