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2009年2月25日 (水)

三十三間堂 (蓮華王院)

新しく来て下さった方は 目次 もご覧ください。※写真は全て拡大します。

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うっとうしい日が続いている京都です。なたね梅雨とか。今週中はこの状態らしいです。

三十三間堂
正式名称を蓮華王院本堂といいます。
現在は天台宗妙法院の管理になる境外仏堂で、正式には蓮華王院と言い、長寛2年(1164)鳥部山麓(現・阿弥陀ヶ峯)にあった後白河上皇・院政庁「法住寺殿」の一画に平清盛が造進しました。(妙法院の記事はこちら
一度、焼失したが、直に復興に着手し文永3年(1266)に再建。その後、四度の大修理を経て750年間護持されています。

ワッ火事みたい。

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2月11日。久勢稲荷大明神の幟があがっています。

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智積院から歩き始めて三十三間堂へ、ちょうどこの日は初午祭(はつうまさい)。お堂の前庭で、山伏姿の行者による「護摩・ごま」という火の儀式が行なわれ、願い事が書かれた護摩木をはじめ、古い お守りやお札を燃やして供養する法要の日だったのです。
儀式は終わったようです。山伏姿の行者さんが帰って行かれます。

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あの煙は・・・護摩の儀式

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こちらが「久勢稲荷大明神」

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長大なお堂は「和様入母屋本瓦葺」で、南北に118メートルあり、お堂正面の柱間が33あることから「三十三間堂」と呼ばれ、堂内には丈六の千手観音坐像(国宝)を中央に1001体もの観音像(重文)と共に風神・雷神、観音二十八部衆という30体の仏像(国宝)が祀られている。

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江戸時代には各藩の弓術家により本堂西軒下(長さ約121m)で矢を射る「通し矢」の舞台。成人式の日のニュースで女性の新成人が弓を引くのを見ますね。
宮本武蔵の吉岡一門との決闘はここでした。大河ドラマ「宮本武蔵」を思い出します。

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三十三間堂の以前の記事には堂内の1001体の観音像の写真(栞から)も入れています。説明もそちらの方が詳しいので見てください。こちらです。

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小雨になりました。

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鐘楼

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格子の向こうは法住寺でしょうか。

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この日も夕方から小雨になりました。
うっとうしい日が続くとはいえ、日没の遅さに「日が長くなったなあ」と・・・。

いつも応援していただいて有り難うございます。今日も宜しく。m(_ _)m

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■散策・01 ◆東山七条 博物館 三十三間堂」カテゴリの記事

コメント

  おはようございます!静岡も雨の日が続いています。ここは修学旅行のコースというイメージが強いのですが、見所満載ですよね。堂内の1001体の観音像は凄いの一言!本堂西軒下を見ると宮本武蔵と吉岡一門の決闘を思い出します。お正月の「通し矢」一度生で見てみたいです。最後の写真の椿かな?絵になりますね。

投稿: shimasi | 2009年2月25日 (水) 10:39

駅に近いので帰りにと思っていると閉門が早くていつも逃してしまいます(~_~;)
団体さんも多いけれど合間はとても静かな所で間近に仏像と対面できるのもいいですねぇ。これだけの観音さまが救おうをして下さっているんだと心強くなります(笑)
山茶花が美しい!!

投稿: 月の夢 | 2009年2月25日 (水) 11:02

ここといい、宮島といい、存命中も燃えたり壊れたりしてもすぐに再建させてた清盛という人はいろんな意味ですごい人だったようですねえ。

大阪中之島の公会堂や淀屋橋みたいに寄付したあとに破産してしまった人もいましたが…

昔の権力者やお金持ちはこうした公共事業に私費(だけじゃないけど)を投じて歴史に名を残した人ばかりだったのに、いつから自分の親族だけで貯めこんで貯めこんで、さらに強欲になってゆく連中ばっかしになったんでしょうねえ。

投稿: よろづ屋TOM | 2009年2月25日 (水) 11:03

ファイヤー!
ええですなぁ

投稿: munixyu | 2009年2月25日 (水) 11:37

★shimasiさん こんにちは♪
こちらはやっと雨も止み、薄日が射してきました。三十三間堂って修学旅行生とかが多くて、つい「お子様向き~」なんて思ってしまいますが、なんのなんの圧倒される仏像に厳粛そのもの。我らの年代こそが行く所だと。
私も数年前の大河ドラマ「宮本武蔵」の吉岡一門の決闘場面を思い出します。(記事に書いておこうっと)
この時期だから山茶花だと思います。ちょっぴり咲いていたのを無理して撮ってます。

