桂離宮 2 書院まで
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昨日は庭園全体が見渡せる所まで来ました。続きになります。
回遊式庭園には、桂川の水を引いた池を中心に、茶屋、築山、州浜、橋、石灯篭などを配しています。
散策ルートに沿って紹介します。
石橋を渡って・・・
松琴亭の前に広がるのがさっき見た庭園です。
中央に見える松が住吉の松。向こうからの目隠しの位置にありますね。
松琴亭 (しょうきんてい)
最も格の高いかやぶき入母作りの茶室。
にじり口の内側は三畳台目(茶室用の畳)の本格的な茶室で、遠州好みの八つ窓の囲いになっている。(離宮しおり)
薄い青と白の市松模様の襖。時代劇でもお馴染みですが、新鮮さ感じます。
渡ってきた石橋。
松琴亭の回りにも苔を踏まない為にか、石が綺麗に並んでいます。
松琴亭を後に・・・庭園を見ながら進みます。
書院が見えています。
賞花亭。小高い丘の上に立った峠茶屋風の茶室。園内で最も高い場所にあり、かやぶき屋根に皮付きの柱を用いています。
笑意軒が見えてきました。
順序では笑意軒が先ですが、書院から紹介します。
書院
説明はWikipediaです。
桂離宮の書院は「古書院」「中書院」「新御殿」の3つの部分に分かれ、このうち古書院の建設は1615年頃と推定される。書院、茶屋、庭園などの造営は、八条宮家2代の智忠(としただ)親王(1619 - 1662)に引き継がれ、数十年間をかけて整備された。八条宮家は常磐井宮、京極宮、桂宮と名前を変えた後、1881年に断絶し、桂離宮は1883年から宮内省の管轄になった。第二次世界大戦後は、宮内庁が管理している。
古書院、中書院、新御殿はいずれも入母屋造、柿葺(こけらぶき)で、書院造を基調としているが、古書院の縁側などには数寄屋風の要素も見られる。
古書院縁側からさらに張り出した竹簀子(すのこ)のベランダ状のスペースは「月見台」と称され、桂離宮の主要テーマが観月にあることを示している。
中書院と新御殿の水墨主体の障壁画は、幕府御用絵師・狩野探幽一門によるものである。また、月夜の景色などの金・銀下絵を施した親王筆の短冊も壁面に貼られていた。新御殿上段の間の「桂棚」は天下三棚の一つとして知られる(他に修学院離宮、醍醐寺三宝院)。
山桜が似合っていますね。
茶屋は松琴亭、賞花亭、笑意軒、月波楼の4軒あります。賞花亭、月波楼は次回の紹介になります。
昨日は皆様からねぎらいの優しいコメントを沢山頂きまして有り難うございます。
風邪を引いた感じは全く無いまま、頭痛も治まってきました。ご心配有り難う御座いました。もう大丈夫です。m(_ _)m
少し間が空くと桜も懐かしいかと・・・明日は
桜の予定をしています。
◆ いつも応援有り難うございます。検索で見に来て下さった方も応援宜しく。
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コメント
おはようございます!松琴亭大好き。お公家さんの建物は明るくて広々としていて開放的なのがいいです。
投稿: shimasi | 2009年4月22日 (水) 09:23
りせさん、おはよう♪
元気回復とのこと、よかったです。
季節の変わり目は体調を崩しやすいですよね。
お気をつけて下さいね。
桂離宮、写真で見ると改めて整然とした美しさを感じました。

私は冬の初めに行きました。
秋には、外苑の紅葉だけでも見に行く価値あり!…と思います。
帰りは、中村軒でお茶とお土産もね
投稿: バンブーママ | 2009年4月22日 (水) 09:37
光がきれいに表現されてますね。
投稿: Tacchan | 2009年4月22日 (水) 10:00
すごいよねぇ
人がつくったとは思えない
・・・
綺麗♪
投稿: munixyu | 2009年4月22日 (水) 11:40
★shimasiさん こんにちは♪
離宮はどこも広大な敷地を占めていてゆったりしますね。
石の上を歩いてお公家さんも歩かれたのかしら・・・ちょっと歩きにくそう。
投稿: りせ | 2009年4月22日 (水) 14:43
★バンブーママさん こんにちは♪
有り難うございます。。。m(_ _)m 風邪の一歩手前で辛うじて止っているみたいですので、養生しています。
桂離宮も紅葉の頃が華やかでしょうか。
来る時は阪急で、帰りは周りをグルッと廻ってバス停に出たのですが、バス停前の中村軒・・・残念ながら定休日でした。いつか絶対に和菓子を買いに行くぞ!・・・と、誓ったのでした。
投稿: りせ | 2009年4月22日 (水) 14:52
★Taccha~n こんにちは♪
このごろTacchanは光にこだわっていますね。
上手な人は影や光の表現が上手なのでしょうが・・・シャッター押してるだけだからダメですよ。
投稿: りせ | 2009年4月22日 (水) 14:56
★munixyuさん こんにちは♪
綺麗ですね・・・丹精で。
国宝級の人が作られたのかしら?
投稿: りせ | 2009年4月22日 (水) 15:01
こんにちは ! やっぱり綺麗ですね~ 四季折々に訪れてみたい場所です。建物の直線的な部分と庭に組み込まれている曲線的な部分が上手に融合されているような気がします。今日は少し真面目に語ってしまいした !? と言う訳で私も石畳を通って静かにこの場から去りたいと思います…
あれっ !? 今日は石橋を叩かないで渡ってしまったかな ? すいません、理解して頂きましたか ?
北海道の隠れファンより
投稿: 星野宏 | 2009年4月22日 (水) 17:44
★北海道の隠れファン星野宏さん こんばんは♪
桂離宮は石がふんだんに使ってありますね。石橋も何ヶ所かありました。大きな一枚岩の石橋。それに踏み石が無数に。
石橋から落ちても深さは数十センチでしょうが、離宮参観の出入り禁止になりそうですね。
17世紀の建築とは思えないモダンさがありますね。石組みも斬新だし。魅力的です。続きはもう少し後です。。。思わせ振りな事でm(. ̄  ̄.)mス・スイマセーン
投稿: りせ | 2009年4月22日 (水) 23:12
こんばんは。
見事な庭ですね。やっぱり。本当に毎日手入れがされているのかもしれませんね。庭もさることながらそこかしこにちりばめられている様に配されている建物の数々も雰囲気がある物ばかりですね。よく家は人が住まないと悪くなって行くと聞きますが、まさか離宮に職員や庭師さんたちが住んでいる訳でもないでしょうから丁寧に管理されているのでしょうね。
話は変わりますがお元気になられた様子で安心しました。早め早めの手当てが大事ということなのでしょうね。でも、一日の中の時間で長く電子画面を見ていると頭痛になったりすると良く聞きます。こんをつめる事の無い様お気をつけ下さい。
投稿: たまちゃん | 2009年4月23日 (木) 00:05
★たまちゃん こんばんは♪
ご心配有り難うございますヽ(´▽`)/
PC見続けると目にきますね、目に来たら頭にきて頭痛(。>0<。)・・・このパターンが私に多いのですが、ここ1-2年はへっちゃらだったのです。もう大丈夫です。
御所や離宮では草むしりの方が作務衣に手拭いで昔からの雰囲気のある衣装ですよ。
投稿: りせ | 2009年4月23日 (木) 21:16