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2009年3月28日 (土)

嵯峨大念仏狂言 土蜘蛛

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3月15日(旧暦2月15日)の夜半にお釈迦さまは80歳で涅槃に入られました。

「涅槃会」のこの日、嵯峨釈迦堂こと清凉寺の狂言堂に於いて「お松明式」の前に「嵯峨大念仏狂言」が行われました。(無料です)

壬生寺、千本閻魔(ゑんま)堂とともに京の三大念仏狂言の一つです。

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3時半、5時、6時半の3回公演されました。
舞台の前は既に人で溢れ、遠くからの観劇となりました。※写真は手持ちで撮っていますので、ぼやけていています。

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鎌倉時代、円覚上人が庶民に仏法を説くため始めたと伝わる。所作は壬生狂言と同じで無言劇です。(壬生狂言は見たことがありません)

最終の6時半からの演目は「土蜘蛛」でした。

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登場人物:  源頼光、 渡邊綱、平井保昌、土蜘蛛、太刀持

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あらすじ:  
頼光は気分が優れず憂うつな面持ちで、家来たちと酒宴を開くが、その場で床につく。家来たちが控えの間に去ったのち・・・

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土蜘蛛が現れ、太刀廻りとなる。

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・・・蜘蛛は逃げ去る。

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家来たち騒ぎを 聞いて駆けつける。頼光は家来たちに蜘蛛退治を命ずる。

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綱と保昌は蜘蛛を追い立て激しい太刀廻りのすえ蜘蛛の首を取って綱と保昌は意気揚々と引き上げる。 ・・・こういう物語です。

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尚、嵯峨大念仏狂言は春季公演、秋季公演があります。春季公演はもうすぐです。

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◆春季公演    (都合により開演時間の変更あり)

 4月 5日(日)  午後1時半:花盗人、 2時半:愛宕詣、 3時半:船弁慶

 4月11日(土) 午後1時半:橋弁慶、 2時半:釈迦如来、 3時半:土蜘蛛

 4月12日(日) 午後1時半:とろろ、 2時半:羅生門、 3時半:餓鬼角力

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◆秋季公演  10月25日(日)・・・午後1時半、2時半、3時半。演目は未定。

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時間は約40分です。たっぷり楽しめます。

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夕闇の中、明るく映える舞台に真っ白な蜘蛛の糸がナント美しかったこと・・・。(糸が投げられるのは5-6回はあったよう)
春季公演のどれかに行きたいけれど・・・日程が合わない。(u_u。)

皆さん・・・いかがですか?。嵐山方面のお桜見とあわせて・・・素晴しいですよ。

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無言の舞台の後ろではずっと太鼓が鳴り続いていました。

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コメント

いやぁー
なんかいいよね♪

投稿: munixyu | 2009年3月28日 (土) 11:30

★munixyuさん こんにちは♪
夜の闇の中に明るい舞台って・・・綺麗でしょ・・・遠いのがちょっと残念。

投稿: りせ | 2009年3月28日 (土) 12:05

こんばんは。
狂言や能といった伝統芸能ですがあまり詳しくなく良く解りません。上演(と言っていいのしょうか?)の時に使われる衣装の立派さやお面、舞台などの目に飛び込んで来る物に興味が奪われて舞台のストーリーや細やかな技と言った物をちゃんと鑑賞できなくて本当の意味で狂言の良さなどは解ってないです。要するに見た目に興味がそそられて子供のような視線でしか見られていません。お恥ずかしい。(^-^;

投稿: たまちゃん | 2009年3月29日 (日) 03:41

★たまちゃん こんばんは♪
京都は能・狂言は盛んで、私も子供の頃は「お仕舞」というものを習っていて、袴をはいて能舞台で舞った経験があります。だから「能」は大好きなのです。
嵯峨釈迦堂の念仏狂言は「能」の時に同時にある「狂言」とは違って、私には動きの激しい「能」を感じて、とても気に入りました。
「能」を観に行きたいのですが、誘いに乗ってくれる友人がいなくて・・・。

投稿: りせ | 2009年3月29日 (日) 21:22

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