□ 2008 宵山 祇園祭 2

2008年7月24日 (木)

出陣の船鉾

新しく来て下さった方は 目次 もご覧ください。 ※写真は全て拡大します。

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新町通りの四条を下がった所に、船鉾は目の前すれすれに帰って来ました。

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「凱旋鉾」のように。

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大波を蹴って・・

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現存するこの船鉾は『出陣の船鉾』と言ったそうです。

かつて、同型で『凱旋の船鉾』といわれ後祭のトリを務めていた「大船鉾」がありましたが、元治の大火(1864)で焼失。今は「休み山」とされています。
岩戸山の指導のもとでお囃子が復活しています(今お休みらしい)。 船首には龍の頭を飾り、大金幣が特徴だったそうです。

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船鉾   
神功皇后をめぐる説話によって鉾全体を船の型にしています。
舳先には金色の鷁首(げきす)、艫(とも)には黒漆塗螺鈿の飛龍文の舵。
船端には朱漆塗の高欄をめぐらし、唐破風入母屋造りの屋根からは紅白の長旒(ちょうりゅう)・吹流しをひるがえす。
鉾の上には皇后と陪従する磯良・住吉・鹿島の三神像を安置する。
主神神功皇后は神面(文安年間作1444~1448)をつけ緋縅の軍装、その後に鹿島明神、舳先には、海神安曇磯良が龍宮の満干珠を住吉明神に捧げています。

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ハシゴが架かりました。

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無事航海が終わってほっとした表情です。

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こちら側の装飾も素晴しいです。

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囃し方が下りられて続いて中に飾られていたものも下ろされました。

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------------------  こちらは御池通りを悠々と行く船鉾です。

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船鉾が好きで、最後は船鉾尽くしになってしまいました。

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山鉾巡行はこれで終りですが、宵山の時の屏風祭り、四条通での和太鼓などのイベントが残っております。
祇園祭ばかりでは飽きそうなので、、、他のと交互に入れてみようかな・・・。

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船鉾を見終わった後に月鉾の前を通ると・・・もうすっかり後片付けが・・・

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2008年7月23日 (水)

祇園祭 新町通りにて

新しく来て下さった方は 目次 もご覧ください。 ※写真は全て拡大します。

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今日も祇園祭の山鉾巡行です。お付き合い下さいね。

長刀鉾のお稚児さんは鉾が御池の新町に来た時に鉾から下ります。神様のお使いですから、地面には足を下ろしません。
鉾にハシゴ段がかけられて強力さんが上がって行かれます。観客の皆さんにお顔が見えるようにグルッと回られてからゆっくりゆっくり下ります。(2人の禿さんは自分の足で歩きます)

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新町通りが細くて危険だからでしょうか、この先に車が待っていました。

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さあ、私は四条通に急ぎます。途中保昌山が通って行きました。停まっている長刀鉾より先に「山」が何基か鉾町に帰って行きました。

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長刀鉾がやって来ました。勿論もうお稚児さんは乗っていません。

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ちょっと淋しいかな。

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長刀鉾の「長」という字が変わってますね。織田信長の字だと書いてありました。

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長刀鉾の音頭取の方の装束柄もいいですね。蝶でしょうか? 肩いっぱいに羽根を広げています。

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函谷鉾です。辻回しの竹を丁寧に敷き詰めておられます。大きな車輪をデザインしたこの装束もダイナミックですね。

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鉾と鉾の辻回しの間をぬって芦刈山が西に向かって走って帰って行きました。こういうのが見れるのもここに居てこそかな。

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岩戸山が帰って来ました。町内の「山」って感じがします。

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乗っておられる囃子方も和やかな感じ。帰り道で緊張が取れたのかも。

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音頭取のお二人もお年を召しておられました。

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こうして次の世代へと受け継がれて行くのですね。

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昔からの京町家とマンションの並ぶ間を「おかえりなさ~い」の声の中を帰って行きました。

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「船鉾」を見て帰りました。細い道一杯に帰って来る船鉾を、山鉾巡行の最後にしたいと思います。もう一日お付き合い下さいね。

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岩戸山の装束どうですか・・・・肩いっぱいに広がった大車輪。大胆ですね・・・力強さが表れています。

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2008年7月22日 (火)

