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2008年6月 4日 (水)

庭園の正しい見方 光明院

新しく来て下さった方は 目次 もご覧ください。2006・1・27から毎日更新。

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つつじかサツキか?先に調べておけば良いのに、その時になって考えている。「光明院はどっちだったか?、あれはサツキに違いない!」。もう6月だから「ツツジであっては困る」と勝手に決めて希望をもって出かけました。「ガクッ」とする前に「アレェ~」が。

「アレェ~」、白くて見えませんが、門の横に例の立て札が出ています!→これです
「多数入山者は好みません、庭の自尊心を傷つけますので・・・」よっぽど頭にきてらっしゃるよう。何だろうか?

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光明院は明徳2年(1391)に創建された東福寺の塔頭です。
重森三玲氏作の庭園「波心庭」が有名で。苔が美しく「虹の苔寺」ともいわれている。

Dse_5635a こちらは志納金制での拝観です。
これでも遠慮して書かれていると思います。

「他の寺院拝観料金並み300円」
今時300円って「清水寺」くらいなもの。遠慮か皮肉か?(芬陀院も300円だったかも)
私は皮肉とお寺の自尊心に思います。

昨年この時期に来て写真一杯撮ってました。あ~・・・「つつじの頃に来なくては!」って思った筈なのにスッカリ忘れていました。つつじの手入れが始ってました。あ~あ。あそこがピンクに染まるのが見たかった。

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気を取り直して、、、また来年のつつじの頃に。その前に紅葉のころかな。

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光明院の「波心庭」はJR「そうだ 京都、行こう。」のポスターになっています。

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光明院のこの時期の写真は去年のこちらの記事に多く入れています。

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今日の拝観客は外人さんばかり。。。ここに来るなんて、、、渋い選択じゃありませんか!

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・・でも・・。ジュースを片手に縁先に膝立てての座り方。。。アレレ。
でもこの時私は、のんびりした良い京都観光のひとときを過ごされている・・・って思ってました。庭の良さが分るのね!?

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観光のお疲れが出たようですね。でも・・・ちょっとどうかな?

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そのとき、ご住職の声が遠くの方で。極々遠慮気味に仰ってましたが、キッパリとした大きな声で「ここは寝るところじゃない!」。

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キョトンとした外人さんに言っておきました。「寝ちゃダメって怒ってらっしゃいますよ」って。やっと門の外にあの看板が出ている訳が分りました。

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日本人には自然と備わった庭園への畏敬の念がありますが、文化の違う方には分らないようです。引率の女性がおられました。その方が前もって説明すべきですね。

雪の日に来た時にも、「アレッ」と思うことを経験しました。この日も観光タクシーさんで「アレッ」を見てしまいました。何かと経験するお寺です。

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あざみの時期になったのですね。

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○ 2 東福寺 塔頭」カテゴリの記事

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コメント

お早うございます。
人気blog Rankingクリック後の一枚。
何かなといつも楽しみ。大好きな作品ばかりです。

先日、友人に紹介したら楽しみに少しずつ拝見しますとメールが届きました。「膨大・・・」と感心していましたよ。

下鴨神社の黄昏「夕焼」も改めて感激しています。

仕事前のいい時間。

投稿: Tacchan | 2008年6月 4日 (水) 09:35

庭園の正しい見方
なんてあるんね
しらんかったです

投稿: munixyu | 2008年6月 4日 (水) 11:40

★Tacchanさん こんにちは♪
お友達に紹介して下さったのですか・・・有り難うございます。膨大な量の写真になってます。「・・・その1」も合わせたら1万2000枚を越えています。
それでもまだ出かけて行くのですから、地元京都市民としても京都はまだまだ魅力が一杯なのでしょうね。
下鴨神社の夜・・・綺麗でしょ。大好きな写真です。何度でも見に来て下さいね。
クリック応援有り難うございます ( ^ ^ )

投稿: りせ | 2008年6月 4日 (水) 12:12

★munixyuさん こんにちは♪
ハイハイ(笑)・・・正しい見方がありますよ。
文化財を護る心を持って、他人に迷惑をかけず、常識ある振る舞い、、そして、寝ちゃダメです。(笑)

投稿: りせ | 2008年6月 4日 (水) 12:18

りせさんの重森三玲氏のお庭の紹介を拝見して、光明院、霊雲院さんを知りました。禅のお庭にそれ程関心はなかったのですが、光明院の波心庭には心を揺さぶられ、霊雲院の九山八海の庭には心が静まる気がしました。以来3月から毎月、光明院、霊雲院さんに足を運んでいます(東京に住んでいるので、年に15・6回位しか京都には行けません)。ご紹介とても有難く、感謝しております。

ところで、波心庭のサツキは(サツキだと思います。新芽が出た後に花が咲くので)、ピンク色に染まるほど一斉に咲き誇ることはないのではないでしょうか。5月に見た時もチラホラ咲きでしたよ。

重森三玲氏作のお庭は、りせさんのご紹介に従って、光明院、霊雲院、芬陀院、龍吟庵の他、GWには松尾大社のお庭も見てきました(東福寺の方丈庭園は昔からよく行っています)。でもお寺さんのメンテナンスの心意気の違いからでしょうか、作庭家の力の入れ様の違いでしょうか。松尾大社の3つのお庭より、東福寺さんの塔頭のお庭の方に、格段に力強い美しさを感じました。

投稿: 写真を愛する者 | 2008年6月 4日 (水) 13:03

こんばんは!さつきがなくても波心庭はいつみても素晴らしいですね。外人さん、縁側が気持ちよかったのかな?眠気に勝てなかったのかな?私も、ここが自分の家の縁側なら好きなだけ昼寝したいです。7、8日にこの前京都の空を飛んでいたNHKの飛行船が静岡を通るみたいです。タイミングよく見れたらいいな~!

