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2008年12月 7日 (日)

蓮華寺 華やかな秋の庭園

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蓮華寺 (れんげじ)
寛文年中(1661~1673)に加賀前田家臣今枝重直が出家してこの地に一宇を構えて居住し、石川丈山、狩野探幽らと親しく交わり、晩年をここで過ごしました。

今日は書院前の庭園をお届けします。 ※地図はこちらです
綺麗に色づいた庭園が迎えてくれました。

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山号を帰命山という天台宗の寺で、もと比叡山三千僧坊の一つであったらしいが古記がなくなり古い沿革は明らかでない。
一説には、この寺はもと時宗で七条塩小路にあったのをこの地に移したともいう。
重直の孫近義は宗二居士の徳を慕い、寺を再興して延暦寺実蔵坊の末寺となった。

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本堂には敷かれた板の上を行きますが、明日にいたします。

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撮影は11月29日。一週間前ですが、今はどんな色になっているでしょうか。

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木それぞれで色が違っていて・・・。どのように変化するのでしょうか。

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これは万両ですね。万両、千両、百両、十両、一両もあるらしいですよ。

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この時期、人が居ない書院の間・・・「なんと珍しい」とお思いでしょうね。。。
額縁庭園のように見るのは無理かと思いました。
「ココから見てください」というように後ろの方に緋毛氈が敷かれているのですが・・・ほとんどの人が縁先に座られます。待ちました。縁先の人が少なくなるまで。

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後ろで・・待って待って。。。そのうち後ろで見る人が段々増えてきました。やっと縁先の人が3-4人になったところで、私達がお願いに行きました。。。この景色です。

その間僅か1-2分。慌ててシャッターを切りました。

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素晴しい庭園です。やはり、離れて見るのが一番かと思います。お寺の方は仰いませんが、お庭が一番綺麗に見える場所に緋毛氈が敷かれているのだと思います。
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いかがでした? 時間が止まってしまったような庭園。いつまでも、いつまでも座っていたいところです。私達が去った後はまた元に戻りました。。。狭いですから。

本堂まわりと寺院入口の辺りは明日にいたします。
紅葉は真っ盛り、そして散り紅葉がとても美しかったですよ。

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コメント

りせさん お早うございます
蓮華寺 ここもまた素晴らしい庭園ですね 待ちに待ちつづけたおかげで撮影ができ それを見ることが出来る事に感謝感謝です
サックスで奏でるJAZZを聴きながら ボッーと寝ぼけ眼でりせさんの努力成果の写真をジーっと眺めています・・素晴らしいです。
出来る事ならば私も晩年ここで過ごしたい。

投稿: じんべい@新潟 | 2008年12月 7日 (日) 05:59

おはようございます!額縁庭園、綺麗に撮れていますね。ありがとうございます。みんなさんじっくりとこの風景を眺めていたいでしょうからシャッターチャンスを待つ人は大変だと思います。池のほとりの万両が可愛らしいです。千両、見てみたいですね。

投稿: shimasi | 2008年12月 7日 (日) 09:46

黄色系が綺麗ですなぁ

投稿: munixyu | 2008年12月 7日 (日) 11:28

★じんべい@新潟さん こんにちは♪
スッキリ見渡せるようになるのは諦めたのですよ。「あと数人・・・」と思ったとたんにサッと人が増える。。。これの繰り返しでした。
でも、「額縁庭園」の見方が浸透してきたようです。何人かが毛氈の上で座っていると、そこに座る人が増えてきて。
じんべい@新潟さんは暖かいお部屋でJAZZを聴きながら・・・。晩年を過ごすには寒すぎます。雪国のじんべい@新潟さんには丁度良いかな?

投稿: りせ | 2008年12月 7日 (日) 13:28

★shimasiさん こんにちは♪
「何故庭の真ん前に座るのかなあ、離れたら全体が見渡せて素晴しいのに」と、どこに行っても思います。いつも待ってます。
毛氈の上には既2人に座って待っておられました。若い人で前の人に声をかける勇気まではなさそうで、年の功と言いましょうか私達がお願いに行きました。この間、大勢の方がこの誰も居ないお庭の写真を撮っておられます。
千両はお正月の花として出回りますね。実が上を向いて付いています。