動く美術館 月鉾

新しく来て下さった方は 目次 もご覧ください。2006・1・27から毎日更新。

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今日は「大暑」。連日35度の「猛暑日」の京都です。暫くは観光客が少なくなります。
関東の「連日・真夏日で30度」なんてニュースを聞くと・・・「涼しそう」って思います。
今日は祇園祭の鉾の中でも特に絢爛豪華な「月鉾」です。

月鉾   11.88トンで32基中の最重量です。
鉾頭に新月型(みかづき)。屋根裏の草花図・前懸のメダリオン絨毯・錺金具など装飾品の見事さから動く美術館の筆頭とも言われています。

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新町通りを四条に出てきた月鉾です。後ろに蟷螂山(かまきり山)が続いています。

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屋根の棟先には「太陽」の象徴・化身である三本足のカラス。軒下には「月」の化身のウサギ。このウサギは左甚五郎作といわれています。屋根裏の金地著彩草花図は天明4年(1784)円山応挙の作です。

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屋根の棟先のカラス。

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激しい波間を行くウサギの下の軒桁貝尽くしの錺金具は松村景文の下絵。

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こちらは後ろ。屋根裏の絵、ウサギの形も違います。(宵山のときの写真です)
応挙に左甚五郎・・・間近に見れるのが月鉾です。

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囃し方が乗っておられないので、岩城九右衛門の天井絵「源氏五十四帖扇面散図」がよく見えます。破風蟇股の彫刻は左甚五郎作と伝えられています。四本柱の錺金具や破風散しの金具などはいずれも華麗で山鉾のなかでも最高のものです。

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上水引の刺繍双鸞霊獣図は天保6年(1835)円山応震の下絵、下水引の蘭亭曲水宴図は文化13年西村楠亭の下絵という。

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前掛、後掛は華麗なペルシャ緞通、胴掛はコーカサス緞通などを用いている。近年、下水引は皆川月華作の花鳥図に、見送も月華作の草花図にかえている。また、平成12年(2000)には前懸のインド絨毯も復元されました。

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ゆかたも素敵です。「紺地に白地」「月とカラス(太陽の化身)」物事の陰陽でしょうか。

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四条新町での辻回しの時に、後ろの蟷螂山などが先に帰って行きました。

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月鉾は天明、元治の大火でも懸装品の焼失を免れ、江戸の美術品を今に伝える動く美術館といわれる鉾です。

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今日は最高気温が36度になるとか、日中出歩くのを止めるのが身のためかと・・・。
皆様もご自愛下さいね。

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2008年7月19日 (土)

祇園祭・山鉾巡行 2

新しく来て下さった方は 目次 もご覧ください。2006・1・27から毎日更新。

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京都は連日蒸し暑い日々が続いております。宵々山~山鉾巡行まで(実は18日も)連日出歩いた疲れが今、ドッと出ています。
「祇園祭だ!!」と、気合が入っていた時は疲れを感じなかったのですが、「疲れ、筋肉痛は遅れてやって来る」・・・つくづく年を感じます。
19日は疲れからお昼まで寝てしまいました。なので、「祇園祭・山鉾巡行 1」 「祇園祭・山鉾巡行 2」は夫がつれづれ編を休んで作ってくれました。
 *----------------撮影場所は河原町御池の角です。-----------------*

「2008年 祇園祭 山鉾巡行 2 」
今日2回目の更新、山鉾巡行の後半の16基です。前半は下の記事をご覧ください。

17 菊水鉾 (きくすい鉾)
謡曲「菊慈童」から着想された鉾。魏の文帝の勅使が薬水を訪ねて山に入ったところ少年に出会う。聞けば、少年は700年前に、王の枕を誤ってまたいだのが原因で都を追われた。以後、普門品の偈を甘菊の葉に記しておいたところ露が滴り、この水を飲んで不老長生したという。慈童は、この薬水を勅使に献じた。昭和28年に復興。鉾頭には天に向いた16菊。この鉾に限り「菊水」と篆書が掘り出した額がつく。

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18 木賊山 (とくさ山)
京都市下京区仏光寺通西洞院西入ル木賊山町の山。世阿弥の謡曲「木賊」から着想され、木賊刈りの老翁が別れた愛児を思いながら舞う場面を表現している。等身大の老翁像は足台に元禄5年(1692)の墨書があり、右手にかま、左手に木賊を持つ。

