« 大徳寺・塔頭 黄梅院 1 | トップページ | 晩秋 岡崎公園 疏水あたり »

2007年12月21日 (金)

高桐院 大徳寺・塔頭

新しく来て下さった方は 目次 もご覧ください。

  
  Imk_9829a_2
※写真は全て拡大します。

散り紅葉、紅葉の絨毯といえば、ここ「高桐院」を思う方が多くおられると思います。
「高桐院」
江戸時代初期の武将で茶人としても有名な細川忠興(三斎)が、父・幽斎の弟・玉甫紹琮(ぎょくほしょうそう)を開祖として慶長6年(1601)に建立された大徳寺の塔頭で、細川氏の菩提寺である。

Imk_9785a

三斎は茶人としては利休七哲の一人といわれる名手で、当院の書院は利休の邸宅を移築したものといわれる。書院に続く茶室松向軒は三斎好みの二帖台目で、三帖の水屋がつき、壁や天井にも趣向が凝らされていて有名である。境内にある三斎の墓標の石灯籠も利休が三斎に贈ったものと伝えられている。書院の庭は江戸初期の作庭、本堂の前庭は楓の樹を巧みに配しているのが特色である。
寺宝では中国南宋時代の画家李唐の山水画二幅が有名で、現存する墨絵山水画の圧巻と賞賛されている。 
境内には三斎とその夫人ガラシャの墓、近世初期の歌舞伎踊りの名手、名古屋山三郎、出雲阿国の墓がある。

Imk_9795a

書院  意北軒と呼ばれ、千利休の邸宅を移築したといわれる。

Imk_9801a

本堂の前庭  通称「楓の庭」と呼ばれる簡素ながら趣のある庭で、一面の苔地の中に一基の灯籠が据えられている。

Dsc_6412a_2

Imk_9865a

風で落葉も移動するようです。

Dsc_6420a

本堂の中を見てます。

  Imk_9860a

「大徳寺 塔頭」は・・・カテゴリー ◆大徳寺 大仙院など塔頭 を御覧下さい。
「つれづれ編」のはこちらです。新緑の高桐院も綺麗ですよ。

Dsc_6415a

  Dsc_6416a

三斎井戸

Dsc_6424a Dsc_6422a

Imk_9850a

Imk_9849a

細川三斎公とそのガラシャ夫人の墓石となっている灯籠です。
この灯籠は初め千利休が「天下一」と名づけ愛用の処、豊臣秀吉がその名声を聞き所望したが断ったもの。利休切腹のおり遺品として三斎に贈ったもの。

Imk_9840a

裏千家・円能斎好みの茶室「鳳来」の前庭に置かれている折蹲踞(つくばい)

袈裟形のおり蹲踞
加藤清正が朝鮮王城羅生門の礎石を持ち帰り細川三齋に贈ったもので、地面低くおさめられているので「おりつくばい」と呼ばれる。
三齋は、灯籠と共に愛用し熊本、江戸間の参勤交代にも持ち歩き、88才の時にここに収められました。

Dsc_6435a

手前と向こうの苔が剥げています。・・・人が乗って水の中の写真を撮っていました。ビックリです。一瞬のことでした。(出来心というより予定していた確信犯な感じ)
熱心にあちこち撮影されていた方だけにまさか・・・残念でならない。人が乗った為に苔が剥げてしまった由緒ある蹲踞。。。せめて由来を読んでほしかった。

Dsc_6439a

これだけ苔むすのに何年かかるのだろうか? 
この秋、苔を粗末にする人を何人見ただろうか・・・悲しくてならない。

ブログ・ランキングに参加しています。
   ↓↓両方クリックしていただけたら嬉しいです。是非応援して下さいね↓ 
 ----------------------------------------------------------------
 ブログランキング 参加中。毎日の励みになりますのでクリックしてね 
     是非よろしく→     こちらも → にほん

ブログ村 旅行ブログへ
 ----------------------------------------------------------------

Imk_9836a Imk_9843a

|

« 大徳寺・塔頭 黄梅院 1 | トップページ | 晩秋 岡崎公園 疏水あたり »

