下鴨神社 勇壮・流鏑馬神事
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昨日5月3日の下鴨神社の「流鏑馬神事」(やぶさめ)は、15日の葵祭の路頭の儀の行列に繋がる前儀です。 葵祭はもう始っています。
行って来ましたよ・・・「流鏑馬神事」に参加する人、招待者などで1時から舞殿で神事が始まり、馬場への行進のあと2時から流鏑馬が始ります。
早くから馬場は人でいっぱい。
流鏑馬の撮影は夫任せにして、私は神事の行われている方面をうろうろしていました。
履物がやっぱり変わってます。
さあ、どなたがどの沓を履かれていたのかな?
※説明は昨年書いたのの丸コピーで楽をしておきます。
「流鏑馬」は「矢伏射馬」(やぶさめ)とも書かれます。文字が示すように馬を走らせながら矢を射ることです。
雄略天皇の即位の年(457)の「日本書紀」及び「賀茂祭に民衆を集めて騎射を禁ず」の記事が「続日本紀」にしるされるなど、古い歴史を持つ日本古来の馬術です。
下鴨神社、糺の森の全長500メートルの馬場で100m間隔三ヶ所の的のを、公家風、武家風の狩装束姿の射手が疾走する馬上から的を矢で射る神事です。
射手は小笠原流馬術同門会の方々です。
的の交換は、下鴨神社にあるボーイスカウト、ガールスカウトの皆さんです。
葵祭の一環ですから、皆さん「葵の葉」をつけておられます。
「イン ヨー」(影陽)の掛け声とともに駆け抜け100mごとにおかれた的に向かって矢をうち放ちます。次の的までの間に弓を用意・・・的の間を馬は5秒で疾走するそうです。
的の大きさも途中で小さいものへと変わり5人で四循環、合計で20回あります。
的に的中の写真がたくさん撮れていました。今日は勇壮な射手の姿をどうぞ。
腰を浮かせたままのすかし乗りという姿勢での疾走。スピードは凄いものです。
的に当れば割れて勢い良く飛び散ります。
1人の方の一の的、二の的、三の的の疾走をどうぞ。先ず一の的、当りました。
二の的 これも的中です。
「イン ヨー」の掛け声とともに・・・
三の的 ・・・矢を放つ手前でした。
公家装束の後に武家装束での流鏑馬が行われます。
1時から始るからお腹が空いて・・・去年はふたばの豆餅。今年は・・・柳月堂のクルミパン。中にはクリームチーズ、ラムレーズン、クリームとりんご・・・大好物です。
◆おまけとして、連写で撮った写真をアニメーションにしてみました。動きはぎこちないですが、雰囲気を味わっていただけると嬉しいです。
昨日行われた下鴨神社の流鏑馬神事を速報でお届けしました。いかがでしたか。
この日を迎えると京都が活き活きした季節になったなあと思います。
※今日の写真は専ら夫がしてくれて・・・流鏑馬観賞も記事作りも私はノンビリでした。
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当った的は「当的」(あたりまと)といって縁起の良いものとして売られます。大きいのや、小さいの、当ったけれども割れなかったのもあります。
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コメント
りせさん、おはよう♪
臨場感あふれる下鴨神社の流鏑馬神事の
アルバムをありがとう。
本当にいきいきと勇壮な行事ですね
糺の森の雰囲気は
いつもとは違うんでしょうね…。
投稿: バンブーママ | 2009年5月 4日 (月) 10:31
流鏑馬を取り上げてくださるだろうと勝手に決めていましたので、とても楽しませていただきました。アニメーションまでとは!
