円光寺 紅葉の庭
圓光寺は大賑わいの詩仙堂のすぐ近くにあります。以前は詩仙堂の人気に比べてひっそりしていましたが、今や紅葉の時期には多くの人が訪れます。紅葉の円光寺
圓光寺 (えんこうじ) 瑞巌山と号し、臨済宗南禅寺派。
慶長6年(1601)に徳川家康が伏見の指月に開いた学問所を起源とし、足利学校から招いた三要元佶(さんようげんきつ)和尚を開基とします。
のち相国寺の境内に移ったが、元和年間(1615~1623)に焼失し、細川忠利の再建を経て、寛文7年(1667)、幕命により今の地に定められました。
家康はこの寺で僧侶や武士に儒学などを習わせ、木製活字十万を与えて、貞観政要や武経七書など多くの書物を出版させました。これらは伏見版、円光寺版といわれ、そのとき使用された現存最古の木製活字(重文)が多数保存されています。
本堂には本尊として千手観世音坐像を安置し、禅堂は十二代住持南嶺尼が「尼僧の専門道場」としました。 現在は南禅寺の研修道場です。
寺宝には元佶和尚像一幅及び円山応挙筆の竹林図屏風六曲一双(重文)がある。
書院前に広がる紅葉で有名な「十牛の庭」(じゅうぎゅうのにわ)
室内に貼ってあった説明によると、「十牛の庭」とは仏道入門から悟りに至るまでの道程を、10の牛で示したもののようです。
ここも人が居なくなるのはめったにありません。
訪れたのは11月26日ですが、葉はかなり落ちていました。
紅葉の絨毯です。真っ赤というより、黄色い紅葉も多く落ちています。
意外に葉は少なかった・・・以前はここも埋め尽くされていたのに。
今年は黄色いままで落葉も。
栖龍池に映る木々です。
瑞雲閣は開放されていました。書院の縁先が人で埋まるからでしょうか。
墓地の横から山に登ると・・・ここには徳川家康の墓があります。
そしてこの景色。右の紅葉の山に「法」が見えます。
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上から見た円光寺。これだけの紅葉に囲まれています。
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コメント
のんびりとした感じが
goodよね
投稿: munixyu | 2008年12月14日 (日) 11:36
りせさん こんばんは
紅葉の時期に、よくぞ圓光寺の緋毛氈のところで、人がいない写真を撮れましたね 粘りましたね
確かに今年は昨年よりも人が少ないとは思いましたが・・・。
私は24日に行きました。散りもそれなりにありましたが、まだかなり木に葉が残っていて、きれいでしたよ。葉っぱが散るのは、あっという間ですね。
新緑のときなど、誰もいない十牛の庭を、独り占めできるのに。
心静かに紅葉のお庭を眺められるお寺が、本当に数少なく残念です。
投稿: 写真を愛する者 | 2008年12月14日 (日) 17:44
★munixyuさん こんにちは♪
また少し暖かくなりましたね。
縁先にポワンと座って・・・日差しを浴びて・・・ノンビリですね。
投稿: りせ | 2008年12月14日 (日) 19:13
★写真を愛する者さん こんにちは♪
写真を愛する者さん24日に行かれましたか。26日、まだシッカリ葉っぱは木に着いているかと、、、落葉が早いと思いました。ちょっと期待外れの紅葉でした。
ツアーバスで人がドッと着いて、ドッと消えて・・・。束の間だけ書院の縁側が無人になりました。
今年は特に京都観光は多かったと。テレビの影響かしら。どこも満員でしたね。
京都で紅葉をゆっくり・・・難しい。。。今年は西山も多そうだし。市中か伏見、宇治あたりが穴場でしょうか。御香宮さんの小堀遠州の庭園は一人っきりでした。
投稿: りせ | 2008年12月14日 (日) 19:24
圓光寺、京都に10年住んでいますがまだ行ったことがないんですよね・・・
それにしても写真がとってもきれいですね
ぜひ行ってみたくなりました!
投稿: 藤森神社付近の住民 | 2008年12月14日 (日) 23:52
(◎´∀`)ノ圓光寺さんは、実は中学の時の同級生が現住職の息子さんなんですよ~
そんな縁で何度と訪れていますが・・・・なかなか「写真」には難しいんですよね・・・(ノд・。)
いつもながら、本当に上手く撮れてますねー
見事です(◎´∀`)ノ
凸ヾ(⌒⌒)ノ
投稿: good_tom | 2008年12月15日 (月) 00:34
★藤森神社付近の住民さん 初めまして♪
コメント有り難うございます。
藤森神社には何度も寄せていただいています~♪
京都の人が知らないのに他県の観光客の方が良く知っている所は結構ありますよ。私もブログを作って初めて知ったところが沢山あります。
圓光寺は詩仙堂の影に隠れていた感じでしたが、最近人が多くなりました。来年の紅葉の頃に是非・・・ライトアップもしますよ。
写真、誉めていただきまして・・・有り難うございます。
投稿: りせ | 2008年12月15日 (月) 01:35
★good_tomさん こんばんは♪
現住職の息子さん・・・ということは・・・次期住職さんですか。
紅葉の時期以外は空いているでしょ。青もみじの頃も良いですね。
写真は上手くないのですが、撮ったままの写真じゃなくて、好きな部分を切り取って、傾き・歪み・明暗を修整してます。わざわざ見に来ていただくのですから。。。
凸ポチッ応援有り難う。
投稿: りせ | 2008年12月15日 (月) 01:48
≪…「十牛の庭」とは仏道入門から悟りに至るまでの道程を、10の牛で示したもの…≫を、数の言葉ヒフミヨ(1234)が、平面(2次元)からの送りモノとして眺めると、『幻のマスキングテープ』から十を顕わす[刀模様の物差し]の模様の意味に、1~10の十牛図の場面に当てはめるとオモシロ(悟り)そうだ・・・
この物語の淵源は、3冊の絵本で・・・
すうがくでせかいをみるの
サンカクさん
もろはのつるぎ
投稿: 京のヒフミヨ巡り | 2023年11月20日 (月) 07:45