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2008年10月19日 (日)

八坂の塔(法観寺)に上る!

目次 からたっぷり京都をご覧ください。2006・1・27から毎日更新。

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写真は全て拡大します。

通称で八坂の塔といわれる「法観寺」、やっと公開中に前を通ることが出来ました。

何度も何度も前を通っているのですが、公開は不定期。(2011:現在ほぼ通常公開)

今日は五重塔の中を紹介します。

東山通り(東大路通り)のバス停「東山安井」を下がったあたりの細い道から「八坂の塔」の端正な姿が見えます。
このあたりには「舞妓体験」のお店が幾つもあってニセ舞妓さんが行き交いますよ。

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法観寺 (ほうかんじ)   通称・八坂の塔 (重要文化財)
霊応山と号し、臨済宗建仁寺派に属する。
寺伝によれば、聖徳太子が如意輪観音の夢のお告げにより五重塔を建て、仏舎利三粒を納め法観寺と号したという。
往時は延喜式七ヶ寺の一つに数えられ隆盛を極めたが、現在は八坂の塔(五重塔)と太子堂、薬師堂の二宇を残すのみである。
本瓦葺五層、方6m、高さ46mの純然たる和様建築で、白鳳時代の建築様式を今に伝えるものである。創建以来、度々災火により焼失したが、その都度再建され、現在の塔は永享12年(1440)に足利義教によって再興されたものである。

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中に入って・・・極彩色の壁画に驚きです。

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塔内には本尊五智如来像五躰を安置。
※五智如来(ごちにょらい)は、五大如来ともいい、密教で5つの知恵(法界体性智、大円鏡智、平等性智、妙観察智、成所作智)を5体の如来にあてはめたもの。金剛界五仏のことである。 大日如来(中心) 阿閦如来(東方) 宝生如来(南方) 阿弥陀如来(西方) 不空成就如来(北方)  (Wikipediaより)

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TOPの写真の西方の「阿弥陀如来」の頭上に一躰おられます。

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四方の四躰の如来像と合わせて五智如来像。

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須弥壇の下には古い松香石製の大きい中心礎石があり、中央には舎利器を納めた三重の凹孔が残っている。

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急階段を上って2階へ・・・心柱・・・上に伸びて・・・

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心礎                     心柱   拡大して読んで下さいね。

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小さな窓が四方にあります。西方向。

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寺宝として、塔を中心に当時の社寺を描いた紙本著色八坂塔絵図のほか、足利義教画像、法観雑記など貴重な文化財を蔵している。(説明は駒札より)

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こういう景色が見れます。

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境内の「八坂稲荷尊天」

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ここには「木曽義仲首塚」があります。
朝日将軍木曽義仲塚  木曽義仲 (きそよしなか)   
平安末期の武将。源義賢の二男で、父が殺されたのち信濃木曽谷で育つ。以仁王の令旨で挙兵、平氏を討って入京。源頼朝、平氏と並び全国を三分したが、後白河法皇と反目し、源義経らの軍に追われ、近江・粟津で戦死。東山区、京都霊山護国神社参道の、東大路東入にある朝日塚がその首塚という。
墓は大津市、義仲寺。1154(久寿1)~1184(元暦1)墓は大津市、義仲寺。1154(久寿1)~1184(元暦1) 霊山護国神社参道から移動されたようですね。

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滋賀県大津市JR膳所駅から徒歩数分のところに「義仲寺」があります。
室町末期、近江の守護・佐々木六角が木曽義仲の最後を記念して建立したとされ、境内には木曽義仲と松尾芭蕉の墓が並んで建っている。
松尾芭蕉はこの周辺の景色を愛し度々訪れた。芭蕉は生前、木曽義仲の悲劇の最後を悲しみ、自分の死後は義仲の墓の隣に自分の墓を建てることを願ったという。
  義仲寺境内には芭蕉の句がある。
     「木曽殿と 背中合わせの 寒さかな」 
  また、芭蕉辞世の有名な句もある。
     「旅に病て 夢は枯野を かけめぐる」

拡大して読んでくださいね。
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太子堂(左)と薬師堂

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太子堂の聖徳太子

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境内だけが公開中なのかと思って・・・塔に上らずに帰る方がおられるようですよ。
勿体ないことです。 秋明菊が可愛かった。

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つわぶき(石蕗)が咲き乱れ・・・てましたよ。

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比叡山・延暦寺の釈迦堂の予定でしたが変更です。釈迦堂はまたこんどです。

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前の喫茶店の2階から2階部分。窓が見えます。

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■散策・04 ◆清水寺~三年坂~ 高台寺」カテゴリの記事

コメント

八坂の塔の内部と言い
外の景色と言い
素晴らしいです!

ブログのハイレベルの内容に
驚きです!