投稿: りせ | 2008年12月 7日 (日) 13:40

★munixyuさん こんにちは♪
真っ赤なのは無かったです。これから赤くなるのかどうか?? 黄色いのも良いですね。

投稿: りせ | 2008年12月 7日 (日) 13:55

りせさん、こんにちは!蓮華寺のお庭、とても綺麗ですね。ここはいつかは訪れてみたいお寺です。たしか、叡電の三宅八幡駅の近くにある、知る人ぞ知るお寺といったところでしょうか。お庭の風情もさることながら、作庭者の石川丈山の人物像にも私は興味を持っています。徳川家康に仕えた有能な武士でありながら、その地位を自ら捨て、文人、茶人として後半生を送ったその生き様は、自らの地位、名誉に捉われがちな現代を生きる私たちに、強く訴えかけるものを感じます。そしてこれは、私の勝手な推測ですが、丈山と同時代を生きた芸術家、本阿弥光悦、俵屋宗達、
狩野探幽、小堀遠州らは、互いに交流を持ち、影響しあい、それがあの華やかな元禄文化を生み出す基となったのではないでしょうか。史跡、名勝めぐりのときは、そこにゆかりの人物像についていろいろ考えてみると、また違った趣が見つけられると思います。事実私はそれに気付いてから、史跡、名勝めぐりが、それまでの三倍は楽しくなりました。これからも、私自身の趣味として続けていきたいと思っています。
 少し押し付けがましく感じられたらすみません。でもこれは、自分の正直な気持ちの現われです。また長文になり、申し訳ありませんでした。

投稿: しげさん | 2008年12月 7日 (日) 16:07

こんばんは♪
「リンク」ありがとうございました。

晩秋と言いますか・・・・初冬と言いますか・・・・
「紅葉の賑わい」も一段落した京都に12/6~12/7と行ってまいりました。

2日間のルートは・・・・
この記事の蓮華寺⇒岩倉「実相院」⇒真如堂⇒「南禅寺」天授庵⇒龍安寺⇒妙心寺退蔵院⇒北野天満宮「お土居」⇒天龍寺⇒常寂光寺⇒落柿舎⇒祇王寺でした。

なんとか紅葉に間に合ったのは「蓮華寺」「龍安寺」「北野天満宮」でした。祇王寺の散りモミジは見事でしたよ
ヽ(´▽`)/

好きだった「落柿舎」は、今年11月で拝観終了し・・・・これから修繕工事のため2~3年拝観できないみたいです

残念(つд⊂)エーン

では、今日も凸ポチ

追伸・・・八瀬の「蓮華寺」、京都バス「17大原行き」で行きましたが、あまり本数が無いんですねぇ

投稿: good_tom | 2008年12月 7日 (日) 18:38

りせさん、私も29日に蓮華寺に行ったんですよ!
でも大型バスが2台も続けて来ていて、とてもこんな静かに見られる状況ではありませんでした(お庭に向かって、3・4重にも人の列ができていました)。
りせさんが仰るように、殊にこの蓮華寺は、座敷の後方の緋毛氈辺りから眺めると、庭が一番美しく見られると私も思います(詩仙堂や光明院は縁側で眺めても美しい庭という気がしますが。。。)。
この日は庭の紅葉は、色づきの最盛期にはまだ一歩手前でしたね。
室内から撮るなら、露出をもう半絞りか一絞りアンダーにすると、紅葉の色が、より生きてくると思います(撮影のテクニックなんですけどね

投稿: 写真を | 2008年12月 7日 (日) 20:07

★しげさん こんばんは♪
しげさん、長文失礼なんて思いません。有り難う御座います。拙いブログですのにこれほどまでに書いてくださって、嬉しい限りです。
私は歴史にも、寺院のことも全く疎かったのですが、ブログを作りながら駒札を読んでいるうちに興味が湧いてきました。今はちょっとした物知り程度ですが、かつてとは違った目で見れるようになりました。
それでもまだまだ「美しいなあ」が尺度の域を出ませんが、見方を変えながら訪れて見たいと思っています。
それぞれに天才的な才能を持った方々が奇跡的にも同時代にめぐり合って、お互いを高めあいながら日本の大切な芸術の時代をつくられたのですね。
紅葉には遅かったのですが三宅八幡にも行きました。また記事にしますね。コメント有り難うございます。

投稿: りせ | 2008年12月 7日 (日) 20:56

★good_tomさん こんばんは♪
いえいえ、こちらこそ前からリンクしていただいているのに。いつも心に響く言葉に「そうなんよねえ」って勇気付けられてます。リンクさせていただいていたら何時でも忘れずに見に行けますから。
良い所ばかり行かれましたね。ピークが済んでいた所は人が少なかったのでは? 落柿舎・・・残念・・・そうですか。
京都バスは市の中心部から離れた所に行きますから、本数は少ないですね。その代わり中心部以外ではバス停じゃなくても手を挙げれば停まってくれます。

投稿: りせ | 2008年12月 7日 (日) 21:12

★写真を・・・さん こんばんは♪
私はお昼12時過ぎに行きました。今年は少ない方だなあ、、なんて思ったのですが、バスツアーも来たのですね。
緋毛氈が敷いてある所は、そこが座る位置なのでしょうね。今までは特に気にしなかったのですが。
写真・・・スミマセン有り難う御座います。。。私このごろ写真の補正をやり過ぎています。写真はもっとアンダーなのですよ。絵を描かけない代償でしょうか・・ついつい「絵画」に仕上げたら「ココは色を濃く、ココは明るくして、傾き、球面を直して、、、」と。今日の庭園部分は明るくし過ぎたようです。気をつけますね。有り難う御座いました、言っていただかなかったら、調子に乗り過ぎるところでした。

投稿: りせ | 2008年12月 7日 (日) 21:35

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