● 大徳寺・塔頭 今宮神社」カテゴリの記事

□6' 【紅葉】 大徳寺 など」カテゴリの記事

コメント

今日の写真たちも素晴らしいですね!
すごく美しいです。

投稿: ヒプノセラピーまんが 角礼寿 | 2007年12月21日 (金) 01:20

★ヒプノセラピーまんが 角礼寿さん こんばんは♪
そう言っていただくと、感激感激です。
有り難う御座います。

投稿: りせ | 2007年12月21日 (金) 01:57

同じ大徳寺塔頭の大仙院が写真厳禁になっていたのも苔に乗って写真を撮るような輩がいるから?痛々しい。
昔は良かったんですよね?ここにも写真ありますものね。
今年行って撮れなくて、なんてケチ(バチがあたる。)なんだろうと思っていました。

紅葉もいいけど、緑もよかったです。(負け惜しみ)

投稿: tennis | 2007年12月21日 (金) 09:47

★tennisさん こんにちは♪
外人が苔を踏んだのを見たときは「苔も大切に育てていることを知らないんだろうな」と思いましたが。
この分じゃそのうち「回遊庭園」を歩かせていただけなくなるかも知れません。
「大仙院」は3年前の夏に行きましたが、説明を受けながら快く撮影させていただきました。私が思いますには・・・
あそこは本堂の周りに庭園がぐるりと囲んでいます。特に石の林立する蓬莱山の方の枯山水庭園は狭い縁先から見て歩くのですが、撮影で一人でも立ち止まるとたちまち渋滞になってしまいます。凄い状況になるのではないかと思います。方丈の庭園も撮影禁止なら淋しい事ですね。

投稿: りせ | 2007年12月21日 (金) 11:21

高級感といいましょうか
わび、さびを感じる
趣き深い
いいところですな

投稿: munixyu | 2007年12月21日 (金) 12:05

う〜ん、美しい。美しいだけに苔の話が哀しく情けないですねえ。

昨今は生きてきた実年齢に関係なく、昔なら人間としての常識を問われるような行動をとる人がすごく増えましたね。
野良の犬猫並みの頭脳なんですよ。犬猫なら気にせずフン(ポイ捨て)もしますし庭にも踏み込みますからね。

外国人でも苦労して植物を育てたことのある人なら苔は踏まないでしょうしね。いずれにせよ、教育ではなくて親の躾と弱者への優しさ・思いやりの問題です。

思うに、京都検定もケッコーですが、庭園等鑑賞免許制度を設けてはどうですかねえ。

投稿: よろ川長TOM | 2007年12月21日 (金) 18:19

失礼しました。▲映画ブログ用のハンドルになってました…(v_v;

投稿: よろづ屋TOM | 2007年12月21日 (金) 18:21

★munixyuさん こんばんは♪
あえて、わび・さびに身を置く高級感ですね。

投稿: りせ | 2007年12月21日 (金) 19:42

★よろづ屋TOMさん こんばんは♪
TOMさん スミマセンでした。TOMさんのサイトを今拝見させていただきました。観光のプロの方ですか?凄いです・京都のこといろいろ教えていただかなくてはならないです。
今年の京都の観光客数が5000万人を越えるとか言ってますが、一過性のブームに乗って来ているって感じのようにも思えたりします。
ライトアップも盛んですが、青蓮院で暗闇に紛れて柵の外に三脚立てて撮っている人がいました。さぞ綺麗な写真が撮れたでしょうね。苔も取れたことでしょう。
ここのツクバイだって乗らずに手を伸ばしカメラを傾ければ、失敗も多いけど撮れます。
ホントそうですね、文化財等鑑賞免許制度が要りますね。京都市民としては見るに耐えないこと多々あります。

投稿: りせ | 2007年12月21日 (金) 20:05

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« 大徳寺・塔頭 黄梅院 1 | トップページ | 晩秋 岡崎公園 疏水あたり »