嵐山 野々宮 斎宮行列

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昨日は嵐山で斎宮行列が行われました。行列の最後に行われる御禊の儀は見たことがあるのですが、今年は出発直後の野宮神社近くで行列を見ようと出かけました。

斎宮行列
「斎宮(斎王)」とは、天皇が新たに即位 するごとに、天照大神の御杖代（みつえしろ）と して伊勢神宮に遣わされた斎王（未婚の内親王もしくは女王）のことです。斎王が任命を受け、都から伊勢の斎宮へと向う旅。これが「斎王群行」と呼ばれる もので、当時は斎王以下監送使、官人・女官などあわせて数百人にも及びました。行列の先頭です。

勢多頓宮、甲賀頓宮、垂水頓宮、鈴鹿頓宮、壱志頓宮を経て伊勢に到着するまでには、 5泊6日もかかったそうです。１０年前から、当時の記録をもとに華やかな装束を再現して、約百人の行列が嵐山で往時の夢を再現しました。山城守の列。

監送使長官の列

斎宮は天皇のト定によって選ばれ、三年の間野宮で潔斎の日々を送り、三年目の秋に伊勢に旅立ったとのことです。斎宮代の列

斎宮代の駕輿丁。駕輿丁（かよちょう）とは貴人の駕籠(かご)や輿(こし)を担ぐ人。

ところで、伊勢の皇大神宮は皇室の祖先神であり、天皇統治の初祖である天照大神を奉祀しており、皇室の氏神 ・ 祖廟であると同時に当時の国家の宗祀でもあったのです。

命婦の列

行列の最後は騎乗官人と神職

行列は嵯峨嵐山駅に向かい、その後天龍寺前を通り渡月橋を渡ります。渡月橋から

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先頭の列には、太鼓や文官が並びます。

監送使長官の列。ちなみに監送使とは、齋宮を伊勢へ送りとどける役人で長奉送使ともよばれます。逆に、退下した前齋宮を京に迎えるのは奉迎前齋王使とよばれます。これ列には、騎乗官人、

戸座  火炬小女 

雅楽などが並びます。

斎宮代列の女官

命婦の列には、斎宮代に仕える命婦（みょうぶ）、騎女（むなのりおんな）、采女（うねめ）、女嬬（にょじゅ）などが並びます。

行列の最後にお稚児さんが続きます。

渡月橋を渡ったところにある嵐山公園で記念撮影をします。

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