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19 伯牙山 (はくが山)
戦後に町会所が無くなったため、綾小路に面した旧家・杉本家の表の間の格子を外し、お飾り場にしている。琴をまえに、斧をもった人形は、中国・晋時代の琴の名手・伯牙。怒りの目、紅潮した両頬は、友人の訃報を聞き、悲しみに打ち震えながら、まさに琴を打ち破らんとしている様を表す。明治になり多くの山が名前を改めさせられているが、この山も「琴破(ことわり)山」から改称した記録がある。

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20 郭巨山 (かっきょ山)
山には屋根がないのが普通だが、この山は日覆障子を乗せている。金地彩色法相華文の板絵として他の山にない古い形式を残している。名前の由来は、中国の史話にある貧しくて母と子を養えない郭巨が、思い余って子を山に捨てようしたとき、土の中から金の釜が現れ、母に孝養を尽くした話による。人形は、鍬を持つ郭巨と紅白の牡丹の花を持つ童子の2体。

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21 放下鉾  (ほうか鉾)
鉾の名は真木のなかほどの「天王座」に放下僧の像を祀るのに由来する。鉾頭は日・月・星三光が下界を照らす形を示し、その型が洲浜に似ているので別名「すはま鉾」とも呼ばれる。かつては長刀鉾と同様「生稚児」であったが、昭和4年以降稚児人形にかえられている。稚児人形は久邇宮多嘉王殿下より三光丸と命名せられ、巡行の折には稚児と同様、鉾の上で稚児舞いができるように作られている。

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辻回しでは、鉢巻を巻いて両車輪の上に二人乗ります。

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22 岩戸山 (いわと山)
『古事記』『日本書紀』に記される「国生み」と「天の岩戸」の神話を故事にもつ、曳き山。「天の岩戸」は、素戔鳴尊の乱暴に天照大神が岩戸に隠れられたため、天地は常闇となり、八百万神は安の河原に集まって対策を練り、常世の国の尾鳴鳥を鳴かせ、鏡を鋳造し、500個の勾玉をつくり、天香山の榊を立て、天鈿女命が舞った伝承である。屋形内に、伊弉諾尊、天照大神、手力男命の3体の人形が飾られる。

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23 船鉾  (ふねぼこ)
『日本書紀』の神功皇后の新羅出船に由来する。屋形内に飾られた神功皇后の人形は、面を着け、頭に天冠を頂き紺金襴の大袖に緋の大口、緋縅の大鎧を付けている。応仁天皇を生んだゆかりから、御神体に、晒を巻いて置き、巡行後に安産祈願の御腹帯として授与する習慣がある。現在の船鉾は、宝暦年間に計画され、天保年間に完成。船頭に「鷁(げき)」と呼ばれる想像上の瑞鳥を飾る。高さ1.3メートル、両翼端2.7メートル。

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24 北観音山 (きたかんのん山)   ここからは、後祭の巡行列となります。
応仁の乱の時代から隣町の南観音山と、1年おきの交代で山を出していたといわれる。隔年にでるというのは例がなく、この両山だけ。もとはかき山だったが、後に曳き山になった。楊柳観音像と韋駄 天立像を安置する。鉾ではないので真木の代わりに真松を立てる。松は、毎年鳴滝から届けられ、籤で所有を決めている。史料には「左三の枝に尾長鳥あり」とあるが、いまは鳩が留まる。北観音山に、尾長鳥が留まっている。

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25 橋弁慶山 (はしべんけい山)
山の御神体がなにを表すかは一目瞭然。五条の橋の上、牛若丸が軽々とぎぼしの上に飛び上がり、弁慶がなぎなたを構えるシーン。足駄の前歯だけで人形の体を支えるこの躍動感は、とても500年も前の造形とは思えない素晴らしさだ。かき山としてただ1つ、くじ取らずであったことや、山籠、真松もない形式からも、山の中では屈指の古いものであることが分かる。

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26 黒主山 (くろぬし山)
油天神山が梅なら、こちらは桜を松と共に飾り、華やいだ雰囲気をかもす。謡曲「志賀」のなかで、六歌仙の1人、大友黒主が志賀の桜を眺めるさまをテーマにしている。杖をつき、白髪の髷(まげ)の翁の人形は、いかにも品格がある。失火で町家(ちょういえ)を失ったのを機に、5階建てビルにし、祭りのときだけ町会所にするのは時代をさきどりしたと話題になった。山を飾る桜の造花は、家に悪事を入れないお守になる。