昨年は生で見ましたが、今年はりせ様のサイトでわがずぼらを補っていただいた次第。
馬の地を蹴って駆け抜ける「音」が甦ってきました。因みに柳月堂のパンが久しぶりに食べたくもなりました。
投稿: Zu・Simolin | 2009年5月 4日 (月) 10:51
素晴らしい写真ですね~
走っている馬にバッチリとピントが合ってますね(o^-^o)
もう葵祭が始まってるんですね。
今年は時間がないので御所でチラリと見ようかなと思ってます。
昨日は蹴上に行ってました。
一番上の霧島つつじがとっても綺麗でした
投稿: ナビ | 2009年5月 4日 (月) 10:57
流鏑馬神事
いつものやつですな
今年は失敗したひとは
いないでしたか
投稿: munixyu | 2009年5月 4日 (月) 11:43
★バンブーママさん こんにちは♪
楽しんでいただけましたか・・・。
「昨日の今日」で、夫に頑張ってもらいました。
いつもは静かな下鴨神社も賑やかでしたよ。
馬の駆け抜けるスピード、的に当たる音・・・緊迫感漂って良かったです。
投稿: りせ | 2009年5月 4日 (月) 14:17
★Zu・Simolinさん こんにちは♪
近くに住んでいると行かないわけにはゆかなくて・・・行って来ました。楽しんでいただけましたか。
ビデオも持って行ったのに、日頃使わないから失敗でした。カメラかビデオ・・・両方とも夫任せ、1度に2台は無理だしダメだったよう・・・ガッカリ(笑)
柳月堂のクルミパンが大好きで(あの3種が特に好き)・・・出来立てホカホカの軟らかい~のを頬張りました。
投稿: りせ | 2009年5月 4日 (月) 14:25
★ナビさん こんにちは♪
連写でバシャバシャやってましたよ・・・結構撮れてましたね。
今日は「斎王代の禊の儀」が下鴨神社でありましたが、行くのは辞めました。15日の葵祭りの路頭の儀まで行事が続きますね。
蹴上の公開は今日まででしたね。ツツジはいかがでした?・・・まだ咲き方が早そうに思ったのでこれも辞めにしました。今日はノンビリです。
投稿: りせ | 2009年5月 4日 (月) 14:32
★munixyuさん こんにちは♪
そう100年も続くあの流鏑馬でした。
失敗すると「あ~ぁ・・・(p´□`q)゜o。。」って嘆きの声アチコチからするから気の毒です。
3つの的全部失敗は多分おられなかったと。でも的が小さくなるから難しくなるのですよ。
投稿: りせ | 2009年5月 4日 (月) 14:38
HP拝見させていただきました!
修学旅行の参考にさせていただきます!
清水寺とか、とても参考になりました(`・ω・´)
それにしても、流鏑馬すごいですね~
一度はみてみたいものです(´ω`)
投稿: 通りすがりの学生 | 2009年5月 4日 (月) 23:40
こんばんは。
下鴨神社の流鏑馬神事、ニュースなどで見た事はあるのですが見に行った事はありません。こういうイベントにも京都は歴史があって衣装?装束がおかしくなく神事にぴったりな所がいいです。こちらでも歴史にちなんで武将の格好をした人が街を馬上の人となって練り歩くお祭りがあるのですが何だかおかしっくて、後ろから武将やお姫様ではなくてドラえもんかピイカチューにでも扮装した人が付いてきそうな感じになってしまっていて仮装行列になってしまっています。
何方かも言っておられましたが疾走する馬とそれに乗った人にピントが合い周りが流れるようにぼけている?写真かっこいいですね。馬の疾走間が動画では伝わらないような臨場感と言うか迫力を伝えてくれました。
実はちょっとだけ馬に乗ったことがあるのですが、馬の背の上は思いのほか高くすごく揺れます。しかもスピードが出れば出るほど揺れはひどく感じられるのですがあれに乗って弓を引き的を射抜くなんてすごいですよね。しかも失敗したら会場の人々からため息をつかれてしまうだなんて。かなりの練習をされていると思うのですが、何処で練習するんですかね。ちょっと不思議です。もし、どこかで練習風景を目撃したらぜひ後悔してください。普段着で流鏑馬をしている所ってちょっと面白いような気がするのですが。
投稿: たまちゃん | 2009年5月 5日 (火) 01:40
★通りすがりの学生さん 初めまして♪
お役に立ちましたか♪
楽しい修学旅行になりますように。
流鏑馬・・・機会があったら是非・・・楽しいですよ。
投稿: りせ | 2009年5月 5日 (火) 03:03
★たまちゃん こんばんは♪
遅くなりました。m(_ _)m
装束に携わる人も材料も全てが京都の伝統工芸、匠の技だから・・・相互で歴史と伝統を護って受け継いでいるのだと思います。
流鏑馬の時の乗馬は・・・腰を浮かせて立った状態で脚を開いて・・・その上に矢を抜いて、狙って、射るんですから大変なことだそうです。
馬術は小笠原流馬術同門会の方です、記事にリンクしてますから見てくださいね。テレビで練習風景を見たことがあるのですが逞しいですよ。日本中のお祭りを支えてられるし、馬術の大会もあるそうですよ。
投稿: りせ | 2009年5月 5日 (火) 22:16