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2008年10月 7日 (火)

閑臥庵 砂曼荼羅

新しく来て下さった方は 目次 もご覧ください。2006・1・27から毎日更新。

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烏丸通鞍馬口を東に入ったところの閑臥庵(黄檗宗)で今一般公開している「砂曼荼羅」を見せていただきました。場所はここ 北区烏丸通鞍馬口東入新御霊口町

閑臥庵 ( かんがあん )  山号を瑞芝山という黄檗宗( 曹洞宗・臨済宗と並ぶ日本三禅宗のひとつ )の禅寺です。初代隠元禅師から六代目の黄檗山・萬福寺 管長千呆禅師が開山されました。
宇治にある黄檗山・萬福寺は好きなお寺。→こちらを見てください。

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もとは梶井常修院の宮の院邸であったが、江戸時代前期に後水尾法皇が、夢枕に立った父・後陽成天皇のお告げにより、王城鎮護 のために陰陽師・安倍晴明が開眼した「北辰鎮宅霊符神」を貴船からこの地に移し、閑臥庵を開山しました。

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閑臥庵に祀られている北辰鎮宅霊符神 (ちんたくれいふしん)は十干十二支九星を司る総守護神で陰陽道の最高神 で、北辰 (北極星・北斗七星)の神です。

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その鎮宅霊符神は平安中期、方除・厄除の霊神として、うしとら(東北)にあたる貴船に祀ったもので円融天皇が安倍晴明に付託開眼させたと伝えられる金銅像で高さ四尺五寸の神様です。

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鎮宅堂の横には北の守り神「玄武」が架かってました。

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味のある狛犬さんです。

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御所の祈願所として法皇自ら「閑臥庵」と命名し、御宸筆の額を寄せて勅号としたほか、法皇は、春に、秋に、和歌を詠んで庭を愛でたといわれ、秋の句・・・
「明けぬとて 野辺より山に入る鹿のあとふきおくる 萩のした風」
など、御宸翰(しんかん)その他が今も伝えられている。

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今、チベットの高僧によって描かれた「砂曼荼羅」が公開されています。
砂曼荼羅は2つ作られたそうです。1つは法要の為のもので、法要後に直ぐ壊されたそうです。こちらは残された大きい方(公開用ですね)。

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台に簡単な丸と四角を描いただけで、後は直接数種類の色砂を置いていかれたそうです。頭の中に完成図はあるのでしょうね。2人で1週間かけられました。

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絵はやがて風や振動で崩れてしまうそうです。だからここでは直ぐに崩されたのですね。

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拡大して読んで下さいね。(他にも説明があったのですが撮り忘れました)

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天井には雲竜です。

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玉座

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11月30日まで特別公開されています。お抹茶、お菓子付きで拝観料(2500円)。本堂の横のこのお部屋で玉座を前にしていただくのかしら。閑臥庵のHPです

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私は「普茶料理 (中国伝来の精進料理)をいただいた後に見学する」・・・という催しに参加して見せていただきました。明日はその「普茶料理」と、ダイナミックな砂紋の美しい庭園を紹介します。

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 1 寺町通り (出町から北)」カテゴリの記事

コメント

おはようございます。もお、ため息しか出ませんね。(実物のそばでへたにため息なんかしたら飛んでしまうけど)
根気と集中力のない私には、その作業を考えただけでも降参、平伏いたします。

しかも本来はすぐ壊すのをドキュメンタリーで知ってたので、尚更頭が下がります。でも「物質に執着してはいけない」という教えなのかな、とも思いはするんですが、いつかはこちらも壊してしまわれるんでしょうねえ。

りせさんのおかげで眼福に預かれました。(>人<)ナムナム

投稿: よろづ屋TOM | 2008年10月 7日 (火) 09:31

  おはようございます!砂曼荼羅、鮮やかな配色ですね。イスラムのモスクみたいです。拝観料(2500円)!いい値段ですね。私もりせさんに感謝です。「普茶料理」は一度食べてみたいと思っています。明日、楽しみにしています。

投稿: shimasi | 2008年10月 7日 (火) 10:30

実は麻生圭子さんの新作エッセイを読んでたところで、閑臥庵が気になり検索していたところ、この素敵なページを発見しました。
これから仕事なので、後程、じっくり記事と写真、拝見させて頂きます。

投稿: genchan | 2008年10月 7日 (火) 13:45

★よろづ屋TOMさんこんばんは♪
綺麗ですよ・・・色は11とか12色とか仰ってました。
吹き飛ぶ余地が無いくらいギッシリでしたが、壊れるのは・・「はかなさ」ですね。
チベットに行かなくてもここで見れて良かった~♪って言ってた人がいましたよ。
私は「精進料理を食べる」ことしか知らなくて、驚きでした。喜んで頂けて嬉しいです。

投稿: りせ | 2008年10月 7日 (火) 21:28

★shimasiさん こんばんは♪
細かい模様で・・・細い線にも感激でした。私は精進料理をいただいた後に砂曼荼羅を見るのがセットでしたので、ずっと易いお得な催しでした。
精進料理も目を見張るように綺麗でしたよ。では明日の記事で。

投稿: りせ | 2008年10月 7日 (火) 21:33

★genchanさん 初めまして♪
コメント有り難う御座います。
麻生圭子さん・・・ロッタちゃんと動物病院でお見かけしたことがありますよ。
どうぞ、お時間のある時にゆっくり見に来て下さいね。

投稿: りせ | 2008年10月 7日 (火) 21:44

こちらの家のお墓は「黄檗宗 弘福寺」にあります。

宇治「萬福寺」で卒業前の座禅を思い出しますね。
この修行(?)の折り、出された食事ができず涙ぐんでいた友、それを勇敢な友がこっそり口にいれ助けてくれた。
静寂と緊張の時間、心の中で拍手を送りました。
遠い昔のこと。

投稿: Tacchan | 2008年10月 8日 (水) 10:09

★Tacchanさん こんばんは♪
遅くなりました・・・。
「たくわん」のことでしょ。お茶とたくわんでお皿は綺麗にピカピカにして、最後にそのたくわんを音を立てずに食べる・・・。あれが辛かった。今は日帰りの座禅修行になってるって。

投稿: りせ | 2008年10月13日 (月) 21:36

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