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交差点で2回まわって、観客は大喜びです。

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27 八幡山 (はちまん山)
八坂さんの祭りに石清水八幡をまつるのは不思議だが、当時それだけ八幡さんが信仰されていたあかしだろう。社殿は江戸時代後期天明年間の作と伝えられる総金箔押しの華麗なもの。前面の鳥居の笠木のうえに、向かい合って八幡さんのシンボルの鳩が2羽、止まっているのが愛らしい。[こちらも負けじと2回まわります]

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28 鈴鹿山  (すずか山)
鈴鹿山は、旧東海道の難所・鈴鹿峠をいう。畿内と東国を結ぶ要衝として、歴史上のエピソードも多い。商人を狙う盗賊が多かったことが、鬼が出る、に転化したようだ。この山の神・鈴鹿明神(瀬織津姫命)の伝説も鬼退治のおはなし。大なぎなたを手に、立て烏帽子の女神の姿がりりしい。

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29 役行者山 (えんのぎょうじゃ山)
鈴鹿山と共に山鉾町最北の山。役行者(えんのぎょうじゃ)は自ら修行するだけでなく、庶民の中に入って医療などにつとめた僧。古くから民衆に人気があった。人形3体はその役行者をまん中に、鬼の顔の一言主神、葛城女神。三者の関係はさだかではないが、者が大峰山と葛城山のあいだに橋を架けようとして、鬼を使ったとの伝説によるらしい。人形が多いだけ山のサイズも最大級。[この山は3回もまわって大喝采を浴びました]

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30 鯉山 (こい山)
前掛けや見送りは16世紀のベルギー製のタペストリーで、重要文化財に指定されている。ギリシャの叙事詩に題材をとって人物や風景が描かれており、山鉾きっての貴重なものだ。人物でなく、魚をテーマにするのは山のなかで唯一。竜門の滝をのぼる鯉は竜になるとの言い伝えで、木製の鯉が勢い良く水しぶきを上げる様は勇壮。

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31 浄妙山 (じょうみょう山)
橋弁慶山に似て、アクロバティックな人形の姿が人目を引く。宇治橋の上、宇治川の合戦。一来法師が三井寺の僧兵・浄妙の頭上を飛び越して先陣をとった故事にちなむ。揺れる山の上で人形の上にさらに1体を乗せるのは強度の点で難しいが、1本の木で上下を繋ぐアイデアは素晴らしい。上下の人形を、上さま、下さまと呼ぶのもゆかしい。浄妙のよろいは室町時代のもので、重要文化財。

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この山は先導も担ぎ手も外人です。

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32 南観音山 (みなみかんのん山)
俗に「北観音山の観音様は男だが、南観音山は女性なので、南では宵山の夜更けに翌日の巡行の無事を祈って“あばれ観音”の行をされる」といういい伝えがあり、「あばれ観音」の別名がある。楊柳観音像と善財童子像を安置する。楊柳観音は、三十三観音の筆頭とされ、姿を変えて、手に柳を持ち薬師観音と同様に衆生の苦難を救う。この山の楊柳観音は頭から袈裟をつけ趺座(ふざ)する。

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以上で32基すべての紹介でした。前半の16基は下を御覧下さい。

※宵山の様子、新しいイベント、屏風祭り、そして私の撮った山鉾巡行と「祇園祭」はまだまだお届けします。宜しく・・・見てくださいね。
 猛暑が続いております。皆様ご自愛くださいませ。

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御池通を西に行く南観音山を見送ります。

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祇園祭・山鉾巡行 1

新しく来て下さった方は 目次 もご覧ください。2006・1・27から毎日更新。

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「2008年 祇園祭 山鉾巡行 1 」

いろいろ見所がある祇園祭ですが、最初に全ての山鉾を今年の巡行の順序に従って紹介します(河原町御池にて)

1 長刀鉾 (なぎなた鉾)
「くじとらず」の名があるように、山鉾巡行の先頭を受け持つ鉾。命名は、鉾のてっぺんを飾った三条小鍛冶宗近作の大長刀による。宗近が娘の病気平癒を祈願して八坂神社に奉納したが、鎌倉期にある武人が愛用。しかし何かと不思議が起こり、返納したという。大永2(1522)年、疫病がはやり、神託で長刀鉾町で飾ったところ、疫病は退散した。創建は、嘉吉元年(1441)説がある。真木は全長20メートル。現在、稚児が乗る唯一の鉾である。[辻回しの前にちまきを献上,上の写真も長刀鉾]