投稿: shimasi | 2008年6月 4日 (水) 19:42

★写真を愛する者さん こんばんは♪
このブログを見ていただいてから、行かれる様になったのですか?  それはそれはとっても嬉しい事です。
私もブログ作り出してから東福寺の塔頭、重森三玲氏のお庭も知りました。
松尾大社へも初めて、お庭も全く初めて。土地の狭さと、地形からそうなったのかな?とも思いますが、好き嫌いがある庭ですね。東福寺は力、心が入ってるって感じですね。
メンテナンス・・・そうかあ!・・・そういえばそうですね。下がコンクリート(セメント?)だったら手入れは楽ですね。
光明院では庭師の方に聞いたら「つつじです」って仰ったから、1ヶ月早く来れば良かった・・・と思ったのですが、GWにもチラホラでしたか。八坂神社の石段下の見事なサツキをイメージしてました。お知らせ有り難う御座います。
年に15・6回、京都・・・これは結構スゴイんじゃないですか?! ボーっと生活している私より中身が濃いと思いますよ。
京都旅行の参考にしていただいて、こちらこそ、感謝、感激です。これからも宜しく。

投稿: りせ | 2008年6月 4日 (水) 21:35

★shimasiさん こんばんは♪
人がのんびり寛いでいる姿って、ほのぼのとしてますから、つい考えずに見てました。このお庭を見ながらゴロン・・・は究極の贅沢かもですね。
NHKのあの飛行船が通るのですか?? 良いものですよ・・・ホント乗って見たいです。

投稿: りせ | 2008年6月 4日 (水) 21:49

をを!りせさんの所でこういう例を書いていただけると啓蒙効果抜群ですね〜〜。

思うんですが、寺社に限らず日本庭園というのは“ガーデン”ではないんですよね。あれはあくまで坊さんの修行の一環であり、たまたまその結果を一般の人にもひとつの恩恵または彼ら自身の成果報告みたいなものとしてお披露目してるんですものね。
だから心身を引き締めて『対峙』しなければならないし、禅で言えば問答、つまり一種の対決ですものね〜。

まあたしかに、人を包み込む優しさと、気をすがすがしくさせる凜とした空気を併せ持つので、ごろりとなりたくなる気持ちもわからんでもないですが…少なくとも足を向けて、ではないですな。学生の頃の大昔、詩仙堂で一時間くらい居座っていたときは(今では考えられないけど)正座したり横になったりしてもみましたが、たしかに一瞬たりとも庭から目を離すことはありませんでしたもの。

槇原敬之の歌じゃないですが、そういうとき、外国人にちゃんと説明できるかな〜って自信ないですねえ。りせさん、さすが!
私もそういう場に出くわしたら頑張ってみます。英語は中学レベルですけど。

投稿: よろづ屋TOM | 2008年6月 5日 (木) 11:02

★よろづ屋TOMさん こんにちは♪
昨日詩仙堂に行って来ました。中学の修学旅行生が7-8人来てましたが皆、言われなくても自然に正座してました。
外人は「ジャパニーズ・ガーデン」なのでしょうね。西洋の文化とは違うから、彼らを非難する前にその立場の人が教えなきゃ。
そうですよね、石、砂、水、苔 etc・・・それぞれに仏教の意味があるって。
日本人が海外旅行をする場合にも、キッチリ教えておかないと・・・本人もツアーグループも後ろ指さされるし、彼らこそが日本人の代表だと思われますものね。
京都は個人旅行の外人が地図を片手にウロウロしてますよ。異国で道に迷う事ほど心細い事はありません。そんな時つたない英語でも道を教えてあげれば・・・。
ヘタで当たり前だと思います、ここは日本ですから。困っている外人を見かけたら声をかけます。短い滞在時間に時間のロスはさせたくないですから。私も英語は中学レベル、プラス「度胸」です。
槇原敬之さんの歌って・・・なんでしょうか? 疎いもので。スミマセン。

投稿: りせ | 2008年6月 5日 (木) 12:39

あっ。すみません。
槇原敬之「ハトマメ ~Say Hello To The World~」という歌で、最初はセイン・カミユら日本在住の外人タレントが歌ってたんです。
歌詞を載せるわけに行かないのですみませんがこちら▼をどうぞ。

http://music.goo.ne.jp/lyric/LYRUTND22179/index.html

コミカルですが彼らしい優しさに満ちていて大好きな歌です。
iTuneストアとかなら¥200くらいでダウンロードできたと思います。

投稿: よろづ屋TOM | 2008年6月 5日 (木) 15:33

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