智積院 梅・こぶし・桔梗
←新しく来て下さった方は 目次 もご覧ください。※写真は全て拡大します。
七条通の東の突き当たりにある「智積院」です。この大きな「こぶしの花」が眼に入ったので行ってみました。
今日の記事を作りながら以前の記事をリンクしようかと見てみると・・・「無い! あの写真が~!」・・・そうなのです。以前は寺院の細かい部分の写真は撮っていても全然載せてないのです。1日の写真の枚数が7-8枚。なんて勿体ない事をしてたのでしょうね。
智積院の諸堂が新しいので何でだろう?・・・とHPを見ていたら、寺院の歴史や焼失した事などを知って・・・
七条通の突き当たりの目立つ大きな寺院なのに、、、有名観光寺院とは少し違うから、忘れていたようです。(この辺りの散策と、特別な時だけ記事にしていました)
庫裏
智積院 (ちしゃくいん)
真言宗の宗祖弘法大師空海が高野山でご入定されたのは、承和2年(835)。それからおよそ260年後、興教大師覚鑁(かくばん)が高野山に大伝法院を建て、荒廃した高野山の復興と真言宗の教学の振興におおいに活躍。
その後、保延6年(1140)に、修行の場を高野山から和歌山県内の根来山へと移し、真言宗の根本道場とした。
鎌倉時代の中頃に、高野山から大伝法院を根来山へ移し、これにより根来山は学問の面でも大いに栄え、最盛時には2900もの坊舎と、約6000人の学僧を擁するようになります。智積院は、その数多く建てられた塔頭寺院のなかの学頭寺院でした。
しかし同時に、巨大な勢力をもつに至ったため、豊臣秀吉と対立することとなり、天正13年(1585)、秀吉の軍勢により、根来山内の堂塔のほとんどが灰燼に帰してしまいました。
その時、智積院の住職であった玄宥(げんゆう)僧正は、難を京都に逃れ、苦心のすえ、豊臣秀吉が亡くなった慶長3年(1598)に、智積院の再興の第一歩を洛北にしるしました。
そして慶長6年(1601)、徳川家康公の恩命により、玄宥僧正に東山の豊国神社境内の坊舎と土地が与えられ、名実ともに智積院が再興されました。
その後、秀吉公が夭折した棄丸の菩提を弔うために建立した祥雲禅寺を拝領し、さらに境内伽藍が拡充されました。再興された智積院の正式の名称は、「五百佛山(いおぶさん)根来寺智積院」といいます。(智積院HPより抜粋)
智積院の大きな狛犬はかなり変わっています。
庭園(名勝)、桃山時代の作庭といわれ、築山と苑池からなる観賞式林泉で京洛名園の一つに数えられている。庭園はこちらです。
桃山時代に長谷川等伯らによって描かれ、祥雲禅寺の客殿を飾っていた金碧障壁画が収蔵庫は残されています。「楓図」「桜図」「松と葵の図」「松に秋草図」等は国宝に指定されています。 このほか、張即之筆金剛経(国宝)、南画の祖といわれる王維の瀧図(重文)をはじめ、仏画・経巻など多数の指定文化財を蔵している。
書院にはその襖絵のレプリカの襖が使用されています→こちらです。
◆夜桜の時のライトアップはこちら→① ② ③ ④ 綺麗ですよ。
◆京都駅からの散策コースとしては→こちらです。
あまり記事にしなかったのは「新しい」ということから建物に魅力が無かったように思います。歴史を読むうちに「ちゃんとしておこう」という気になりました。次にはしっかり残っている諸堂の写真もあわせて記事にします。
今日は「梅・こぶし・桔梗」を予定してたのですが、なんだか途中変更で「様にならない」感じです。(いつもの事ですが)
この日行った時、梅の手入れと通路工事が行われていました。そしてたくさんの「桔梗の苗」が用意されていました。
智積院といえば・・・桔梗の紋ですものね。ほらッ。紺地に綺麗。
夏から秋にかけての桔梗がこれから植えてゆかれます。。。毎年放っておいても咲くのかと思ってた。(なんにも考えてませんでした)
これも「梅」なのか? はたまた「桃」なのか?
5時に鐘が撞かれました。
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コメント
うわ、きれいですね、そして勉強になります。本当にうらやましいです。町のなかいたるところ歴史や色々なものがあるんですもの。結構京都は知ってるつもりだったのに知らない場所や、ことがたくさんあるんですね、毎日驚きの連続です。桜のきれいでしょうね、たのしみです。
投稿: みけ | 2008年3月28日 (金) 02:03
りせさん、おはようございます~♪
前にも書いたと思いますが、2月の大雪の時に京都へ行って、
智積院のそばのホテルに泊まりました。そして朝早く起きて、
智積院に行ったんですよ! 荘厳で立派なお寺ですね。
雪の中、良い香りを放つ梅の花が少しだけ咲いていました。感激です。
本堂ではちょうど朝のおつとめの時間だったみたいで、
何十人という僧侶の方たちの大合唱が聴けて、これまた鳥肌ものでした。
それと会館に泊まっていらしたのでしょう、信徒の方も見受けられました。
フラフラお遊び半分な気分で行ったのが申し訳ないような、そんな気がしました。
投稿: hayashi | 2008年3月28日 (金) 09:51
★みけさん こんにちは♪
街の中が歴史の宝庫ですが、私はただ見ているだけでした。ブログを作りながら私も今勉強中です。
そろそろ桜を見に行きます。
投稿: りせ | 2008年3月28日 (金) 11:29
★hayashi さん こんにちは♪
智積院へは良く行くのですが、やはり修行道場というか、あまり「絵にならない」って感じで、花ばっかり撮ってました。隣の妙法院と並んで大きな立派なお寺です。
若い修行僧の方々を沢山見ます。以前真夏の早朝の梵天口座だったかに行った時、会館で朝がゆとお土産まで頂きました。
投稿: りせ | 2008年3月28日 (金) 11:36
はじめまして!
京都は美しい街ですね。。。♪
まったく無知で恥ずかしいのですが、カラフルな布は何を意味しているんでしょうか?
投稿: トントン | 2008年3月28日 (金) 20:38
★トントンさん こんばんは♪
京都・・・綺麗かどうか???
五色の布ですが、、、以前記事にした時に調べてみたのですよ。そうしたら、「チベットとか仏教、宗教によって五つの色が違うのです。色それぞれに意味があるようです。「魔よけ」とか・・・。説明もまちまちだったりで、頭がグチャグチャになりそうで止めました。
でも、、、ハッとするほどに綺麗でしょ。
投稿: りせ | 2008年3月28日 (金) 22:28
こんばんは、夏と春先の二度行きました。確かにここの狛犬はかなり変わっていますね。大きいし!桔梗私も自然に咲くのだとばかり思っていました。でも 四季折々花が咲いている綺麗なお寺ですよね。
投稿: shimasi | 2008年3月28日 (金) 23:40
★shimasiさん 遅くなりましたm(_ _)m
あの狛犬さん、かなりシンプルで迫力満点。忘れられない顔してます。
桔梗があれだけ沢山植えられるとは知りませんでした。「彼岸花」も綺麗なのですが、あれも補充や手入れされているのでしょうね。
「自然に、なにげなく咲いている」とばかり思ってました。
投稿: りせ | 2008年3月29日 (土) 10:15