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2 孟宗山 (もうそう山)
中国・24孝の1人、孟宗は、母親が病気になったため、好物のたけのこを求めて竹林を歩きまわったが、寒の季節で1本もない。疲れて座り込んでしまったとき、たけのこが出、母親は元気を回復した話からきている。町名が笋(たかんな=たけのこの意味)町というのもこれに由来する。白綴地に雄渾な筆致で孟宗竹林が描かれた見送りは、竹内栖鳳の筆。極彩 色が多い山鉾のなかで、墨一色が異彩を放っている。[軽い山の場合は担いで角を回ります]

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3 油天神山 (あぶらてんじん山)
町名(風早町)の由来であるお公家さん・風早家の屋敷があり、この屋敷に祀られていた天神=菅原道真を祀ったという言い伝えがある。山は、立派な朱塗りの鳥居が特徴だ。天神さんと関係深いのが梅の花。松と一緒に立てられた紅梅が、華やかな雰囲気をかもしだす。見送りの毛綴(けつづれ)が名高いが、山所在地近くで生まれた故梅原龍三郎画伯の富士山の絵をもとにした綴になっている。

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4 保昌山 (ほうしょう山)
旧名に「花ぬす人山」という。平井保昌は藤原大納言方の孫で、致方の子で武勇にすぐれ、和歌も堪(たん)能であった。妻は、和泉式部。恋した女官から紫宸殿前の梅を手折ってほしいと頼まれた保昌が首尾よく一枝を得た。しかし北面の武士に発見され、射かけられた矢が頭をかすめ、保昌はほうほうの態で逃げ帰ったという。盗難除け、縁結びのお守りが授与される。

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5 函谷鉾 (かんこ鉾)
中国古代史話、孟嘗君の故事に基づく。戦国時代、斉の孟嘗君は秦の昭王に招かれ、宰相に重用された。しかし讒言によって咸陽を脱出して、函谷関まで逃げたが、関の門は鶏が鳴かねば開かない。配下が鶏の鳴き声をまねたところ、あたりの鶏が和して刻をつくったので見事通り抜けたという。真木は22メートル。鉾頭に、三角形の白麻を張り、先頭に三日月が上向きにとりつけられる。

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6 太子山 (たいし山)
山鉾の真木は松が通例だが、この山のみ杉を立てる。聖徳太子が四天王寺を建立するさい、自らが良材を求め山に入り、老人に大杉の霊木を教えられ、六角堂をたてたことに由来する。太子は、日本の仏教の基を築いたことで知られ、宗派をこえての「太子信仰」が民衆の間に広くあった。山に飾る太子像は、江戸時代の作。トレードマークの鬟(みずら)に髪を結び、ふっくらした顔だち、白二重小袖姿で、高貴な印象をたたえる。

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7 四条傘鉾 (しじょうかさ鉾)
1987年、実に117年ぶりに巡行に復帰した。元治の兵火のあとも巡行に加わっていたが、明治5年以降、消滅同然となり、道具類も散逸していた。綾傘同様、壬生六斎の棒振り、囃子での協力が復活に力になった。祇園唐草模様の大傘に錦の垂(さがり)で飾った花傘は応仁いらいの傘鉾の原形を伝える。赤熊(しゃぐま)鬼面 の棒振り、踊り手、囃し方が歩くさまは地味だが、素朴な味わいがある。

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8 占出山 (うらで山)
釣り竿を持った人形は、神功皇后の姿をかたどっている。九州・肥前の川で、鮎を釣って戦勝を占った伝説が由来。この山には「あいわい山」の別名が明治まで語られていたが、町衆に人気のあった山であったことをうかがわせる。色鮮やかな日本三景を描いた胴掛けが特徴。

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9 鶏鉾 (にわとり鉾)
中国古代の伝説「諫鼓」、天の岩戸の永世の長鳴鳥の故事にちなむとも。「諫鼓」は、暦を制定した伝説の聖天子・尭帝が、宮廷の外に太鼓をすえ、政治に不満があればたたかせ、木を立てて、訴えを書かした。世は治まり、太鼓は苔を生じて鶏が巣をつくったという。鉾頭は、紅白を互い違いに巻いた三角枠で、なかに同の円板が挟まれる。3つの角には紺いろの苧束の房がつけられる。中ほどに舟を担いだ人形が飾られる。

