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2009年2月 6日 (金)

延暦寺 元三大師堂

新しく来て下さった方は 目次 もご覧ください。※写真は全て拡大します。

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今日は比叡山・延暦寺の最終。 横川(よかわ)の四季に法華経の論議を行うことから「四季講堂」と呼ばれる、別名「元三大師堂」です。

比叡山・延暦寺は滋賀県大津市坂本本町と京都市左京区にまたがっており、ここ「元三大師堂」は全く滋賀県なのです。(滋賀県の方、越境してスミマセン)

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慈恵大師・良源 (じえだいし・りょうげん)
天台宗の僧侶18代目の天台座主(天台宗の最高責任者)も務めました。
亡くなった日が1月3日(元三)なので、元三大師(がんさんだいし)の名で呼ばれます。比叡山の経済的基盤の確立や、焼けたお堂を建て直したり、学問的な興隆、教団内の規律の維持などの功績があります。

ここは、古くは定心房といい、慈恵大師の住房の跡に建立された。古来は弥勒菩薩をご本尊としていたが、現在は元三慈恵大師良源を本尊にしているので「元三大師堂」「横川の大師さん」として参詣者も多い。

元三大師は角大師ともいわれ、2本の角をもち、骨と皮とに痩せた鬼の像を表わした絵で、伝説によると、良源が鬼の姿に化して疫病神を追い払った時の像であるという。この姿を描いたお札は、門口に貼る魔除のお札として知られ、鬼守りとも呼ばれます。

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角大師以外にも豆大師、降魔大師、魔除大師など、様々な呼び名があります。元三大師そのものが特異な信仰を集めています。
また、おみくじの原型を作った人で、「おみくじ道場」って門に書かれています。

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おみくじは一般的には漠然と将来の予告ですが、ここのは「今悩んでいる事を、どちらに決めたら良いか」を占って決めて貰うもので、悩み事がある人の為のものです。

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本堂です。これぞ正に滋賀県、大津市・・・という「大津絵」が懸けられています。

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大津絵とは・・・寛永年間(1624- 1644)に仏画として描かれ始めた。当初は信仰の一環として描かれたものであったが、やがて世俗画へと転じ、18世紀ごろより教訓的・風刺的な道歌を伴うようになった。江戸時代を通じ大津の追分、三井寺の周辺で売られていました。藤娘と弁慶が掛けられています。

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京都市内で元三大師のお寺は紫式部の邸宅跡の「蘆山寺」(ろざんじ)です。

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天台宗修行道場 比叡山行院

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今日で比叡山・延暦寺は終わります。

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 2 比叡山 延暦寺」カテゴリの記事

コメント

こんにちは♪

四季折々の京都、そして普段着の日常の京都を楽しく拝見しています。
家に居ながらにして 京都へ行った気になれる嬉しい・有難いブログです♪
アーカイブのお写真も記事も充実していて 楽しんでいますよ~
毎日の更新でなくとも良いと思います。どうぞゆっくり、そして長く継続して下さると 嬉しいです♪
去年、2月に京都へ一人旅致しましたが、こちらの記事がとても参考になりました ♡ 感謝です!

投稿: ミッチ | 2009年2月 6日 (金) 10:18

おはようございます
毎日あちこちのアルバムを見せていただいて楽しませていただいています。
家に居ながらにして大好きな京都を旅することが出来、りささんに感謝感謝でございます。
更新も期待に応えなきゃ…と大変でしょうが無理なさらずにマイペースでやってくださいね
でもファンとしては心待ちにしているのも否めませんが(笑)
今日は大好きな高台寺、石塀小路あたりを散策させていただきます

投稿: かわせみ | 2009年2月 6日 (金) 10:21

更新がんばってくださいませ
応援してまぁああーす

投稿: munixyu | 2009年2月 6日 (金) 11:42

楽しく拝見させていただいています。

京都には学生時代をすごした思い出が詰まっていて、りせさんのブログには大事なものを思い出すきっかけをいただいています。

これからも無理なくご自身のペースでの更新を楽しみにしています。

投稿: 第二のふるさと | 2009年2月 6日 (金) 13:53

★ミッチさん こんにちは♪
京都を楽しんでもらってますか~♪ 参考になって良かった~♪ コメント有り難うございます。
目ぼしい所はほとんど行ってしまってて、行くところを迷ったりするのです。
今までは1寺院を1回の記事にして勿体ない事をしてました。ゆとりを持って記事を作って行きたいと思います。
アーカイブで楽しんで下さいね・・・これからもどうぞ宜しく。