京都から帰ってきて
まだ5日しか経っていないのに
もう行きたい・・・・・・

このブログを見ながら
自分をなだめます。

投稿: まさみ | 2008年10月19日 (日) 12:44

りせさん、こんにちわ。
お久しぶりでコメント書きました。

八坂の塔はいつも公開していないのですか!?
私は二度上ったことがあるのですが、
その時は偶然公開していたということなのですね!!
びっくりしました。

西側を望む景色がとても好きなのですが、
写真があってとても嬉しかったです。

投稿: ゆみ | 2008年10月19日 (日) 14:00

★まさみさん こんにちは♪
嬉しいコメント有り難うございます。
良い気候になりましたね。紅葉にはまだ早いけれど。。。京都散策日和。
このブログだけでは耐えられないでしょうが、またゆっくり来て下さいね。

投稿: りせ | 2008年10月19日 (日) 15:09

★ゆみさん こんにちは♪
コメントは久しぶりでも見てくださってたのですね。ありがとう。
私がこの辺りを歩くのは平日が多いからでしょうか、公開に当りませんでした。(春の花灯路に一回境内に入っていますが)
今、「つわぶき」が満開なのが載ってたし、土曜日だったし開いてたのかも知れません。
小さい窓ですが西方向は石畳の道。なかなか見れない風景です。

投稿: りせ | 2008年10月19日 (日) 15:15

お久しぶりです
八坂の塔の中はこういうふうになっているんですね!
壁画もあって…
薄ピンクの秋明菊がかわいいですね。

投稿: ナビ | 2008年10月19日 (日) 21:02

いいな~!土曜日とか日曜日なら開いている確率が高いのかな?法観寺はいつ見てもいい感じ ほっとする風景です。

投稿: shimasi | 2008年10月19日 (日) 22:21

★ナビさん こんばんは♪
壁画も見事だけれども、心柱(しんばしら)がヤッパリ凄かったです。
秋明菊ってコスモスと間違いそうです。菊とコスモスって同じ種類かしら。

投稿: りせ | 2008年10月19日 (日) 22:46

★shimasiさん こんばんは♪
公開日は気まぐれなのかなあ~~と思います。塔に大勢が上るのもなんだし・・・。控えてらっしゃるのかもしれません。
でも、偶然公開してたら是非、、、感動もんですよ。

投稿: りせ | 2008年10月19日 (日) 22:59

おおっ。ついに登楼されましたか。
もう記憶の彼方ですが、これが鶴田真由さんが主演のドラマで出てきた眺めだったのかしら。
もしかしたら他の所と編集で繋いでいた可能性もありますが…設定上はたしか「幼い頃から何度も上っていた」みたいな事をゆーてはったような。

この坂のお豆腐屋さん『中谷豆腐』が美味しいんですよね!私の友人が携わった、らくたび文庫『京のお豆腐』という小さなガイドブックでもとりあげています。
でも昔々、豆腐とは別のネタ(もちろん爆笑ネタ)で『ナイトスクープ!』にも出演された経緯もあったりして。
おじいさんもおばあさんも、いつまでもやってて頂きたいもんですが…

投稿: よろづ屋TOM | 2008年10月20日 (月) 14:31

★よろづ屋TOMさん こんばんは♪
鶴田真由さんのドラマ、再放送を最近最後の方だけ見て・・・もっと見たかった。八坂の塔に何度も上られて。。。まあ、ラッキー過ぎます。
『中谷豆腐』さん、ちょうど写真に写ってますね「なかや」って。うちも近所に美味しい豆腐屋さんがあったのですが辞められました。中谷さんも元気にいつまでもやっててほしいですが、お豆腐屋さんも大変なお仕事ですしね。
「ナイトスクープ」はほとんど最初の放送から欠かさず見てる(つもりですが)・・・ありましたか??
らくたび文庫・・・手頃で手軽ですね。1冊持ってます。お知り合いの方が携わってらっしゃるのですか? 先日の閑臥庵は「らくたび」主催でした。

投稿: りせ | 2008年10月20日 (月) 23:19

ふふふ。上岡局長時代で、たしか小ネタでした。
ほとんど消えかけてますが、今でも壁にうっすらと(だからかえって不気味ですが)おじいさん、おばあさんが「わっ!」とヒトを脅かしている写真が残っています。
もともとは曲がり角をぶつかるクルマが多かったので、注意を促す為に作られたお手製ポスターなんですが、当時もそれがあまりにコワイので「ぜひ取材に来てくれ」といった内容だったと記憶しています。

らくたび文庫、お豆腐の号だけ、ライターとして参加してるそうです。お豆腐食べまくったそうですよ。
ほんとに美味しい豆腐は、なにも掛けたりしないで食べてもおもわず「うふふふ」とほくそ笑んでしまいますよね。
日本酒に合うんだな、これが……ヽ(´∀`*)ノ▽

投稿: よろづ屋TOM | 2008年10月20日 (月) 23:58

★よろづ屋TOMさん こんばんは♪
中谷豆腐店の壁に衝突除けの絵が描かれているのですね・・・それも怖いのが・・・こんど見てみます。
このごろ「お豆腐にかける醤油」という小さいのが色々発売されています。甘めです。普通の醤油に比べたらかなり高いですが美味しいですよ。。。薬味も一杯でドゾ。。。

投稿: りせ | 2008年10月21日 (火) 02:24

ついに登らはったんですね。
オメデトウございます。

>TOPの写真の西方の「阿弥陀如来」の頭上に一体おられます。
これ気付かんかった、また今度登れたら見てみよう。

投稿: たすちゃん | 2008年10月21日 (火) 15:39

★たすちゃん 初めまして♪
コメント有り難うございます。
ハイ~。ついに上りました。昔は興味が無かったから開いてるかどうか気にしてなかったと思いますが、この3年ほどの期間で初めて開いてました。
今年3月の花灯路の夜に開いていて、その時は境内でお酒が振舞われていました。塔の扉だけ開いていて、西方の如来さんの上に一体あるのを教わりました。

投稿: りせ | 2008年10月21日 (火) 23:14

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