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2009年4月11日 (土)

植治の庭 桜の洛翠 閉館

新しく来て下さった方は 目次 もご覧ください。2006・1・27から毎日更新。

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岡崎の閑静な別邸街の白川通りに面した「洛翠」。
元・実業家・藤田小太郎の本宅で、3300平方メートルの敷地内に無鄰庵、平安神宮神苑、円山公園などを手掛けた近代を代表する造園家、7代目小川治兵衛(屋号・植治)によって明治42年造られた回遊式日本庭園があります。
現在は11代小川治兵衞氏により復元・維持が行われています。

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洛翠は京料理、宴会、婚礼、宿泊などの施設でしたが、郵政共済組合宿泊事業終了に伴い5月10日閉館することとなりました。(売却先は未定) 場所はここです

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庭の中央には琵琶湖を模した池が造られています。
その周りには、中国・清(しん)から伝来した「画仙堂」や、大正3年に建てられたお茶室「溪猿亭」等を配し、外に面した塀には伏見桃山城から移築された門「不明門」(あかずのもん)が構えています。

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この橋は現在の琵琶湖大橋の位置にあり、1枚岩を使っています。その下方には近江大橋の位置に珍しい青石を使った橋もあります。

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平安神宮にある臥龍橋と似た飛び石があります。

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琵琶湖疏水から直接清水を引き入れたもの。ここにも鴨が飛んで来ています。

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臥龍橋と似た橋を境に上下に違った趣の庭になります。

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訪れたのは4月3日。今なら枝垂桜が満開かと。

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池の中には竹生島や瀬田の唐橋、長浜港などに似せたり思わせるところもあります。庭園の地図をもらって、照らし合わせて歩きます。

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画仙堂  池のほとりにある中国風のあずまや。
詩仙堂、歌仙堂(高台寺・圓徳院)と並び、京都三仙堂のひとつに数えられています。

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今から約280年前に清から伝来、移築したものです。

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ここで結婚式が行われたようです。

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門扉と屋根の鳳凰(??)

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茶室  「溪猿亭」  三方に水をめぐらしています。

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館内ロビーよりの庭園風景です。庭を見ながらお昼をここで頂きました。

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TOPの庭の雰囲気が好きだったので庭の紹介が琵琶湖の南部から北に上がりました。5月10日で閉館です。桜に続き様々な花も咲き出します。是非今のうちにどうぞ。

2日用事があって桜を見に行っていません。人が多そうですが、桜見物再開です。桜並木だけじゃなくて、変化を持たせて記事にしていますが・・桜に飽きないで下さいね。

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コメント

閉館ですか
もったいないですなぁ

投稿: munixyu | 2009年4月11日 (土) 11:45

こんにちは
「閉館」との言葉に、修築かと思いましたが・・・
郵政共済組合宿泊事業終了とは・・・鳩山さんの言葉で物議を醸し出している件にかかわっているんですねー

「三仙堂」は初めて聞きました。勿論「詩仙堂」「高台寺」しか行ったことがありません(;´▽`A``

門扉の模様から・・・なんとなく中国風を感じてしまうTomです
最近、貴重な京都の「邸宅」や「山荘」に放火??があるような感じ・・・そんなことは、断じてやめてもらいたいものです。

(◎´∀`)ノ凸

投稿: Tom | 2009年4月11日 (土) 11:45

閉館とは残念ですが、そこへ赴かれるとは情報網がすごいんですね。
鴨のお写真も、水面の面白いショットで気に入りましたが、これは蛇足です。今後もお写真のアンソロジー(詞華集)を楽しませていただきます。因みにアンソロジーとは花(アントス)を選び集め(レゲイン)たものらしいです。

投稿: Zu・Simolin | 2009年4月11日 (土) 18:32

★munixyuさん こんばんは♪
遅くなりました。やっと帰って来ました。
閉館となると急に残念に思います。いずれは開館するでしょうが・・・?

投稿: りせ | 2009年4月11日 (土) 21:16

★tomさん こんばんは♪
京都はいかがでしたか・・・♪
洛翠が郵政関連とは知りませんでした。閉館となると急に勿体なく感じます。
「三仙堂」・・・それぞれ随分違いますね。「三○○」っていろいろありますね。ネットで見ると「画」の字が違うのがありました。これが正解だと思いますが。
あの扉の彫刻、良かったです。屋根の鳳凰(?)も変ってました。
無防備だなあと感じる事はありますね。お寺さんは人を疑わない人なのでしょうね。

投稿: りせ | 2009年4月11日 (土) 21:31

★Zu・Simolinさん こんばんは♪
私のはそんなに大した情報じゃないですよ。誰もが見ておられる京都の観光情報で偶然見つけたんですよ。
食事中に窓の外に広がる庭の池に鴨がやって来ていました。ガラス越しに撮りました。
「写真の詞華集」・・・ヽ(´▽`)/・・・そこまでになれれば嬉しいですが・・・綺麗だなあと感じた風景等を撮っています。華のある写真なら良いのですが、写真はあくまでも「撮ってるだけ」。写真をやる気は全く無いので下手なままなのです。
♪~嬉しいコメント有り難うございます。

投稿: りせ | 2009年4月11日 (土) 21:53

こんばんは。
ほんとですか?洛翠閉館。まことに残念です。
洛翠は以前、雑誌で取り上げられていた記事を何度か見て、行きたいけれど宿泊客じゃないと、と思っていたのですがお昼ご飯をいただけば庭も見せていただけると知り自分には分不相応な食事でしたが予約をして思いきって行きました。
その時は、すごく感動して2時間以上庭を見て歩き回りました。お昼もすごく豪華で思わず写真を撮ってしまいました。
復活を願ってやみません。
ふと、思ったのですが。記事の中に生き物が必ず出てきますね。それが記事のアクセントのようになり、コメントを寄せられている人たににも印象に残るようで誰かが登場した生き物についてのコメントを寄せられている気がします。
今日の鴨も着水の瞬間でしょうか絶妙なタイミングでシャッターが切られているなあ~と思ってしまいます。それに、画仙堂を撮った1枚目の写真に似た様な所から写した自分の写真があって見比べてみたりしたのですがやっぱり1つ?違いますね。僕も、もっと写真を撮ったらりせさんのような写真が撮れると良いなあ~と。

投稿: たまちゃん | 2009年4月12日 (日) 02:09

★たまちゃん こんばんは♪
今日はいつもより遅くなりました。暑かったですよ。
洛翠のことは、1月頃に「相阿弥の庭」「小堀遠州の庭」などをまとめた時に「小川治兵衞の庭」を調べた時に見つけました。植治の庭には少ししか行ってないことに気付きました。洛翠・・・どうなって復活するでしょうね。
鳥は見つけたら追いかますが、標準レンズで慌てて撮ってますのでロクなのはないのですよ。生き物や花があると変化になりますよね。きっと。
縦写真の方が良い場合もありますが、横長のPCにはスクロールしなくては1回で見れないので横写真にしています。
同じ場所で同じものを撮った筈なのに人それぞれに違いますね。それがいいのでしょうね。

投稿: りせ | 2009年4月12日 (日) 21:23

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