投稿: りせ | 2009年2月25日 (水) 11:52

★月の夢さん こんにちは♪
ツアーバスも多いし、大勢が来てるだろうと思って入るのですが、厳かだからでしょうか・・・人を感じません。1000+1体の仏様は圧倒します。ゆっくり座って時を過ごしたいところですね。今度は一番に・・・・。

投稿: りせ | 2009年2月25日 (水) 11:59

★よろづ屋TOMさん こんにちは♪
応仁の乱で焼き尽くされた京都もここまで復興しましたね。後々の観光名所になるなんて思ってのことじゃないのに。
私もね・・・贅沢三昧で一生過ごしても残るお金を持っている人は、残りのお金は世の為・人の為に使うべきだと思います。蓄財はそれら多くの方のお蔭で得られたものだと思いますから。今は自分さえ良けりゃ、お金さえあれば、楽しけりゃ他はどうでも良いが充満ですね・・・テレビの影響だと思います。昔はテレビのお目付け役がいたけれど、口を閉ざしましたものね。物言えば唇寒し・・・です。日本人の良識、こころなんて、ここ数年で壊れました。いつか復活する事を願って。

投稿: りせ | 2009年2月25日 (水) 12:14

★munixyuさん こんにちは♪
儀式は終わっていましたが、最中はもっと・・ファイヤー! だったでしょうね。

投稿: りせ | 2009年2月25日 (水) 12:37

りせさん こんばんわ~
1001体もの仏様にお参りできる三十三間堂は大好きなお寺で度々訪れます。
でも、こうして写真を拝見すると本当に細長いお寺ですね

投稿: 白熊二代目 | 2009年2月25日 (水) 22:25

★白熊二代目さん こんばんは♪
長さが120mって、長いですね。100m走以上ですね。
1001体の仏様を並べたら・・・そうなるのですね。
白熊二代目さんは何度も行かれてますか。私も一度ゆっくり眺めてみたいです。

投稿: りせ | 2009年2月26日 (木) 00:00

こん晩は。
初めの写真、正直受けました。コメントの内容(焼失、再建と言った話題)とあまりにマッチした写真でしたので。りせさんのおちゃめっぷりを垣間見ました。でも、ブログの中のそこかしこで、遊んでおられますよね。結構パソコンの前で一人吹き出してることあるのですが、御意思とは遠いところに居るかも知れません。
三十三間堂は、僕も何回か訪れています。沢山の仏さんの中から自分に似た仏さんを捜し当てると幸せになれるとか言われて行く度に捜すのですがついぞ見付かった事がありません。下心のある者に仏の施しは無いようです。
今回他の方でコメントしておられた内容にちょっと心動かされました。平清盛が色々な建物を再建されていることに感心されていた方がいらっしゃいました。(それに比べて・・)と言うような話題にも触れておられました。平清盛と言うと源頼朝や義経などの敵役として歴史上に登場することが多いと思うのですがそのせいかどちらかと言うとしてきたことに比べて評判の良い人ではないような気がするのですが、こうした先入観的なことにとらわれずにやってきたことへの評価をしておられることにちょっと嬉しい気持ちになりました。
ちょっと上から目線でしょうか?コメントされていた方が快く思われなかったら申し訳ないことでした。


投稿: たまちゃん | 2009年2月26日 (木) 00:46

★たまちゃん こんばんは♪
私も所詮「関西のおばちゃん」で「O型」ですから、単純お笑い系が入っています。かなり押さえて押さえて書いていますが・・・笑ってくださってたら嬉しいです。
三十三間堂の仏さんの中には自分に似た仏さんがおられるとか・・・暗くて多すぎて・・・見つけられません。
歴史には疎いのですが、以前吉川英治著の「新・平家物語」、確か文庫本16冊を読みました。その為か私は平清盛は嫌いじゃないです。本人はいかがな人かは存じませんが人は、対する人によって何面もの顔を持ちますから、見る方向によって善人にも悪人にもなると思います。
昔のことと、人物像、心は・・・完全には知る由もないから理解は人それぞれで良いかと。

投稿: りせ | 2009年2月26日 (木) 02:02

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