投稿: りせ | 2009年2月 6日 (金) 19:14

★かわせみさん こんばんは♪
もう夜になってしまいました。m(_ _)m スミマセン。
石塀小路ですか・・・何度でも往復してくださいね。夜もありますよ。
ブログを始めた頃は、「既成のカテゴリー」を細かく分け、目次のようにしましたが、上手くいきませんでした。
やっと、今の形が出来ました。なにぶん大まかに分けたカテゴリーで変な区分もありますが大目に見てくださいね。
私も更新をゆっくりにし過ぎるとだれてしまいます。手を抜きながら、更新を続けます。
ファン・・・嬉しい~有り難うございます~♪。これからも宜しく、京都を楽しんでくださいね。

投稿: りせ | 2009年2月 6日 (金) 19:26

★munixyuさ~ん こんばんは♪
遅くなりましたm(_ _)m  応援有り難う~~♪ 
munixyuさんが毎日見に来て下さってるもの・・・絶対に頑張るぞ!!

投稿: りせ | 2009年2月 6日 (金) 19:33

★第二のふるさとさん 初めまして♪
学生時代、青春時代・・・懐かしい時代です。
京都を歩きながら今も、あの頃を思い出しますよ。
どうですか?変っているでしょうか?・・・京都駅、繁華街はかなり変ってしまいました。
撮った写真を小出しに(笑)・・・末永く更新を続けます。京都を思い出して下さいね。これからも宜しく。

投稿: りせ | 2009年2月 6日 (金) 19:42

こんにちは。
昨日は夜遅くまで他事をしていたためPCを立ち上げる事さえせずに寝てしまいました。ですから1夜明けて、近所の喫茶店で朝食を済まし生協で週末安売りをしている卵を買ってお昼になってPCをやっと立ち上げ訪問した次第です。
そしたら、もう今日の日付の更新も済ませておられ2回分をいっぺんに見せていただきました。後、いただいたコメントも楽しく拝見しました。(o^-^o)
こんなゆるい訪問の仕方ですみません。
やっぱり叡山は洛中の寺院と比べると雰囲気が違いますね。洛中のお寺の方がまるい気がします。・・・感じが。
大三大師さんが鬼になってしまった絵は何処となく愛嬌がありますね。守鬼なのですから、普通の鬼に比べて優しげなのでしょう。しかし、お坊さんなのですから鬼ではなく何か別な物に姿を変えて欲しかったのでは?と思いました。
見ざる言わざる聞かざるの発祥の地が東山に有りお守りの発祥が叡山に有りやっぱり京都には歴史がありますね(叡山のここは滋賀県でしたっけ)。
話は変わりますが、いただいた返信を読みながらもう一度三年坂で撮った舞妓さんの写真を見てみました。まず思いっきり観光地。でもスッタフの様な人は連れてないぞ!2人連れ、一人の着物は赤、おっ!でもぽっくりは履いている、帯はちょっと薄っぺらいなあ~。化粧ののりは・・・解らん。舞妓さんの間違い探しみたいで大うけでした。

投稿: たまちゃん | 2009年2月 7日 (土) 13:07

★たまちゃん こんばんは♪
いえいえ、いつでも好きな時に来てくださいね。
比叡山は厳しい修行道場なのでしょうか、とっても古いし山の中。庭園や障壁画の美しい市内のお寺は宗派も時代も違うのでしょうね。
京都から各地方に伝えられたものは沢山ありますが、思いがけないものも、そうだったりするのですね。
ニセ舞妓さんのこっぽりですが、履いて歩かれていたら大したものです。歩きにくくて撮影の時だけ履いてポーズされる方も見ました。
体験舞妓さんは、30分~1時間だったかの散策と写真が数枚付くのです。撮影は終わっていたのかも知れませんね。
この頃は「ハッキリ見分けが付く」というより、観光地にいる舞妓さんは舞妓体験の観光客だと思って見ていますよ。
本物の舞妓さんは・・・まあ、綺麗ですもの。(◎´∀`)ノ
それから・・・人力車に乗ってる方は100%ニセですからね。

投稿: りせ | 2009年2月 8日 (日) 00:06

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