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2008年4月27日 (日)

インクラインと桜の道

新しく来て下さった方は 目次 もご覧ください。写真は全て拡大します。

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南禅寺の水路閣から上の水路を歩いて・・・黄昏時、ちょっと薄暗い桜道ですが。
今日は迷宮???へのお誘い・・・です。

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南禅寺から蹴上までの疏水沿いの道 。

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琵琶湖疏水
大津市三保ヶ崎の琵琶湖取水口から山科・蹴上を経て京都に入る運河。
幹線は蹴上から鴨東運河・鴨川運河(インクライン2ヵ所)を通り伏見で宇治川に直結する約20キロ。第2疏水、分線含め総延長30キロ。

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明治の京都近代化政策の最大事業で、京都府知事北垣国道が計画し、工学士田辺朔郎が1885年(明治18)6月着工。同94年完成。当初は滋賀・京都・大阪間の舟運実現が目的、のちに水力発電増強・水道新設など京都三大事業の原動力に。現在は水道用水確保が最重要役割で、他はほとんど廃止。市街の運河は部分暗渠化された。左京区南禅寺に琵琶湖疏水記念館・インクライン軌道・水路閣がある。

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田辺朔郎 (たなべさくろう)土木工学者。
琵琶湖疏水の設計、工事監督者。江戸生まれ。工部大学校卒業とともに京都府御用掛となり、疏水工事を完成。水力発電所設置を成功させた。東京帝国大学教授。のちに京都帝国大学教授。第2疏水、水道など京都市三大事業にも尽力。墓は東山区、市営大日山墓地。蹴上公園に銅像。1861(文久1)~1944(昭和19)

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ゴールデンウィークが始まりましたね。私は特別に何処へ行くという計画も無く、「花まかせ」の状態です。このあたりは蹴上インクライン広場となっています。

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蹴上ダム。ここで第一と第二疏水の水が合流し、水は浄水用と発電用に分けられ、一部は閘門(こうもん)によって分線に流されています。浄水は向いの華頂山麓にある蹴上浄水場に流れます。

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※説明は「京都市観光文化情報システム」、関西電力HPからです。

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インクライン
琵琶湖疏水の大津から宇治川に至る20.2キロの舟運ルートの途中、水路落差のある2カ所に敷設した傾斜鉄道。蹴上インクラインは延長581.8メートルで世界最長。伏見インクラインは延長290.8メートル。1890年代(明治23~)に完成。台車と船ですね。

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蹴上船溜り(ふなだまり)、ここから桜の並木が始まります。

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インクラインは昭和23(1948)年11月休止となり,昭和48(1973)年にはレールも取り外されました。しかし,市民の要望で,昭和52年に復元されました。南禅寺から蹴上までの坂道に2車線のレールを敷設し,台車に30石船を乗せて往時の姿を再現しています。下を眺めます。

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南禅寺の三門が見えます。

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両側から桜のトンネルです。

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ウェスティン都ホテル京都

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関西電力蹴上発電所は、明治24年8月に運転を開始した日本最初の商用発電所で、琵琶湖疏水の水を利用して水力発電をおこなった。明治45年2月には第二期蹴上発電所が完成し、その建物が京都の産業遺産として保存されています(下の写真)。現在は昭和11年に完成した第三期発電所で発電が行われ、出力5700kW。

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インクラインの途中にも台車が置いてあります。左の建物が第三期蹴上発電所。

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下りて来て疏水記念館の噴水に着きました。

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皆様、楽しいゴールデンウィークをお過ごし下さいませ。私は相変わらず京都をうろうろしております。

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コメント

若い頃初めて水路閣を見たときに思ったのは当時深夜帯に再放送していた何回目かの『タイムトンネル』。
ぐーっと続くアーチはまさに迷宮への入り口のよう。でもそのころはこんなふうに誰もいない写真も撮れましたが、今では人のいない貫通状態の水路閣はなかなか…。
この写真に写っている橋のたもとにある小さな小物屋さんが結構好きで、ウチにある桜柄のぐい呑みのいくつかはそちらで求めました。寄ると欲しくなるんで最近は行ってませんけど…