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10 白楽天山 (はくらくてん山)
2体の人形の唐冠を付けたほうが白楽天、帽子(もうす)をかむった僧形が道林禅師の像。長恨歌などの名詩で有名な中国・唐の詩人、白楽天が道林禅師に仏法の大意を問いかけているシーンを表している。この山も過酷な運命をたどっている。天明、元治の大火で胴組や人形の胴を失い、そのたびに巡行中断と復元を繰り返している。

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11 霰天神山 (あられてんじん山)
永正年間、京都が大火にあった際、急に霰が降り、たちまち猛火は鎮火したが、霰とともに小さな天神像が降りてきた。そんな由来から、火よけの神様として祀られたのがおこり。霊験はあらたかで、多くの山鉾が焼けた天明、元治の大火にもこの山だけは残り、町の誇りになっている。「雷(らい)よけ火よけのお守は、これより出ます…」。宵山に子供たちが歌いながらお守授与の受け付けをする。檜皮葺きの立派な社殿が山に乗る。

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12 山伏山 (やまぶし山)
山に飾る御神体が山伏の姿をしているので、この名前がある。前(さき)の祭りでは一番北の山。役行者山と同様、当時民間信仰として人気のあった修験道・山伏から着想された。正面の水引は、雲中の竜、青海波と麒麟を精緻な刺しゅうで描いた中国からもたらされた豪華なもの。見送りも中国・明時代のものとされる。

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13 月鉾 (つき鉾)
『古事記』によれば、伊弉諾尊が黄泉の国から戻り、禊祓いをされたとき、左眼を洗って天照大神、右眼を洗って月読尊、このあと、鼻を洗って素戔鳴尊を生んだ。月読尊は夜を支配した神だが、水徳の神でもあり、月鉾は、この故事に由来する。鉾頭に、横40センチ、上下24センチの金色の三日月。真木の中ほどに天王様を飾った天王台の下には籠製の船が真木を貫いてとり付けられる。元治元年の大火にもわずかに真木を失っただけだった。

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14 芦刈山 (あしかり山)
御神体(人形)、衣装ともに山鉾のなかでも屈指の古さを誇る。人形のかしらには、天文6年の銘が、また、小袖は16世紀の作とみられ、重要文化財に指定されている。もっとも、現在の衣装は最近の作。謡曲「芦刈」は、摂津の国・難波にすむ夫婦は貧乏が原因で別れ、妻は都へ出て宮仕えする。が、夫が気掛かりで探したところ、落ちぶれて芦を売る夫を見つける、と言う話。山の正面 、側面に芦の造花が飾られる。

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15 綾傘鉾 (あやがさ鉾)
徒歩の傘鉾として応仁の乱以前のふるい鉾だが、元治元年に焼けて以来、明治10年代に一時復活したもののふたたび中断。ようやく昭和54年、巡行を再開した。形の上でも変転を繰り返す。江戸期、どうした理由からか、徒歩から引き鉾に変化、御所車風の屋根に風流傘が乗る古図が残る。明治の復活では再び徒歩に。鬼形の踊り手を中心に、棒振り、鉦、太鼓のはやしかたが行列する。

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16 蟷螂山 (とうろう山)
かまきり山、とも。文字どおりカマキリが屋根の上に乗り、子供たちも喜びそうな楽しい趣向だ。「蟷螂の斧」とは、自分の力のほどをわきまえず、大敵に立ち向かうことだが、その勇猛さを賞した中国の君子の故事が出典。町内の事情で、明治初め以降巡行をやめたが復帰した。

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ここまで前半の16基、残り半分の山鉾は今日中に公開します。

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2008年7月18日 (金)

祇園祭・山鉾巡行 今日はちょっとだけ・・・

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17日は山鉾巡行をタップリ見てまいりました。
梅雨明け後の夏空。熱中症寸前まで熱中したもので。。。夜はゆっくり休養させていただきます。そこで、「山鉾巡行・予告編」ということに。

ゆっくり巡行する鉾を追いかけたり待ち伏せしたり。。。間近で辻回しも見ました。

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宵山もまだお伝えして無いところがいっぱいです。
去年とはまた一味違う祇園祭をお届けできればと思っております。

これから、ゆっくり写真を見ながら記事にしてゆきます。

Imm_9780a

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Imm_9184a

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