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2008年12月 2日 (火)

南禅寺 駒ヶ滝・最勝院

新しく来て下さった方は 目次 もご覧くださいね。

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南禅寺の水路閣沿いを左に行けば、突き当たりに駒ヶ滝最勝院があります。
※地図はこちらです。。。が、地図では「高徳庵」というのがこの場所なのです。

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この辺りは古く鎌倉時代より「神仙佳境」と呼ばれるそうです。

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ここは最勝院駒道智大僧正の霊地です。駒道智大僧正は七百数十年前、摂政関白九条道家の子に生まれ、幼くして比叡山に登り仏道修行の道に入れられ、天台密教の深奥を極めた人です。
後、三井寺の長更(館長)となり、更に当時天台密教の寺であった禅林寺の住持に移られました。

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晩年この地に隠棲されましたが、文永3年3月3日ついに秘密の法ちからにより白馬にまたがり生身を天空にかくされたと伝えられています。

それ以来滝を駒ヶ滝(これより奥約200メートル)。僧正を駒大僧正といい、又院号をとって僧正をまつる寺を最勝院と呼ぶことになりました。

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撮影は11月19日。1本真っ赤な紅葉が目を引きます。今は既に手前のもみじも真っ赤になっているでしょうね。

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鎌倉時代末、文永年間、亀山天皇がこの下に離宮を建てられると僧正を土地の鎮守として篤くまつられ、更に離宮を革めて禅寺を創建して南禅寺の基を開かれると、僧正は護法神として祀られました。

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明治の末年まではこの下の南禅寺寺務所の地にあり最勝院般若殿と呼ばれていましたが、大正6年夢窓国師の塔所上生院の故地である現在の地に移転しました。
当寺は駒大僧正を祀った本堂であり、駒ヶ滝はその奥の院です。

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こちらが駒ヶ滝、奥の院への道かしら・・・滝はあるのかしら?

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うっすら紅葉に白いおみくじ。(以上説明は説明板より抜粋しました)

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水路閣にまでは来ても、ここまでは来ません。

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こんなに良いお庭のお寺があったなんて。

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得をした感じで嬉しくなりました。

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帰ろうと思って門まで来たら・・・

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この参道を帰ります。

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疏水が見えています。水路閣の横を通って南禅寺の境内へ・・・。

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まあステキ!。門を額縁に彩り豊かな紅葉があふれていました。

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コメント

  おはようございます!南禅寺といえば水路閣!テレビの影響ですね~。南禅寺はここと山門しか知りません。りせさんのブログのおかげでこちらのお寺を知ったり、牧護庵(お地蔵さんを彫った方が静岡の人)のお地蔵さんを知ったり。一日かけて南禅寺を回りたくなりました。

投稿: shimasi | 2008年12月 2日 (火) 10:38

りせさんの後について京都のかくれ紅葉あれこれ見せていただき毎日ため息です。
何年か前に東福寺の紅葉に埋もれて「もう一生分の紅葉見た」と思ったけどこんなひっそりした紅葉も胸打たれますね。 門の奥の紅葉がまた素敵! まさに光り輝く極楽浄土のイメージ。

投稿: 月の夢 | 2008年12月 2日 (火) 11:10

もう芸術の世界ですよね

投稿: munixyu | 2008年12月 2日 (火) 11:35

おーこの道がどこにつながっているか気にはなっていたんですよね。
こんなところがあったなんて始めて知りました!
次回、南禅寺にいった時にはいきたいと思います~

投稿: RIEKO | 2008年12月 2日 (火) 12:48

★shimasiさん こんばんは♪
水路閣の先・・・人気の無い時って行きませんものね。この日は賑わってる境内から逃れるように人が向かってたから行ってみました。
牧護庵もついつい見逃しそうですが、三千院のわらべ地蔵さんと同じ有名な作者の方なのですね。
南禅寺は塔頭が少なく、公開しているところも少ないですが、見どころは一杯ですね。

投稿: りせ | 2008年12月 2日 (火) 18:45

★月の夢さん こんばんは♪
東福寺で一生分の紅葉・・・かもしれませんね、たっぷりありますものね。
今年の京都の紅葉はテレビの影響で「あんなところまで・・・!!」というところも取り上げてますから、どこも人で溢れています。もう穴場なんて無いです。ここはひっそりしてましたよ。

投稿: りせ | 2008年12月 2日 (火) 18:50

★munixyuさん こんばんは♪
額縁仕立ての絵画のよう・・・芸術作品ですね。

投稿: りせ | 2008年12月 2日 (火) 18:52

★RIEKOさん こんばんは♪
たまに歩いてゆく人を見かけるから何かあるのかな?とは思ってたのですが。
期待以上でしたよ。是非行って下さいね。

投稿: りせ | 2008年12月 2日 (火) 18:55

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