投稿: よろづ屋TOM | 2008年4月27日 (日) 04:39

うわぁああ
迷宮ー

夜・・・怖そう・・・・

投稿: munixyu | 2008年4月27日 (日) 11:13

こんにちは! 南禅寺の水路閣の水路歩けるんですね。是非行ってみたいです。インクラインの桜見事ですね。以前から行きたいと思っている場所です。ここを作るのは大変な事業だったでしょうけれど、今は、のんびりと花見のコース。車が入ってこれないから、子連れの方たちは安心して花見が出来ますね。感謝です!

投稿: shimasi | 2008年4月27日 (日) 17:17

★よろづ屋TOMさん こんばんは♪
「チャンスは今だ!」と思っても必ず人が入って来るのですよね。
写真に小物屋さん写ってますか? 南禅寺方面の信号の所ですか? あそこはどんなお店があったかなあ??? 見えてて見てないのですね。
「タイムトンネル」記憶にあるような無いような?? タイトルからするときっと見ていた筈です。「ウルトラQ」そういう感じですか?

投稿: りせ | 2008年4月27日 (日) 21:05

★munixyuさん こんばんは♪
そうです。。。夜には決して行ってはいけません。
サスペンスに引きずり込まれます。

投稿: りせ | 2008年4月27日 (日) 21:08

★shimasiさん こんばんは♪
水路閣の上は歩けませんが、水路の横が良い散策路になってます。
ベンチにテーブルもあって、行楽にも最適です。線路の下はゴロゴロ石、枕木があって・・・歩き難いけれど楽しいですよ。

投稿: りせ | 2008年4月27日 (日) 21:13

なんせ私は犬の散歩並みによそ見だらけなもので…
南禅寺側です。半地下ってわけでもないですが、ちょっと地面より下がった感じなので、信号が変わってドドッと人が渡り、雑踏に紛れて横断すると気づかなかったりするんです。ま、一度覗いてあげてください。
りせさんが気に入ってここで紹介したら知名度上がるでしょうねえ。

タイムトンネルは古い米国テレビドラマです。ここで説明はチトはばかられるんで詳しくはWikipediaで見ていただくとして、要するにちょうどリング式バインダーを端から覗いたようなデザインのトンネル状構造物があって、そこへ入ると過去とか未来へ行くことができる…という設定のSFです。

投稿: よろづ屋TOM | 2008年4月28日 (月) 13:20

★よろづ屋TOMさん こんにちは♪
地元民はお土産屋さんはあまり覗いて歩かないから・・・見ていて見てない!! 視界には入っていて頭に入ってない!・・・ようです。
写真の構図ばかり探していてキョロキョロしてるんですね。
昔のテレビは懐かしいですね。深夜に時々やっているのを懐かしく見ています。SF好きですから多分見ていたと思います。

投稿: りせ | 2008年4月28日 (月) 17:56

初めてメールします。結婚するまで京都に住んでおり、いつかは京都に戻りたいと思っています。懐かしい場所を見たり、京都の素晴らしさをあますとこなく撮影されているのを見ると涙がこみあげてきます。私の大好きな京都の今を見ることができ、ほんとに感激です。ありがとうございます。これからも楽しみです。がんばってくださいね。

投稿: さゆきち | 2008年4月29日 (火) 23:58

★さゆきちさん 初めまして♪
コメント有り難う御座います。大変嬉しいコメントに私の方が泣けてきました。有り難うございます。
私はブログを作り出してから、京都って良いなあと遅まきながら分りました。住んでて良かったと思うようになりました。
さゆきちさん、お戻りになられるまでこのブログで懐かしいところを見てくださいね。お寺だけじゃなく町並みも入っていますから、移り変わりも感じられるかも知れませんね。
皆さんのコメントが励みで、こうして続けていられると思っています。こちらこそ有り難うございます。

投稿: りせ | 2008年4月30日 (水) 00:40

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